真ちゃん
彼のことをそう呼び始めたのはいつからだろうか?
昔はあんなに嫌いだったのに
今は何故か愛おしいと感じるほどに大切だ
彼のバスケはすごかった
どこからでも入るシュート
緑間シュート何ていって茶化したりしてたけど凄く憧れた
俺の目はいっつも彼の為に動いていた
行き帰りもずっとリアカーでいってた
最後までずっと俺が引いてた
何事にも人事を尽くす彼はバカっぽくて
でもでも……
明日卒業だなんて考えたくない
子供見たいにそう思う
ベットにバタンと寝転がり天井を見た
手をまっすぐ天井に向かって伸ばす
別に何もなかったが空で手をグッと握る
何も掴めなかった
俺とエース様のいた秀徳は一度も優勝できなかった
それでも楽しかった
目から水がこぼれた
真ちゃんのバスケ人生は終わった
大学では医療関係で頑張るらしい
もう二度と二人でバスケできないんだな
実感はわかなかったが
何故か苦しかった
もう今までみたいに毎日会えないんだ
リアカー引くのも明日で最後なんだ
『真ちゃん』
裏声で言った
今俺は凄くカッコ悪い顔してんだろうな
ケータイのバイブル音
ケータイが示したメールの送り主
それは俺の秘密
内容も俺だけの秘密
それから俺が家を飛び出て真ちゃんの家に行ったのも……
それから真ちゃんと交わしたことも秘密
最初で最後の……
──────
最後のところはアレです
書きたいけどここで書けない気しかしないんでwwww
アメンバー限定で出すのもいいかな?なんて考えたんですけど
そんなにメンバーいないな、みたいなwww
アメンバー来たら裏描こうかなんて思ってます_(:3 」∠)_