ずいぶん経ってしまいましたが、ブロ友 kei姐さんが紹介していた『ヅカメン!』なる本を読みました。
1月くらいには読み終えていたと思うんだけど、感想を書かずにずいぶん経ってしまった・・・
一言でいえば、面白い
実姉の感想も、一言目がやはり「面白かった!」でした。
*実姉:2歳年上、私以上に宝塚に接点がない、読書家、インドア派、散歩好き、私の読んだ本や漫画の半数は「姉図書館」と言っても過言ではない
舞台の真ん中が主軸ではなく、その舞台を支える人たちや、舞台に立つ人たちそれぞれの物語が個別の話でありながら、それぞれの時間と空間で関わり合っているお話。
もう少し詳しい内容の紹介やストーリーについてはぜひ、keiさんのブログ
【こちら↓↓】を参照ください。
私は宝塚については詳しくない。舞台をテレビで見たことがあるくらいだ。
しかし、舞台(芝居)やダンス(バレエ)が割と好きな一般ピーポーな自分と宝塚との関りを敢えて考えてみる…
*中学時代の一人の友人が宝塚入団を夢見ていた(たぶん入れていない)。
*一緒にミュージカルを見に行ったことがある会社の元同僚は宝塚も好きだった。
*日舞の師匠をやってる友人は宝塚が結構好きだった(DVDとか持ってる)。
*タカラジェンヌの対談的テレビ番組を好んでみていた時期がある。
*昔テレビでで宝塚の舞台を見たことがあり、後に漫画原作と知ってその漫画を読んで感激した。
*元タカラジェンヌの方からバレエを教わったことがある。
*元タカラジェンヌの女優さんが結構好き。
…こう書き連ねると、意外と関わりがある?
詳しくはなくても、舞台や芸能にちょっとでも興味ある人なら、やはり宝塚にも関わり無しでは過ごせないのかもしれない。
とはいえ、宝塚の舞台を見たこともない自分としては、本当に未知の世界。
「ヅカメン!」はその世界を垣間見せてくれた物語であると同時に、普通の読み物として面白かった。
これはきっと、書き手と読み手の相性もあるのでしょうけど、ストーリーや表現自体が私には面白かったのだと思う。
そして、キャラが良い。
独立した短編集でありながら、重なった時間と空間のなかで、同じ人物の名前が出てきて、そこらへんがリアルというか。
作りによっては、独立した短編連作ものに同じ人物が出てきたりすると、かつながりがいやらしく感じてしまう事もあるけど、本作はストーリーを邪魔せずキャラ同士がつながっていて、きっと本当(リアル)にこんなつながりがあるんだろうな、という感じ。
後書きを読んで、作者の奥様が元タカラジェンヌ(男役)と知り、なんだかものすごく納得した。
少し時間がたった今こそ、もう一度読み直そうかなと思ったりしている。
興味がわいた方は、ぜひ短編の一本だけでも、楽しんでみてください。
再見