こんにちは
本日は、去年に引き続き
『昭和の雑誌・ジュニアスタイル』より
最後の項目の
70s昭和の体型別コーディネート
となります。
昔の洋裁本をよんでいますと、西洋化…。
大量生産・工業化へと向かってしまった為に
失われたものが色々と発見できます。
70年代は
既製服とお仕立ての狭間という感じ。
ジュニアスタイルが出た頃と言えば
すでに小学生~高校生の私服のほとんどは既製服
デザイン的にも
70年代と80年代の狭間。
明るい色調が残っていつつも、
肩幅が広めもあって面白い時期です。
よく見ると、ドレスメーキングなんですよね、
こちらは、もっと古いドレメ式
1950年代の洋裁の教科書です
(昭和27年~35年~)
1950年代となると、
もう私の生まれる前、
さらに興味深いところです
ジュニアスタイル体型別コーデに入る前に
ちょっとこちらをのぞいてみたいと思います。
1950年代のドレメ式教科書
こちらにも体型別コーデがありました。
次の画像は、その最初のページの一部です。
本来、知っておきたかったこと…。
商品としてのデザインに変化する前の
自分の為のデザインという感じです。
そこで、
是非、聞いていただきたいことがあります。
洋服は足の長い西洋の方々に
合わせたデザインになっており、
日本人の体形を美しく見せるところから始まったものではないということ・・・
なので、「欠点」という言葉がでてきたものの、
西洋の服に合う合わないだけの話で、
決して日本人のスタイルが”悪い”わけではない。
少しずつ、日本人の体形も変わってはきていますが・・・。
逆を言えば、肌の色が白い、色が黒いという表現も
黒人のかっこよさを知れば、
日本人の美的感覚も変わりました。
昔の着物には色が白い方が似合いましたからね
一時期、ヒップハングが流行した頃、
若い女の子のウエストサイズの平均値が高くなる
現象が起きたそうです。
現在はどうなんでしょう
着物を着るには寸胴・なで肩が基本
70s昭和の体型別コーディネート
現代の雑誌を見慣れていると、
この頃の写真の取りかた、
レイアウトなどに物足りなさもありますが、
活字の方も読んでみてください。
読者さんがモデルであったり、
体型カバーの3つのポイント
・ヘアを小さくまとめましょう
・直線シルエットとチェック+チェックは逆効果
・足元をスッキリさせ、ゆるみは少なめに
体型カバーの3つのポイント
・ヘアにボリュウームを持たせましょう
・体にフィットするものは避けましょう
・タートルやマフラーで衿元の貧弱さを補って
体型カバーの3つのポイント
・ヘアスタイルはショート・カットでバランス良く
・スカート丈はひざが隠れるくらい
・足元には目立たない色を持ってこよう
太めの方にチェック+チェックがよくてチビヤセさんにはチェック+チェックはだめなんですね。そういえば、見せる面積が多い方が柄が映えます
太めの方の方が堂々としてかっこいい
一般的に洋服より着物の方が柄+柄で合わせる事多いですし、
ちょっと気になりました。