2020/1/13読了
 

 
図書館で借りてきた一冊。
一条ゆかり は漫画家です。
「有閑倶楽部」「砂の城」「デザイナー」などが有名でしょう。
実はわたくし、一条先生の経歴もあまり知りません。

そのうえ、一条先生の漫画はそんなに読んだことない、というか読んだけどあんまり覚えてなくて、今、猛烈に読みたいです。

 
この本は漫画ではありません。小説でもなく、随筆。エッセイっていうのか。
この本は一条先生の内面の自己発見とか、再確認とか、そんな感じがしました。
自分がこの漫画を描いた時こんな状況だったとか、トラウマがあってそれが知らぬ間に自分の性格形成してたみたいだとか、そういうことが説明的でも一般論でもなく、自分の経験と自分の感覚と、あとから思うに…のような自己観察みたいな観点から、押し付けでもなく諭すでもなく、説明でもなく、わかりやすく語るように、おしゃべりするように、なんとも快闊に書かれている。
 
タイトルの欲望とは、やりたいことがあり、それを曲げずにやり通すこと、カナ?
そうして結果を出し続けてきた先生だからこそ言い切れるものなんだろうと思う。一条先生が「なんか面白い漫画を描く人」という以上に好きになった。
 
だから一条先生の漫画が、今、ものすごく読みたいです!!
再見