いやぁ~本当に便利な世の中になりました…聴覚障害者にとって。
昔と現在の、聴覚障害者を取り巻く環境の変遷について
具体的に述べたいと思います。
昔…
1.聴覚障害者に対する差別・偏見がかなりあった。
2.社会福祉サービスがなかった。
3.通信手段…電話
そのため、周囲の聴者に電話のお願いをしなければならなかった。
4.職業が、理容・洋裁・クリーニングといった、技術業の仕事が中心。
現在…
1.FAX、携帯メール、パソコン(テレビチャット)、テレビ電話によって、聴覚障害者が自分で連絡取れる時代になっている。
2.字幕デコーダのおかげで、字幕付きテレビを楽しめる。
3.手話に対する理解が普及し、手話通訳者によって情報保障を得られる。
4.講演会などに、手話通訳がつけられる。
5.聾者でも大学へ進学する人が増えた。大学でも手話通訳、ノートテイクによる情報保障を配慮した体制が取られるようになってきている。
6.職業の幅が広がってきた。
7.手話劇、手話歌など「ろう文化」が、社会の中で認識されている。
ナドナド、本当にめざましい発展ぶりで、本当に変わったなぁ、便利になったなぁと家族で話しています。
この時代に生まれくる聴覚障害を持つお子さん、また学生の方は本当に恵まれていると思います。
不遇な時代に生きた年輩の聾者達が、この差別・偏見と闘い、理解を得ようと「ろうあ運動」を展開してきたからこそ今があるのですね。
引き継がれている私たちも、聴覚障害者を取り巻く環境を向上させるべく、
次世代の子どもたちが、聴者と対等な力、立場で
一人の人間として幸せに生きるよう
頑張って行きたいとオモイマス。