市街地の立体駐車場。
立派なレクサスから降りてきた若い夫婦。
ベビーカーに乗せられた(縛り付けられた?)2才くらいの女の子が体を反らして大泣きしている。
私はそんなのと同じエレベーターに乗りたくなくて、階段を使う。
商業施設は行儀の悪い子供ばかりだ。
エスカレータを駆け下りていく小学生。
所構わず座り込んでいる幼児。
テラスのテーブルを占拠してスマホだかゲーム機だかに熱中する小学生男子の集団。
フードコートを裸足で走り回る幼児。そしてその足のままベンチシートに上がり、歩いて行く。
なんで人間は子供という期間があるのだろう。
あんなサル以下の時間を経なければ人間になれない哀れな存在。
いま、日本は少子化が進んでいるという。
政府はいろんな補助(いわゆるお金)を出すことで少子化に歯止めをかけようとしているけれど、そういうことじゃないと思う。
こうやって世の中の子供を見てうんざりしているんだと思う。こんなのを育てなければならないのかと、少なくとも私は心底うんざりしている。
私が大人になりきれていないとか、所詮独身のねたみだとか、言われてもしょうがないけれど、本当に願い下げだ。
私の血は私の代で絶える。
私の血が未来を見ることはない。
そう考えている人が私の他にも大勢居る。
私だけが責められるいわれはない。