年末年始の長期休暇が終わり、出版社もようやく動き出した。雑誌は発売日の都合上、年始そうそう入荷したが、書籍の新刊入荷はもう年が明けて10日以上経っているのに、まだ初荷から何日も経っていない。書店は年末年始休まず営業のところが多いなか、出版社が動き始めるのは曜日関係なく毎年遅い。年末年始で在庫がかなり薄くなっているため、新刊入荷するのが待遠しかった。やっと入ってきた新刊で売り場がやっとリフレッシュされてきた。

今年は2007年亥は波乱の年と言われている。それは12年前、阪神大震災、オウム真理教地下鉄サリン事件が起きたことからだと思うが、書店の12年前も江戸川乱歩賞、直木賞の史上初ダブル受賞「テロリストのパロソル」で藤原伊織が衝撃デビューを飾った年でもある。今年、くしくも藤原伊織の新刊「ダナエ」出版されている。新時代をリードする新人のデビューも期待が高まる。