2023年1月。




内視鏡検査について

書きます。




内視鏡検査とは、

肛門からカメラを入れて

腸の内部を見る検査なのですが、

これが直腸がんの

私からすると、

とんでもない

地獄の一丁目だったのです。




まずは前々日の夜に

1錠の下剤を飲みました。




本番の下剤は

内視鏡検査の前日にやる

モビプレップだったのですが、

私の場合、

この1錠の下剤だけで

地獄でした。




飲んで数時間すると

便意が来るのでトイレへ。




自然と便が出るのですが、

わたしの直腸には

癌の腫瘍がある為に、

便が直腸を通過する毎に、

意識を飛ばす程の激痛が

全身を走るのでした。




便が終わっても

余りの激痛に

部屋まで歩いて

戻ることもできずに、

看護師さんの助けを

必要とするくらいでした。




しかも激痛をやわらげる為の

唯一私に効果のある座薬も

下剤中の為に、

使うことも

出来なかったのです。




内視鏡前日の朝からは

モビプレップという

液体の下剤を

大量に飲まなければ

いけません。




この様な液体を約2リットル。







内視鏡を肛門から入れる為に

便を完全に身体の中から

無くす為の下剤です。




要するに出てくる便が

この液体と同じ

無色透明になるまでに、

このモビプレップと水を

交互に飲み、

便を出し続けるのです。




癌の痛みと闘いながら

2リットの液体を飲むだけで

意識は遠のいていきます。




そしてトイレへ行き、

激痛の直腸通過。




これを便が透明になるまで、

何度も何度もずっと繰り返します。




トイレへ行く回数は

10数回以上、、、

もう記憶すら無くなります。




トイレの回数は

覚えていません。




時間にして約4時間ほど、、、。




便が透明になる頃には、

顔はやつれ、

身体は前かがみになり、

廃人のような姿になります。




ヨダレを垂らしながら

『うぅー』

といううめき声を

ずっと出し続けて

いました。




便が透明になったのを

看護師さんに確認してもらい、

この地獄の作業も

終了となります。




終わった頃には、

ほぼ気絶状態で

いつベットに戻ったのか、

いつ寝たのかも

分からない状況でした。




もちろん、

下剤をやる前日夜からは

絶食状態。




まさに地獄でしたが、

この地獄は

まだまだ

続くのでした。




続く。。。




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