君の赤いリップ一つで
 僕が見る世界を真夏に
 塗り替えてしまう

 強めのジンが脳を焼く
 触れるか
 絡めるか
 溶けるか
 
 その瞬間だけは
 キスで答えて・・・
 
 君と僕の間で揺れる
 水面の反射は
 まだ夏を忘れてないから
 君は僕を離さないね

 泡に消えてしまう
 悲しい物語はいらない
 君の滴は全て
 僕が飲み干すから

 ずっと
 僕を惑わしていて
 夏が消えてしまわないように
 君の赤いリップで