詩滴ーしずくNo.83ー 君の赤いリップ一つで 僕が見る世界を真夏に 塗り替えてしまう 強めのジンが脳を焼く 触れるか 絡めるか 溶けるか その瞬間だけは キスで答えて・・・ 君と僕の間で揺れる 水面の反射は まだ夏を忘れてないから 君は僕を離さないね 泡に消えてしまう 悲しい物語はいらない 君の滴は全て 僕が飲み干すから ずっと 僕を惑わしていて 夏が消えてしまわないように 君の赤いリップで