あれが最後の日だった。

 

その記録は途中で止まっていて、

あの頃の私の心理状態が

正常ではなかったのだと今更ながら思う。

何年かあとに

その続きを書こうとした痕跡もあるけれど

とても粗い内容で、何も読み取れない。

 

そこからさらに何年も経っているいま、

欠落した部分は何一つ覚えていない。

でも不思議なことに

最後のシーンだけは覚えている。

 

いまさら追記なんてしないけど。