ジンアラです。
いよいよ夏本番という季節になって参りました♪
突然のゲリラ豪雨や季節外れの冷たい気温があったりと、何か体調が良くなくて観劇に足が遠のいてました、、
今回はテーマの「劇団四季のハラスメント対策は大丈夫か」について真剣に考えて書いていきます。
余計な装飾や絵文字は極力使用致しません
結論から述べると
「パワハラやセクハラで苦しむ俳優がいない事を願う」に尽きます。
宝塚宙組公演9ヶ月振りの公演再開
去る、6/19に宝塚歌劇団のニュースが流れて「宙組9ヶ月振りの公演再開」とのこと。
悲しくも団員のパワハラによって、若い団員が自ら命を絶ってしまうという何とも痛ましい事件から、宝塚歌劇団は「改革委員会」を設置して、外部の有識者や劇団の上層部で構成される、組織の在り方について見直しと再発防止に向けて取り組んでいくと対外的にその内容を発表しています。
芸術の世界は厳しく、普段からの振る舞いや気の遣い方も舞台成果に直結する、という。
本当にそうなのか?我々一般客はそういった厳しさの故に、精神に支障が出るほど追い詰める俳優、追い詰められている俳優の芝居を観させられているということなのか?
これは演劇に限らず、メディア業界でも近年問題となってきました。
旧ジャニーズ事務所の性的被害を訴えた問題が長年の時を経て明るみになり、それにより事務所の組織改革、名前を変える、被害者への救済を目的とした補償をする、などの大事件に発展。
映画界でも、監督の職権を使って女優に強制わいせつがあったり、長い歴史の中で芸術や文化の発展の裏側には、今でこそ名前がついた「パワハラ」「セクハラ」が横行していたんだと思います。
劇団四季もパワハラ?
さて、今回の本題に入ります。
大好きな作品が多い劇団だからこそ、無いと信じたいです。
逆に厳しさの無いクリーンな練習や稽古って、作品として感動できるのか??
そこは気になるところですが、テーマが違うのでそれは別の機会に書いていきたいと思います。
結論からいうと、残念無念ではございますが劇団四季さんにもパワハラの事件は、記憶に新しい2018年のキャッツ大井町開幕時にありましたね。
週間文春に大きく取り上げられましたが、何故か続報は無くそのまま年月が経ちました。
2018年キャッツ出演俳優へのパワハラ
2018年9月 週間文春の記事
おさらいとして、もう一度週間文春の記事を頼りに記憶を思い起こし、その時に発表された当時の「改革委員会」が取り組みを現在もしっかり実行されていれば!!
私の大好きな劇団四季さんの稽古体制はむちゃくちゃ改善されているでしょう。
もし仮に、その逆のパターンで吉田社長率いる、役員幹部体制が、2018年の事件を忘れて危機感が薄れてしまっていたら、、最悪しかない。
何で最悪か?
旧ジャニーズ事務所の性的被害問題は、洗いざらい報道されて事態は収束されましたが、事実上組織は解体され全く別の団体として姿を変えるまで対応を迫られました。
そして、宝塚歌劇団について。
事件によって世間一般の人でも知る事になった「しきたりと伝統」という名の、後輩や新人の仕事量には驚愕しました。これはファンクラブの間では言わずと知れた慣習でした。
私の観劇仲間でも、ある宝塚の団員さんのファンクラブに入ったのが始まりで「応援」という名目で劇場周りの「入り待ち」「出待ち」の交通整理や会員のレベルによって、優先場所にも階級があるとか。
挙げ句の果てには、チケットの動員活動もさせられ、チケットノルマもあったそう。。
無理無理無理ーー!!
さて、、そういった慣習やしきたりというものは団体によってはカラーや程度は違えど存在すると思われます。
いわゆる「社訓」や「理念」ですよね。
そうなると週刊誌や世間の皆さんは「劇団四季でもあるんじゃない??」と想像を巡らせてしまいますよね。
劇団四季の理念である
「人生は生きるに値する」
を掲げているからこそ、私のような仕事と育児と先の不安に"希望"を与えてくださる四季の舞台でどれほどの方が救われている事か。
だからこそ劇団四季だけは、しっかりと今の時代にあった作品作りで、所属する全ての団員(裏方を含め)にクリーンで素晴らしい集団であって欲しいのです。
演劇の理想郷を目指す
この言葉は浅利慶太氏が退任された直後に、吉田ちよき氏から新体制の"スローガン"として出せれたそうです。
果たしてそれはちゃんと徹底されているのか、劇団四季たる劇団としての理想郷は俳優、経営、スタッフ問わず実現できているのか?
私が「劇団四季」のいちファンとしてこれからも観劇していくか非常に重要な所です。
前述したように、追い詰められて舞台に立つ俳優さんの姿など観たくないです。ハイ。
それだけで目がいくし、気になるし、ニュースや情報が先に脳内に充満してしまい、、作品主義の私は冷めてしまうから。これが答えです。
素人の私が言える立場では無いが、下手でも役の大小問わず、全力でぶつかってお芝居している俳優さんが本当に大好きです。
四季ファンの皆さんはどう思いますか?
俳優さんが好き?作品が好き?
でもその裏で、宝塚や旧ジャニーズのような似たような問題を抱えている舞台って観たいですか?
私は観たくない。
だからこそ、劇団四季さんには"ハラスメント"に徹底して立ち向かい、本当に役と向き合って努力を積み重ねてきた「感動の舞台」が観たいのです。
厳しさが要らないと言いたいのではなく、逸脱した人格否定が横行した指導で、苦しんでいる俳優を四季株式会社が、ちゃんと把握して欲しい。
それが日本の演劇界を牽引する「劇団四季」としての責務だと思います。