こんにちは![]()
前回のブログを書き終わったあとも、ゴソゴソと古本を読んでいました。
なんと…![]()
今までドレメ式の杉野芳子先生が残された本を中心にご紹介していきましたが、
読めば読むほどに、多くの先生方がその点について警鐘を鳴らされていました![]()
★田中千代先生
たとえ現代人としての心理を取り上げたものであるにしても個性を無視する傾向があります……途中省略……
流行は決して盲目的に取り上げるものではないのです。最も危険なのはハリウッドあたりを世界の流行の中心のごとく考えて、アメリカ映画に現れる商業化された流行をうのみにすることです(昭和8年発行 洋裁裁縫大講習録より)
★野口益栄先生
大正から昭和にかけての洋装の黎明期にあって「日本人の服装が外国人のまねでよいのだろうか」「衣服とは、日々の生活から出てくるものでなくては」という先覚的な意識を持っていました…(学校法人文化学園HPより)
★西島芳太郎先生
流行は単に表面的な現象にすぎないとか、販売せんがために制作したものとだけ考える事はできません。必ずよってくる原因があり、時の流れに対する深い考えの上になされたものでしょう。
現代日本の置かれている環境地位から考えるならば、私どもはいたづらに、欧米模倣に追従することなく、我々の生活感情によりにじみだされたデザインがあって然るべきだと思います(昭和28年発行 西島洋裁全集より)
一部のきりとりになってしまいますので、うまく伝えれない部分もあるかとは思われますが、その点を考慮しながら読んでいただければ幸いです![]()
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ここからは、前回の続きになります。
では、参考にするデザインはどんなものが良いのでしょうか?
現代の雑誌のほとんどは、
購入して着るためのものになってます![]()
ですが、昔はちがっていました![]()
海外で流行してる数多くのデザインから
日本人に合いそうなものを選んで、
デザイン画・製図付きの雑誌が作られていました。
私のブログでご紹介させていただきました
「ジュニアスタイル」もそうです。
上の文章は戦後間もない時代に書かれています、
実際は日本人の体型も変わってきてはいますが、
今でも十分に参考になると思います。
私もパターンを引くときに、
絵や写真だけでの判断では難しい部分があります。
文章の中の…
「スタイル画の線がはっきりしたもの」というのは、
切り替え線がしっかり見えるものなのだと思います。
服はパーツで分かれて縫い合わさっていますからね。
できれば、ダーツ線も見えた方がより参考になったりしますが![]()
写真だけだと、サイズ感を知ることは難しい、
ボタンの個数や袖丈が参考になります。
ボタン同士の間隔など開きすぎては中が見えてしまいますし、
袖丈も個人差で大きく変わる部分ではないので
着丈に対しての袖丈の割合で
その服の実際の大きさが予測できる場合も多いです![]()
何もないところからの一からの服づくりより、
一度出来上がった服の写真やデザイン画を
参考にした方が早道になります。
(時と場合によりますが…)
今は、さほど強烈な流行もなく、
大量生産向けのあっさりした服が多いので、
自分で作ったほうが、
自分を魅力的に見せる服ができやすい時代かもしれません![]()
ヤフオクでも沢山昔の本が出ていますので、
これを機会に購入されてみるのも一つの手段だと思います。
やってみたら案外難しいとか、
着ることができる服ができるか?というのもありますが…。
今はYoutube検索でも
いろいろ調べれますし
「ググってなんぼ」(検索したらなんぼでもでてきます
)
最近これってホント大切だって思います。
失敗は成功の基なり~![]()
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生地選びのこつとしては、
最初はコットン系がいいでしょう。
ネットでも買いやすく、良い柄がそろっています![]()
アメブロを通じて教えていただいたチャンネルです。
こんなゆったりと作業できるアトリエが私も欲しい![]()
楽しくみれる素敵なチャンネルです![]()

