今回はこの作品

あらすじは
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HDD整理のため見ました。戸塚ヨットスクールを題材にした映画です。もともとは1983年くらいにできてた映画です。戸塚ヨットスクールの生徒が死ぬ事件があって、お蔵入りになったのですが、2011年に上映されたそうです。戸塚ヨットスクールと事件についての説明はここでは省略します。
感想の前に、戸塚ヨットスクール的な教育論をどう思っているかについて個人的な意見を。まず、設立の目的からとても逸脱してると言わざるを得なくなってる。不良生徒を一人更正させたことに味をしめてしまい、不良生徒の更正施設になった。他にやる人がいないから、しゃあなしにやっているみたいやね。個人的には否定的ではないです。こういう施設はやはり必要であると思うし、行政では限界がくるとも思います。体罰は必要悪くらいには思ってはいます。しかも、ここにくる子供たちは、一筋縄ではいかないやろうから、抑えるための体罰がでてくるのは致し方なし。ただ、愛のムチなら良いけど、結局は、先生側が愛のない単なる暴力およびリンチになる可能性があるのは否めません。教育学なんてものを戸塚ヨットスクールの講師が知ってるかわからないし、彼らの暴力を監視する機関なんてないやろう。そこの整備は必要だったかな。では、感想を
戸塚ヨットスクールのプロパガンタ映画みたいな話を聞いた。最初、戸塚ヨットスクールに連れていかれた子が、命の危機を乗り越えて、最終的には戸塚校長と仲良くなり、ヨットで世界横断したい(戸塚先生みたいになりたい)となる。
この映画は戸塚ヨットスクールの主張が正しいのだ。ということが言いたい映画である。俺は前述のとおり戸塚ヨットスクールの考え自体には一理あるくらいに思ってるから、そこまでは嫌な映画ではない。ただ、戸塚ヨットスクールの考えに全くもって賛同できない人にとっては、戸塚ヨットスクール側の美辞麗句を並べているだけと思うだろう。
具体的には、戸塚ヨットスクールに精神薄弱児が入り死んでしまう事や、その後、屁理屈垂れの糞ガキがちょっとした事件を起こす。この作品では、これらの問題はこいつら生徒が悪いと言ってるだけで、戸塚ヨットスクールのやり方に間違いはなかったのかという反省や見直しがない。戸塚校長がそういう人だからそうなるんやけどね。
そんなことで理念を曲げるのは、という理屈もあるだろうが、やっぱりそういう死ぬという事は、異常な世界なので見直すべきかな。
映画とは逸脱した話になったので、映画についてふれる。子供側の軸は俊平となる。最初反抗的で戸塚ヨットスクールから脱出を試みて、暴れたり、警察でこすからい事をするが、逃げれないと解ると従順になっていく過程の手際は良かった。
同時期に入校したヒロイン?の明子も似たような過程ですすむ。で、俊平と明子の仄かな恋愛映画の要素もでてくる。これくらいの濃さの恋愛がちょうど良いかな。
肝心な暴力シーンやけど、ガキ帝国のように暴力は陰惨やというように描いている。これを見て暴力を肯定的なものに見えないのは良いと思う。
戸塚校長を伊東四朗がやっている。我々がイメージしている伊東四朗とは違うこともあり戸惑うが、上手く演技できてるのは流石の一言やね。戸塚校長は自分のやってる戸塚ヨットスクールについて愚痴るシーンもあるが、これは人にとってどうとるかかなり変わると思う。
これらの事から映画としての出来はなかなかかなと思う。
しかし、戸塚ヨットスクールと映画上で、徹底的に戦う存在というのはなかった。戸塚ヨットスクールを潰すための記者とかスパイがいれば盛り上がったかもしれないが、ノンフィクションが題材なので、これが限界かな。
後、俊平がヨットやりたいと思うようになるのも、都合はよすぎかな。特に俊平と戸塚校長が惹かれあうシーンの伏線たりえるもなく、なんか急に仲良くなってるやん。
戸塚校長も全員公平にやる聖人にしすぎかな。やっぱり好き嫌いがでるもんやろうと思うんやが、ちょっと都合よくしすぎかな。
感想はこんなもんで、この映画こそ、人によってはかなり点数が変わる。100点に近い点をつけるのもわかるし、0に近い点もわかる。個人的に映画の出来は悪くないけど、ちょっと都合よくしすぎな所と、スクールを自浄しようという意識はないから点数はこれくらいで
スパルタの海・・・・・65点