長らくブログをご無沙汰していたら

様々な方よりコメントをいただき、それぞれの想いがあってこそ

このブログを読んでいただいているんだあと感動しました。


ご無沙汰していてごめんなさい!あせる

コメントありがとうございます。そして書き続けるようにしますので

よろしくお願いいたします。


さてNPOデフNetの中にある学童保育デフキッズの1泊2日キャンプから帰ってきました。


デフキッズとは

聴覚障害児を対象にした学童保育です。


そこで夏休みはさまざまな野外活動を通して

「生きる力」や集団行動をサポートしています。


デフキッズのブログがありますので

キャンプの活動様子をごらんください!

http://blog.so-net.ne.jp/Deafclub-Deafschool/


さて、この夏は

熊本で開催された「第18回ろう教育を考える全国討論集会」に参加してきました!(≧▽≦)


ここで思ったのは

ろう教育が「手話での指導」を前提にしたうえで

指導方法など、さまざまな討議がなされているレベルになっていることでした


聴覚口話法は残っているものの

補聴器を活用した発声指導というものがあまりないのです


それには多分これまでが充分そのような指導方法で討議されていたのでしょうから

現在は「手話での指導」に未知の領域があるため

そんな討議がなされているのだと思います


確かに指導者は聴者が多いでしょうし

聴覚障害児の親も聴者が多いからでしょうね


私は聴覚障害児対象にした学習塾デフスクールの講師して9年目ですし

また学童保育デフキッズのスタッフでもあります


ろう学校の生徒

普通校に通っている聴覚障害児


さまざまな聴覚障害児をみてきましたが

自分の経験も含めて深く突っ込んだ会話をするのには


手話が必要不可欠


口話だけでも可能な生徒もいるでしょうが

それは氷山の一角といった優秀児と言われる生徒だけかも知れません


たとえば

たくさんの本を読破しているなど

難しい単語・語彙を知っている子供に限定されるものと思います


そうでないと

様々な深い話をするのに言葉を知らないでは何も始まらないからです


手話だと視覚言語ですし

口話よりも理解しやすい言葉

キャンプの時もそうでしたが、ひとつひとつの行動、叱るのに「ナゼ?」を説明する時に

手話だと難しい言葉でもスムーズに説明できるし

また、その言葉の意味を説明できる


そして、それを子どもたちも理解できるから

行動が伴うのですね


口話だと

どうしてもゆっくりになるし説明しても

すべて分かったかなと気になる

分かるように簡単な言葉で説明することになるから

限界を感じますね


一般社会の中で生きて行くには口話があった方が便利でしょう

しかし、すべてスラスラはなせるとまではいかなくても生活していくのに便利な手段として

カタコトでも発声ができるぐらいなら構わないのではと思います


手話は意味レベルでの理解が十分に可能だから

意味レベルをより深く理解していけば


発音能力ではなく


さまざまな語彙

そして知識が深まる


それは大きな力になりますね


発音は

聴力によって個人差がある

それは事実だし

聴力が軽ければ発音獲得がスムーズにできるし

重ければ発音訓練は地獄の訓練にもなってしまう

それはメンタル面でも過ぎると良くないし。


理想は

どっちもできることでしょう


しかし

手話に重点をおきつつ

口話はその子の能力に合わせながら

訓練していった方がベストではと思います