「ダーウィンズゲーム」
11話。
まぁ、こんな時に何だ・・・緊急事態宣言が秒読みだって。
だからどうしようもないのだけれど、家で作品を観る。
ちょっとバイオレンスチックな、ダーウィンズゲーム。
これもシーズン2に向けての、
最終ボスキャラ攻略にはまだまだってところで終わり。
何だかね、1クールでやるものって、
このところみんなこんな感じで、どうも腑に落ちない。
そりゃ、1クールやってみて、反応次第で2クール作るかどうか、
判断しようっていうのは分かる。
でも、そういうの、もう見え見えだし、
いい加減1クール完結型にして欲しい。
正直ね、イライラするよ。そういう大人の事情。
観ていて、せっかくいい感じで進んできたのに、
後半、あ、また中ボスくらいで止まりかぁ、って分かっちゃう瞬間。
がっかり・・・。
でも、作品は良かった。
うん、僕の趣味に適っていたと思う。
そんなにバイオレンスなものって、
最近本当に観ることができなくなっていて、
そういう種類の作品よりは、
日常アニメに代表されるような、ほのぼのしたものが好きで。
だからなのか、バンドリとかそっとが心待ちで仕方ない。
あれはけいおん!やラブライブに匹敵するものかも知れない。
ともあれ、ここに登場する高校生、須藤要くんは、
最初はホント高校生らしさがきちんとあって、
しかも主人公は死んだりしない、っていう大前提があるから、
結構安心して観ていられた。
ガキっぽい考えや行動というものが、
往々にしてストーリーを邪魔して、グダグダするのが、
一昔前の定番だったけれど、
ここの主人公は、何となくいい具合で成長し、
自分の状態や置かれた立場なんかをさっさと理解して、
そこできちんと目的を持って行動し始める。
その展開というか、タイミングは絶妙だったかも知れない。
いきなり大人になるのは不自然だし、
いつまでもガキなのもイライラする。
後先考えずただただ真っ直ぐなキャラって、
どうも苦手なのだ。
それは確かに魅力のひとつなのだとは思うのだけれど、
最後にはその、当初未熟としか思われていなかった、
理想的信念が勝利するのだ、なーんて展開は、
正直もう見飽きた。
「クラン」と言われるファミリーはそれぞれのプロフェッショナルで、
それは、オーシャンズ11みたいな、無敵の集団になるわけだが、
その辺はすごく心を踊らせるものがある。
やっぱり圧倒的な強さって、観ていて気持ちがいい。
それなりに苦戦しながらも、最後には当然ながら、
主役が勝つ、というのも、まぁいいのだけれど。
最終的に次のシーズンがあったとして、
ラスボス戦はきっと頭脳戦になるわけで、
まぁ、期待したいところではあるのだけれど・・・。
というかね、こんなものに巻き込まれたくないよ、僕は!
自信家ってのが一番危なくて、弱い、っていうセオリー。
そんなのはアニメの中だけ。
中には本物がいるのかも知れないけれど、
大概は、ある程度強くて、イキガッてるお山の大将が、
泡を食ってやられちまう、この王道の展開。
それがいいのだけれど、うん、まぁ何の文句もないが、
きっとその見せ方なんだろうね。
何だか、僕が思い描く、作ってみたい作品に、
かなり近いような気がして、
思わずその案を練り直そうと思ったほど。
うん、それはちょっとした反省と学習だね。
流石にここまで色んなものを節操なく観ていると、
目も肥えてくるものなのかも知れない。
何だかね、このところ、ずっと気分が良くなくて、
塞ぎ込んでる日が多い。
だから、きっと求めるものは、ストレスの発散、
乃至、ストレスの軽減、ストレスの発生の抑制。
そういう対処療法的な、後手後手ではあるものの、
何とか生き残っていくための一つの逃げと言うか、
ファンタジーでの思考や感覚の解放、
そういうものが必要な気がするのだ。
だから、もしかしたらリアルにこんなことが・・・!
みたいな、そういう面白さっていうのも、
実際に、面白いと感じることができれば勝ち、というか。
一見、無限の可能性を持っているかのような、
魔法の神器、スマホ。
きっとこういうの、増えるだろうね。
ファンタジーもの、日常もの、軽いSFアクションもの、
まぁ、広義で言えば、そんな部類で、
業界は進むのかも知れない。
鬼滅の刃みたいなものも、あったけどね。
王道で勝負するのか、ニッチなところを見つけるのか。
これは観ている方としても、十分に期待してしまう部分で、
どっちであれ、否定するつもりは毛頭ないけれど、
おそらく勝敗は微妙なところでつくのだろうな、なんて。
というような、相変わらず、回りくどくて妙なことを、
ぶつぶつ考えつつ、僕は作品を観続ける。
映画館に行けないこともあってか、
家でおとなしくしてることも、苦痛になってきて、
ホームシアターをバリッと鳴らしながら、
少しでも気持ちを外に出そうと、必死なわけだ。
しかし、それにしたって、コロナ騒ぎ。
はぁ・・・ナンナンダヨ、イッタイ。
いい加減にしてくれ・・・。