本日は6日目です。田中千代服飾辞典
先日の予告通り、ヤフオクで落札、早速内容をご紹介したします。
期待通りで、前回生じていた疑問点が解けスッキリしました
私が気になっていたことは…
ファッションの意味とは
”流行”という一時な”はやり”のことを指すのか?
そうでないのか?その辺でした。それとモードとの違いです。
届きました!田中千代服飾辞典!
で、でかい!元値がすごいので、価格からして大きいと思ってはいたのですが、予想以上…5kgくらいありそうな…
厚みは6.5cm
和・洋ともに、散りばめられ、服飾史もかなり充実しています。
1970年代で15000円という価格ということは、個人ではなかなか買えないお値段
学校とか施設用という感じでしょうか…
なんと1500円ほどで購入できました
ファッションについて一万五千円の服飾辞典で調べてみる
早速、”ファッション”について調べてみました。
大きい辞典ではあるものの、ファッション欄の文字数が普通の辞典と同じくらいで、最初はがっかりしたのですが…読んでみると、少ない文字で、簡潔にズバリと表されており、買ってよかったです
↓画像の移りが悪く読みにくいので、文字起こしさせていただきました🙇
ファッション[Fashion]
ファッションはラテン語 のファクチオ(行為,所作ーしょさ)からきた英語で, 日木語では〈流行〉と一般に訳されているが,もっと 広い意味がある。
すなわち〈エチケットや行為などの流行の風習〉〈はやりの型〉〈流行〉などという意味,
あるいは〈物の外〉〈方法〉〈仕方〉〈人の話し方の方法〉〈上流社会〉〈流行界の人ぴと〉などの意味である。
デザイナーの頭からでた独創的な型がすなわち新型としてファッションにいたる前の段階が〈モード〉 といわれるのに対し,
既製服にまでなって一般に着られる段階になったもの,あるいはその流行している状態をファッションとよんでいる。一般にいきわたって いるということが,ファッションの場合重要な点で, 新しいモードがその時代のファッションとよばれるまでになるには,社会生活のいろいろな層を通過する ことになる。
したがって新しく創作された型をファッションとはじめからきめてかかることは正しくない。
流行は消費者が選択することによってつくられ,業者やデザイナーが勝手につくるものではない。デザイナ ーや業者はただファッションの材料を提供しているにすぎない。
まとめ
ファッション雑誌や映画、TVなどで盛んにきれいなものをみせられると、あこがれるし、なんとかして着たいという気持ちになってしまいます。それだと、プロパガンダが含まれていそうですが、
(プロパガンダ=宣伝をすることで、特定の主義や思想で集団や個人に影響を与え、意図した方向に行動するよう仕向けること)
「ファッション」という言葉自体には、一方的な押しつけというより、業者やデザイナーが提案したものを消費者が選んでこそ初めてファッションと呼ばれるということ。
そこで、本日の結論は…
〇業者やデザイナーからだけではなく、「私」から提案して人から人々へ広がっていく”ファッション”、これからそういう時代が来てほしいということ。
前回の結論は…
より芸術的・文化的な視点からの…
〇日本人の内にあるもの、「日本精神」が「洋服」という形と合わさることで、日本から発信される新しい”モード”が始まってもおかしくない。
私が考える…
これからのデザインを考えるにあたって、大切なポイント2点をお伝えいたしました🙇