焦った私は急いで彼に返信した。


デートかどうかはともかく一緒にご飯食べに行こうよ。

ちょっと歩くけど行きたいお店があるんだ。


一緒にご飯を食べに行くくらいいいよねと

必死で自分に言い訳してた。


そうして約束をした私たちは仕事の帰りに落ち合い

こじんまりした家庭的な韓国料理の店でご飯を食べた。

とても居心地のいい空間だった。


行きは並んで歩いた道を帰りは手を繋いで歩いた。

彼の手は温かくてほんわかと幸せな気持ちになった。


ふと立ち寄った百円均一のお店で花火を見つけた。


花火しよっか!


いいねぇ~!


なんだかわくわくした。

花火を買って海の見える公園まで歩いた。

カップルが等間隔で並んでるような公園で

ここで花火しても大丈夫なのかな~って感じだった。

しばらく並んで座って話していたけどやっぱり

花火しちゃおう!と二人ではしゃいだ。

周りのカップルには迷惑だったかもしれないけど

楽しかった。こんなデートは久しぶりだった。


花火が終わってシンと静まり返った公園で

手を繋いで身を寄せ合っていろんな話をした。

こうやって二人でいるのが不思議だったし

当たり前のような気もした。

彼が後ろから私を抱きしめたとき彼のドキドキが伝わって

私もドキドキした。キスしたいなと思った。

彼もきっとそうだと思った。躊躇したのは一瞬だった。


私たちは触れたかどうか分からないくらいの

羽のように軽いキスをした。