ハワイに行くと必ず寄る、大好きなショップ「PAPYRUS（パピルス）」。
文房具とカードの専門店です。
2019年12月のハワイ旅行記を思い出しながら綴っています。
（テーマは専門であるアート、色彩心理、アートセラピーなどに寄せています）
美エイジング®︎協会代表理事・桜井まどかです。
PAPYRUSの品揃えは、アメリカらしいカラフルなものではなく、シックなデザインで揃えられ、ハイクオリティが売りです。
パーパーバッグと、その中にかぶせる装飾ペーパー、ラッピングペーパー、リボン、シール、カレンダー、ボードゲーム、季節のイベント用BGMのCD、ライフスタイルの本など。
どちらかといえば、大人が大人に贈る‥そんなシーンに喜ばれるペーパーグッズたちが揃います。
ファミリーではなく、一人でじっくり選びたいひと向けです。
店舗はアラモアナ・ショッピングセンターとインターナショナル・マーケット・プレイスなどにあるので、ついついフラリと入ってしまう、私の定番・期待を裏切らない安定のお店です。
商品構成はカードに重きが置かれ、麗しいデザインがギッシリと並ぶ棚は図書館のようで、ひとつずつ見ていく楽しさがありました。
前回ハワイ旅行・2019年12月に購入したのがこちら。
画像のカードについて。
80は母の誕生日、
16は高校生になった姪の誕生日用に、予め購入したもの。
お花２枚
額に入れて部屋に飾る予定で、今後もこのショップでのワクワクした時間を思い出す、良い記念になりました。
そして、帰国したひと月後に飛び込んできた、PAPURUS閉店の悲しいニュース。
https://www.mashupreporter.com/papyrus-close-all-its-locations/
（ニュースより）
アメリカに本社をおくSchurman Retail Groupのブランドで、ハイクオリティなグリーティングカードなどで知られているカールトンカーズ(Carlton Cards)とパピルス(PAPYRUS)が、北米の店舗を閉めることが1月下旬に発表された
全米178店舗、カナダのカールトンカーズとパピルスあわせて76店舗の全てを閉店予定
約1,400人の労働者に影響が出ることに
チェーン展開や、採算度外視の経営部分も響いたようです。
日常的に贈られるメッセージや、お祝いの豪華な彩りが美しいカードを贈る文化は真似したくても、日本人としては照れもあったりして、なかなか実行できない時も。
クリスマスやバースデーカードを、オフィスの自分の席いっぱいに並べるというライフスタイルは憧れでした。
SNSが発達した今、郵送でカードを贈ることは減ってしまったと思われます。
プレゼントに添えるカードも、オンラインで購入すればそのショップで代筆やプリントしてくれる便利さ。
相手のことを想いながら、開封される時を想像し、到着日時を逆算してカードを用意するという行為には、気を遣い、時間も要します。
「すぐに贈ることができる」
「今届けることができる」
というスピードが重視され、それこそが、ひとと繋がっているという感覚にしてくれるのがネット経由の手配です。
コミュニケーションにおいては功罪かもしれません。
カードをワクワクした気持ちで、内容をドキドキしながら待つ‥という、敢えて時間と手間をかけることは無駄ではありません。
カードを購入して、ふさわしい内容のメッセージを考え記入して、きちんと封をして郵送する。
また、贈り物に添えて当日までに用意しておくという手間暇かけることが、ギフトの基本だと思います。
そのような時間を演出してくれる存在のひとつがPAPYRUSだったのです。
PAPYRUSの伝統的なスタイルと、美しいデザインのカードたち。
そこにいるだけで幸せな気分になれた空間が、またひとつ消えてしまったのは寂しいです。
私のカード購入時（2019年12月）は、3枚購入で4枚目が無料というセール。
時期的にクリスマスセールと思っていて、わずか数枚ですが購入してきてよかった。
その翌月、2020年1月末くらいから閉店セールが始まったそうです。
そんなことも旅ならではの、一期一会です。
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