二百三高地 | 風化水脈

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思い出の映画

二百三高地

 

生まれて初めて映画館で観た映画がコレだ。

 


勿論、コレが観たくて映画館に行ったのではなく

母親に連れて行かれたのだ。

 

確か小学校4年か5年の時だったと思う。

 

私の住んでる街には当時映画館は一館しかなく

今でも痛烈に覚えてる。

 

母親にしてみれば

 

この映画を観たいが、子供を

ほったらかす訳にもいかんので

連れて来たんだと思うが・・・

 

当の私は戦争映画とも知らんかったし

 

物語の意味もよく分からんし

戦い・殺戮のシーンはグロイし

さだまさしの主題歌は超恐ろしいし(名曲なんですがね)

完全なるトラウマ映画でした。

 

たまに夢に出てきて恐ろしい思いもした。

 

 

ただ今考えると

 

私が映画好きになったのはこの映画体験が

キッカケになったのかもしれない。

 

因みに、当時は映画館の中でのマナーは

 

あってないようなもんで

普通にタバコ吸いながら観てるおっさんとかもいた

今じゃ考えられんが。

 

さらに因みに言えば

 

この映画の主題歌

さだまさしの「防人の詩」は数年の間

私の中では恐怖ソングとして

頭にこびりついてました。

曲後半、震える声で絶叫に近い感じで

歌い上げるさだまさしは

何かに取り付かれたようで

怨念すら感じる。

 

そんな「防人の詩」

 

清春がカバーしておりますが

オリジナルのさだには到底及ばず(当たり前だが)

PVのナルシスト全開ぶりだけは

気色悪さとしてさだに勝ってます。

それもまたアーティスティックな部分なのだろう