『 シンプル・アクシデント / 偶然 』を鑑賞。
他国との共同製作とはいえ、イラン映画を観るのは初めてです。
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕
かつて、不当な理由で投獄されていた主人公。
看守には、日常的にひどい拷問を受けていた。
やがて釈放された後、偶然その看守とおぼしき男を見かけ、反射的に拉致してしまう。
が、投獄中は目を塞がれていたので、男が本当にその時の看守かどうか、段々不安になっていく。
そこで、主人公は同時期に投獄されていた仲間達を訪ね、真偽を確かめて行くが…。
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕
印象的なのは、カメラを据え置きにしての長回しの多用。
俳優陣は膨大なセリフ量で、「 彼が本人かどうか 」を議論していく。( なかなか結論が出なくて、中盤はイライラしたが(苦笑) )
このあたりは、舞台劇を観ているよう。
また、冒頭の車内シーン以外に音楽が流れないので、観ている側の意識は自然と緊張感あふれる会話にフォーカスされていく。
そして、解釈が分かれるだろう、ラストの主人公の後ろ姿のショット。
果たして、再び地獄の日々が始まるのでしょうか…。
全編、サスペンスフルな展開で、大満足でした。
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕
安直な意見だと思いますが、再び映画製作が行われる安全で平和な日常に戻って欲しいと、心から願います。
