普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習を受けてきました。 | データル総業株式会社の非公式スタッフブログ。

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みなさん、こんばんは。

データル総業の匿名社員のAです。


さて、指定管理業者として、とある公共施設に所属していることから、

業務の一環としてAEDの取扱い等救命救急を学ぶべく、東京消防庁にて講習を受講してきました。

救命講習テキスト



救命救急というと、人口呼吸が思い浮かぶわけですが、

人口呼吸1


人口呼吸2


現在では、感染症リスクの増加や人口呼吸よりも胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)によって

血液を循環させることで血液中の酸素を全身の細胞に行き渡らせることのほうが、

より重要との観点から、救命救急用のマウスピースがないままの人口呼吸は行わない

というのが常識になっているとのこと。


知りませんでした・・・。


けっこう、口臭がキツイとの話も・・・。




胸骨圧迫(心臓マッサージ)も、勝手なイメージとしては、心臓を何度も押すことで、

ちょうどスパークしずらくなった昔の車のセルを何度も回して点火させるみたいに、

もう一度心臓を動き出させる「刺激」を与えているのだとばかり思っていましたが、


実際は、動かなくなった心臓という血液循環「ポンプ」を手動でつぶしては戻ししながら、

血液を循環させるために行っているのだと知り、思い違いをしていたことに気づき

愕然としました。

1回の「つぶして戻す」で、ようやく約ヤクルト1本分の血液を循環させるそうです。

これを1分間に100回のペースで繰り返す必要があるとのこと。


結構しんどい・・・。


リズム的には、SMAPの「世界にひとつだけの花」のリズムだそうですが・・・




人形相手とはいえ、とても口ずさむ余裕すらなく、ただ、疲れました・・・。



さらに、肝心のAEDですが、勝手な思い込みとしては、強烈な電気ショックを与えることで、

止まっていた心臓が、その刺激で再び動き出す・・・というイメージでいましたが、

実際は、ドクンドクンと収縮しているべき心臓が、

ぴくぴくと痙攣をおこしてポンプの役割を果たさなくなった状態が心臓発作であり、

この「ぴくぴく」と細かく痙攣してばかりで、きちんと収縮できなくなった心臓を筋肉を、

電気ショックの刺激によって、細かい痙攣を止めてしまう装置との説明を受け、

これまた、自分の無知に衝撃を受けました。


電気ショックで動きだすのではなく、電気ショックでエラーを起こしている心臓を強制終了させる装置が、AEDでした。


これまで、AEDの別名、除細動器の意味がまったく分かりませんでしたが、

今回、はじめて、言葉どおり、細かく痙攣してばかりで、

ちっとも収縮しない心臓の、ぴくぴくした動きをいったん取り除く(強制的に止めてしまう)

装置だと知り、勝手なイメージとの違いでこれまた衝撃を受けました。



結局、胸骨圧迫(心臓マッサージ)という、手押しのポンプを続けないことには、

あっさり人って死ぬか、脳に血液が回らずに脳が死ぬか、するんだな・・


と思い込みではない、正しい知識が必要だと実感した、4時間でした。






AEDは、上半身、むき出しにしないといけない(ブラジャーや肌着をすべて取って、胸をはだけさせないといけない)という制約があるときき、僕はこんな状況を妄想したわけで・・・



人口呼吸3



「えっと・・若い女の人が倒れていたら、やっぱり女の人を探してAEDやってもらうべきですよね!?」


と講師の方に質問したところ・・



講師の方が回答するよりも早く、



僕とペアを組んでいた、初対面の大きな胸の色っぽいお姉さんが


「一分一秒を争うことなんだから、Aさんで全然OKよ!!」


と答えてくれたのですが




いやいや、しかし・・・、



あなた自身が、僕にあなたの肌を露わにさせて、


AEDして、さらに胸骨圧迫していいと許可してくれても、


そして結果、あなたが救われて命が助かって、


あなたは良くても



妻子持ちの僕がそれをやってしまった場合、僕は、たぶん救われない気がする・・・。



と内心、大きな宿題を抱えて講習会場をあとにしました。




さて、人形相手ではありましたが、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、あちこち余計なところに力が入っていたこともあってか、

5分ほどでもう腕がパンパンで、現在は筋肉痛です。


とても、救急隊員が到着する15分から20分間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)やり続けられる自信ないです。


ちょっと、今日から、腕立て伏せとダンベルでも始めようかと思った次第でした。




追伸・・うちの奥さんは、PTAの関係で、普通救命講習を以前受けていたのですが、上級コースがあるのを知り、年明けの上級コースに申し込んでいました。

どうやら、自分より僕のほうが少しだけ上級者コースだったことが、少し腹立たしかったようです。


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