前回、旧国道18号 軽井沢-熊野平 バス10分乗車記 の続きとなります。

 

本記事のテーマである、上越線・信越線(※えちトキ・しな鉄含む)経由の碓氷峠への旅は、今回で終わりを迎えます。

前日夜を長野で過ごし、軽井沢には午前中到着、この時点で未だ昼過ぎということで、万全の状態で碓氷峠越え(下り)に臨むことができました。

 

バス乗車は歩行が可能かを確かめる目的でしたが、今回は下り徒歩でどれだけ時間がかかるの確認するためです。

■碓氷峠から7キロ、バスで10分、徒歩で??分

※熊野平への階段脇にあった親切な案内板

コロナ禍以前は、ジムのトレッドミルで10キロを1時間目安で走っていましたが、環境が違い過ぎて距離感・時間がつかめません、82というカーブの数は分かりやすいですが。

 

 

■熊野平 13:30発

駐車場から、急勾配の階段を登ります

 

 

左側が軽井沢方面。短いトンネルの先に地面が見え、ここからさらに勾配を登ることがわかります。

右側が、横川方面。熊野平の駅とホーム跡、建物は変電所跡。心霊スポットとして有名です。

 

 

      

 

※右奥にある10号トンネルから、スタート

100メートルほど出口へ、すぐに9号トンネルと8号トンネルが見えます。

 

   

 

さらに7号トンネルを抜けると、本日最初の橋、第六橋梁を渡ります。

 

       

 

ここからは、先程まで歩いていた旧道18号が眼下に見えます。

 

 

 

数分で、6号トンネル入口に到着、距離は最も長い546メートル。

排煙口の設備もあります

 

      

 

 

10分程歩くと、出口はこの景色!

そしてこの賑わい!!

6号トンネルまでは、数人とすれ違う程度でした.....

 

 

かつての在来線特急「あさま」が走っていた橋梁、線路跡を確認!!

 

 

 

めがね橋を通過!!

■碓氷第三橋梁 14:00発

※有名な写真は、ほぼ真下を通る旧道18号からのものですが、階段往復で30分かかるとのことで今回はやめておきました。。

 

 

次の5号トンネル(200メートル)を抜けると、4号(100メートル)、3号(70メートル)と短いトンネルが続き、ここからは下り勾配となります。

 

いつの間にか、旧道18号が真横を走っていました...

 

    

 

■碓氷湖前 14:10発

この区間は下りだったこともあり、休むことなくひたすら歩き続けました。

※碓氷湖も下に降りるまで時間がかかりそうでしたので、眺めるだけで通過しました

 

    

 

2号トンネルを通過

出口付近に剥き出しの鉄骨を確認、補強跡のようです

案内柱が黒で見ずらいですが...

 

    

 

 

第二橋梁、1号トンネルを通過

旧道18号が頭上を交差するように走ります

 

しばらくしてトレイルランの方と遭遇、心の中で声援を送りました

 

     

 

そして写真は、興奮のせいかブレてしまいましたが

 

「中山道」はこちら... の案内が!!

 

迷うことなく、アプトの道を外れて崖を登りました....

 

 

数メートル程度登り道路沿いに出ると、立派な小屋を発見

 

「旧中山道」とあります、中山道※旧道18号とは別の道です

 

 

●ピンクの太線が、旧道18号

●水色の太線が、アプトの道※線路跡遊歩道

●緑色の太線が、旧中山道※碓氷峠旧道

明治、大正、昭和に建てられた道路や線路(跡)に歴史ロマンを感じましたが、関所があった江戸時代の頃の本当の旧道が、今でも存在していることに衝撃を受けました。

 

大きく書かれた「旧中山道」の文字が挑戦的に見えます。今では、登山道のはずですが、かつてはこれが「道」だったことを思うと、舗装された遊歩道を歩く自分はまだまだ未熟で、何だか恥ずかしくなってきました。

 

いつかは、旧碓氷峠、熊野神社、そして軽井沢へはこのルートで制覇!!

その気にさせてくれる案内板でした

実現は、まあ厳しいですが.....

 

 

10分程眺めてアプトの道へ戻ります。

僅かな距離、登ってきた崖を下りるだけだったのですが......

 

 

下り過ぎたせいか、まさかの迷子!!

この景色と看板で本当に焦りました.....

一旦道路に戻って、今度はゆっくりと足元と周辺を観察しながら、何とかアプトの道へ戻れました。。

 

 

初めての地でよくあるパニックだったかもしれませんが、一瞬覚悟はしました...

 

そして数分歩くと、景色は一変します。

 

■峠の湯前 14:35発  ※熊野平から約1時間

 

アプトの道と並行して走るトロッコ列車「シェルパくん」が停車中でした

 

 

架線跡が見えましたので、奥に進みます

山の木々に囲まれた先程の風景ではないので、安心です。。

 

線路跡まで来てしまいました.......

 

廃線から20年後の姿

痛々しいとは感じませんが、架線柱の存在が本当に有難いです

 

軽井沢側には、この先禁止の案内があり、ある意味ほっとしました

先程の一瞬迷子(遭難)の件もあり、歯止めになります。

 

    

 

横川方面にはなかったのですが、もちろんこの先はやめておきました。

よく見ると、中心部分に何かいます。。。。

 

 

近づいてみると、サル でした.....

 

 

野生動物には注意の立て看板がありましたが

この場所*すぐ隣は宿泊施設、で遭遇するとは......

 

 

 

予定以上に寄り道をしてしまったので、アプトの道に戻ります。

ここからは、線路沿いをひたすら下ります。

 

かなり歩きました.....一旦振り返るとこの景色

 

 

そして正面の風景がこちら

線路沿いで見晴しは最高なのですが、この先がはるか彼方のように見えます

 

 

下り勾配でアスファルトで舗装された道に、ブレーキをかけながら下る感じで、お尻と太腿の裏がパンパン気味です

 

■丸山変電所前 15:00発 ※峠の湯から30分

 

 

■上信越自動車道下 15:10発

 

遠くから気になってはいましたが、近づくにつれその高さに圧倒されました

 

自然の緑と、線路跡、線路、架線

この立派な建造物!!!

 

人類の偉大さすら感じます

 

 

最後のご褒美、フィナーレがこちら

機関車が近づいてきました、出迎えてくれました!!

 

 

碓氷峠鉄道文化村が見えてきました

いよいよ終着です

 

 

起点に到着...... 下りてきただけですが.....

 

アプトの道

 

峠の湯からここまでが2.6キロ、長い....

ほぼ線路沿いで急な下り坂。

 

熊野平から6キロ、今回の下りが寄り道を除くと約1時間半

上りは約2時間??

軽井沢から熊野平が7キロ、旧国道18号徒歩3時間??

 

次回は、碓氷峠越え(横川ー軽井沢)徒歩5時間記になりそうです。

 

■横川駅 15:30着

 

 

構内が一変していました

8月は、信越本線135年の歴史でした

嫌いではないですが......

 

 

■横川駅 16:00発

 

久々の運動のせいか、すでにお尻と太腿がやばかったです....

翌日の筋肉痛は予想通りでした。

 

 

最後の写真がこちら

 

前日の沼田駅で目撃した「群馬へようこそ」にはイラッとしましたが、こちらは素直に嬉しく、また来ようかなって感じにさせます。

まあ、これとは関係なくまた来ますが。。。。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

翌週本番👇に続く