「孤独のグルメ シーズン7」 | 雑踏に紛れて

雑踏に紛れて

風の吹くまま、雲の赴くまま、常に過ぎ行く刹那、
闘うナルシスト、エゴイスト、ギタリスト、
日々の状態や思うがままの主観、

 

 

 

遂にと言うか、何というか、

シーズン7まで来てしまった、すごいドラマだ。

 

勿論、全て観ている。

間違いなく観そびれているものはない。

 

7に来て、韓国まで行ってしまったのだが、

いや、まぁ台湾に行ったこともあったっけ・・・確か・・・。

 

記憶力に難ありなので、そこはちょっと仕方がない。

だって、その為にここに記録を残している、という意味もある。

 

自分で、何を観たのか、まるで分からなくなってしまうのを防ぐ為、

そう、それが、ここに記録してゆく第一の目的なのだ。

 

しかしだね、松重豊さんは素晴らしいね。

もう大ファンだよ。

こんなに適役があったなんて、これはちょっとした幸せに違いない。

 

僕は、正直、そんなにグルメな人間ではない。

でも、そういうことじゃないのだ。

 

碁や将棋ができなくたって、

それらをテーマにしたアニメやドラマなんかに夢中になれるように、

僕らは十二分にその想像力でもって色々な楽しみを見つけることができる。

 

ここに僕に大きな影響を与えつつも、

それを実際行動に移させない素晴らしい作品がいくつもある。

 

 

勿論、今までも料理やグルメをテーマにしたマンガやアニメ、ドラマ、バラエティ、

何でも怒涛のごとくあったことはあった。

 

でも、そんなに夢中になれるようなものはなかったと言っていい。

大食いチャレンジなんか、よく観てたけれど、そういうのともまた違う。

 

これは本当に日常に根ざした、ささやかなエンターテイメントなのだ。

こじんまりとしてて、尺にピタリと収まって、何の害もなく、確実にちょっとした幸せに辿り着ける、

そういうのが、とてもとても貴重なのだ。

 

僕には外せない絶対的なドラマだ。

 

そして、当然のように原作は読んでない。

更にこればっかりは、原作を読んでもおそらくは十分に楽しめるだろうと思われるのだ。

 

事実、先に実写を見て、原作に戻ってあぁ、こういうことか、なんて思うことはしばしば。

まぁ、はっきり言って、原作のマンガとか小説を読んでる時間は僕にはないのだけれど・・・。

 

その分の時間があったら、少しでも動画の作品を観ておきたい、

今はそんな感じで、文字ベースのものより、まだまだ途方もないくらい眠っている、

アニメや映画を掘り起こしたいのだ。

 

どうして、今、こんなにもそこに終始しているのか、

それは僕にもよく分からないのだけれど、

とにかく僕は今、吸収する新しいスポンジみたいに、

貪ることに命をかけているのだ。

 

それくらい映像を渇望している。

 

これがきっと僕のエサなのだ。

今はそう。間違いなくそう。それが正しいと言える。

 

そうだな、あの頃は狂ったように観ていたなぁ、という時期が、

思い出せるだけでも、人生の中で何度かある。

 

まさにその時期を越えて、その先にやっと、創作への道が待っていたような気がする。

その例に漏れずであることを取り敢えず祈るばかりなのだが、

タイミングというのは、外さなければ、必ずやいい糧となる。

 

だから、僕は井之頭五郎さんが、毎日の昼食にいったいいくらをかけているのか、

ものすごい気になりつつも、それをニヤつきながら観ていられるのだと思う。

 

あんなに食うことに金をかけられる人こそが、主役を張れるドラマなのだ。

アニメじゃなくて、実写のドラマになって、本当に良かった!

 

滅多に腹を空かせたりしない僕も、何かが食べたくなってきた。

 

不思議。

でも、それは、うーん、当たり前といえば当たり前なのかも知れない。

飯テロ、なんて言葉が市民権を得ている時代だ。

不思議でも何でもないのか。

 

ホントは、チーズナンのカレーが食いたくて仕方がないのだけれど、

今日は家のカレーが待ってる、それで十分。

ただし、明日、またカレー屋に行くことになったとしても、

僕は少しも躊躇ったりはしないと思うけど。

 

うん、良くも悪くも、それが僕という人間で、

そんな僕が大好きなシリーズはまだまだ終わらないことを祈りつつ、

 

「さて、店を探そう」

 

・・・、とくるわけだ。