風が揺れて
 少し短くなった髪に
 触れた気がした

 まだ少し残る夏の足跡
 感じたかった
 人も疎らな海に
 あの日を巡らせては
 遠くで見ている

 笑えるだろうか
 変わらずに
 触れられるだろうか
 変わらずに

 二年前の冬から
 変わってしまった日常
 そして、
 もうすぐ三年目になる早秋

 あなたが遠い九月の始め
 少しだけ夜が長くなったね
 小さく呟いた言葉は
 誰にも届かないね