カーディガン
GW、2日経ちました。
デザイナーのHIROです。
例年に見ない気温の上昇の北海道ですが、朝夕はドーンと気温が落ちます。
今は、10℃ないです。寒い...........................
こんな日は、ライトアウターなんか1枚あるととても重宝しますよね。
自分は、カーディガンなんかをよくこんな季節に持ち歩きます。
セーターと違って、髪の乱れや眼鏡のズレを気にせずに着脱できるという利点のあるアイテム。
年長の方々にも愛用され易く、わりと善良なイメージが漂う。
ワイルドなイメージから程遠い枯淡の趣きを演出してるようなアイテムなので、くつろいだ場面にこそよく
似合いそうなカーディガンなのですが、誕生したのはなんと!戦場![]()
イギリス、フランス、トルコ、サルディニアがロシアと戦ったクリミア戦争(1853~1856)である。
この戦争で、イギリスの軽騎兵隊を率いて目覚しい活躍をし、ヒーローにまつりあげられたのが、カーデ
ィガン伯爵七世。
肖像画に残る伯爵の装いに、お決まりの金モールをあしらったジャケット。負傷していたので、その上か
ら金モールをあしらったウールのケープをまとっている。
血なまぐさい戦場で、はためいたこの派手なケープこそ、今日のニットのカーディガンの祖先になった服だそう。
さて、今のようなカーディガンが世に出るのは1868年。
袖の有無に関わらず前でボタン留めするニットコートをこう呼んだ。
このカーディガンファッションを流行させた人に俳優のレックス・ハリスンがいる。
http://www.fmstar.com/movie/r/r0153.html
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」で教授役を優雅なカーディガン姿で演じたそう。
役柄が女性を意のままに改造し、悦に入っていた教授。
今なら、悪党呼ばわれされかねない。
ちなみに、カーディガン伯爵は、当時、死語にもなっていた決闘をしてしまったり、姦通(かんつう)
で、訴えられ、その目撃者を隠匿してしまったりという、今でいう悪党呼ばわれしても間違えないひとだったらしい。
一見、穏やかなイメージを持つカーディガンは、実は隠れ悪党の魅力があって世に広く定着した服なのであったのです。