いきなり「あとがき」からです。

「あとがき」はレーネンさんの本を翻訳されている、そしていつもレーネンさんのイベントを企画してお世話してくださっている伊藤仁彦さんの書かれたものです。

その中にこんな一節があります。

「私個人のことですが、私はこの仕事をしていても、もう去年と同じような心構え、あり方でやっていません。以前は、ウィリアム・レーネンの伝えていること、すべての人に役立つよ、使えるよと思いましたが、今は使う方はお使いになり、使わない方はそれでいいのでしょうと思うのです。」「みんなに役立つ、みんなをターゲットにする時代も終焉を迎えました。」（同書２５８頁）

これを読んで、これまで私が辿ってきた道がはっきりと見えました。

ここ数年は迷子になっていたというよりも、新しい道が目の前に開けているのに今までやってきたことへのこだわりから、その道を進むことを躊躇していたようです。

伊藤仁彦さんと同じような感覚がありながら割りきれなかったのです。

振り返ってみればもう１０年以上前のこと。

マイケルさんや他のスピリチュアルリーダーの著書を「すべての人に」知らせたいと思ってやってきた活動にブレーキがかかりました。

なぁんだ、すべては完璧。

このまま・・不完全なままで完全なんだ。

「今・ここ・私」にすべてがあって、それをこの時間・空間で肉体を持って体験しているだけなんだもの。

あらゆる意図を手放して、この「すべて」に委ねてみよう。

そんな感覚がどんどん強くなって・・・。

「去る者は追わず来る者は拒まず」って感じかな。

そうすると、自分が無意識の世界で意図してきたものが、いきなり形となっていくのを体験することになりました。

それまで抑制してきた人生が一気に形になったというか・・・。

知らない私、だけどどこかしっくりくる私がどんどん現れて・・・気が付いたらパートナーと別れて一人暮らし。

まさかそんな私が居たなんて、真理を紹介していながら自分自身の真理に気づいていなかった(笑)。

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真理はひとつかもしれないけれど、その現われはひとり一人異なるわけだから「すべての人に役立つ」「使える」ものなんて存在しないのです。

そして今、訳者の伊藤仁彦さんの言葉に出会って納得しました。

わかっていながら、過去の信念のようなものを手放せなかった自分がいたんだ。

そんな自分が自分自身をなんとなく腑抜けになったように誤解して時々騒ぐのです。

なぁなぁ、なんかしたら？

前みたいにブログ書いたり、本書いたり、サークル作ったりさ。

年金があるって言ったって微々たるものなんだから、活動を通してお金ももらえるよ。

もしかしてお金のブロック抱えてるんちゃう？

なんて(笑)。

でもこれってまさにグレートリセット。

テコでも動かない私がいます。

そして、この本と伊藤仁彦さんの言葉に出会って、やっぱりこれでいいんだと納得したわけです。

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時々、以前の私のことを思い出すとあの「熱さ」を「暑苦しい」と思った人がいっぱいいるんだろうなと苦笑します。

ま、それはそれでひとつの体験。

どんな人のどんな体験も、そして私自身のこんな体験も・・・すべて完璧で尊いものです。

すべての体験をリスペクトする！

それこそが本当の真理じゃないかと思うのです。

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だからといって何もしないわけでもなく、これからレーネンさんの言葉に触れて私の中から響いてくる言葉をシェアしていきたいと思っています。

興味のある方は、読んでくださいませ。

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レーネンさんの『スピリチュアルフレーズ集』より