初デートをした次の日、私はお稽古だった。

同僚と月一で通っているお料理教室。

出来上がった料理の写真を撮って

彼に送ろうとしたら彼からメールが届いていた。


「駅の南側の花壇で待ってる」

「嫌だったら帰ってくれていいよ」


彼がそういうタイプだとは思ってなかったので

びっくりした。けど、嬉しかった。

「もうちょっと待ってて」と返信して

いつもは同僚と駅でだらだらしゃべるのに

早々に切り上げて彼が待っている花壇へ向かった。

ちょっと困ったような顔をして彼が笑った。

自分の気持ちを持て余してる、そんな感じだった。


クールでドライなイマドキの若者。

私は彼のことをそんな風に思っていた。


でも全然違った。

一途でものすごくヤキモチ焼き。

真っ直ぐ私に向かってくる彼の気持ちに押されるように

私の気持ちもどんどん彼へと傾いていった。


こんなに誰かを愛しいと思ったのは初めてかもしれない。