タイトルは何の例えでもなく、本当に大正時代に撮影されたのではないかという写真のお話なのです。
おそらく大正、遅くとも昭和の初期、少なくとも戦前という随分曖昧な撮影時期ではありますが、写っている人物は江戸末期か明治初期くらいの生まれ、佐藤寅一郎さんであります。
父が物心付くか付かないか(戦前ですよ、昭和15年前後くらいですかね)の記憶の中に僅かに覚えているという人物ですが私の曾御祖父さんであります。
写真を生業とするものとしてこんな写真が残されていたのは何だか感慨深く、また写真の可能性のようなものを改めて教えられた気が致しました。