「お父さん!僕、かけっこで1番とるから見てて!」
そう。2年前、6歳の息子は僕に向かってこう言った。
豊橋市にある曙幼稚園に通っていた息子。入園して半年余りで友達をたくさんつくり楽しく暮らしていた反面、寂しさを与えていたのも事実。
僕と息子は今でも離れて暮らしている。3年も前から。
僕は日本の世帯でも珍しい父子家庭です。息子は様々な理由により養護施設へ4歳の時から預けています。
そんな息子は名前の文字通り、とても明るい子供へ育ってくれている事に日々、サポートしてくれる先生方や息子の友人、息子の心構えに感謝をしています。
「お父さん!僕ね!運動会の練習で、たかしくんも抜いたし、りくも抜いたし、しょうじくんも抜いたよ!」
先週の日曜日
養護施設に預けているとは言っても休日は常に一緒に居ます。養護施設に預けてから、この姿勢だけは曲げたことがありません。
次の日曜日、息子が通う小学校の運動会があります。息子の頑張る姿をカメラに残そうと思い、一緒に小学校へ下見に行きました。
その時に息子が言ってくれた言葉。興奮しながら自分の成長を僕に、お父さんに見せたいんだ!そんな思いが伝わりました。
それは一緒に居る時間が少ない故に。
その言葉を聞いた後、一瞬で幼稚園時代に言ってくれた言葉を思い出した。
「お父さん!僕、かけっこで1番とるから見てて!」
あの時も同じだった。
あの時も同じ環境だった。
一緒に居てあげられなかった。
自分の成長をお父さんに見せたい。そんな純粋で切実な思いだった。
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そんな一瞬の出来事を瞬時に思い出し、僕は少し切なくなり悲しくもなり
自分の力の無さに虚しくもなった。
そんな虚無感になりかけた時・・・
「お父さん!僕1番とるから絶対見てて!」
あの時の事を言われて、また涙を流した。
本当に幾度と息子の心により涙を流す。
息子は「お父さん?どうしたの?なんで泣くの?」と、聞いてきた。
答えられなくてごめんね。
まだ説明が出来ないから。大きくなった時、これを読んで欲しい。
あなたを愛している お父さんより