明日の夜、日本に帰ります

お昼ご飯は会社の中でも仲のいいほうの人たちがランチを御馳走してくれるということで初めてレストランに行きました

会社の近くだったんですが「リキシャに乗りたいだろ?」といって、リキシャを捕まえてくれました
大声で遠くにいるリキシャを「リキシャ―!」って呼びます
なんかすっごくストレート
地元の人は値段交渉なんかしません
ごく近距離なんで最低運賃でいいらしいです
二人乗りで2ブロックほど乗って10タカ支払いました


レストランはすごくきれいなブッフェ形式のところでした
バングラ料理がメインだそうです
全種類制覇をしたくて1品一口づつとっていったんですが、それでもとても無理な量でした
基本はマムンが作ってくれる料理と同じなんですが、やっぱりレストランの料理には品があります
マムンの料理が悪いとはちっとも思っていませんけどね
コーラを頼むと「冷たいのにする?普通のにする?」って聞かれるのはやっぱり変な感じ
ジュースは冷えてて当たり前、は日本独特の文化みたいです


夜は私の為に会社の人たちが集まってパーティを開いてくれました
といってもいつものゲストハウスなんですけどね
マネージャクラスの人達ばかり15人とか集まったようです
正直舞い上がってて何が起こったのか覚えていません
なんか偉い人になったみたいな感じでヘンです
この持ち上げられっぷりのまま日本に帰ったらマズイな

お土産といってはちみつ、お茶、工芸品などをもらいました
これ、お客さんが来た時に渡していたセットとほぼ同じだw
なんかお土産セットがある模様
まぁ、大事なお客さんと同じくらいの扱いをしてくれているんだねってことで


楽しいムードで終わったな、とおもったら帰り際にいつものヤツと些細なことで口げんかになり、椅子を蹴飛ばすという醜態を演じてしまいました
おもいっくそ酒が入っていたとはいえ、やっちゃいけないとこでした、反省しています


その後、いつも寡黙なエンジニアのひとりが残って、私、Tさんと3人で飲みに入りました
会社のこと、国のこと、ウィスキーをストレートで飲みながら1時まで語り明かしてしまいました

翌朝、頭が痛い前にくらくらしているという事態
喉はがらがら
お酒っていうより副流煙に酔った感じです
マムンが気を使って常温の(ノーマルって言ってた)ジュースをくれました
いや、有難迷惑なんだが、にこーっと笑われると何も言えません
今日はストが予定されているということでゲストハウスに泊まっていたエンジニアと3人でもくもくと食事
バングラディッシュでは結構ストで交通機関が泊まることがあるようです
ただでさえ渋滞が慢性化しているのに、輪をかけてひどいことがあるものです


帰り荷物の整理をしました
次に来るときのために着替えと非常食を残しておくことにしました
紙袋に詰めてマムンに預かってもらおうと思ったら、洋服ダンスを一段使っていいっていうことなので、お言葉に甘えることにしました
必ず帰ってくるからな、待ってろよチキンラーメン

二日酔いなど関係なく仕事を片付け、午後ちょっと時間ができたので部屋に籠って交通費の清算をしました
帰り際に会社の人が全員あつまってくれて、ちょっとだけ訓話をさせられました
乗せるのは得意なんです
ゲートオープン、界放!!…はやりませんでしたが


ちょっと早めにゲストハウスに戻って、ちょっと早めのディナーをもらいました
私が最後の日だというのでマムンががんばって5品も作ってくれました
いや、本当にいらないんだよそんなに
これで美味しいものでも食べてね、って1000タカお小遣いを上げました


6時にバシャさんが、6時半にアリフさんが来てくれて、飛行場まで送ってもらいました
今日は渋滞ほぼなしです
相変わらずわけのわからない量の車がカーズみたいにぶぁんぶぁんクラクションを鳴らして走っています
到着した時には戦争かと思った車の流れがごく自然に感じられるようになってしまった自分が若干怖いです


20分くらいで空港に到着
外から見た空港は、アメリカのスーパーマーケットみたいでした
地味な作りで、AirPortって看板がなかったら空港とは思えない造りです
入口には一応検問らしきものがありますけど、ほど素通し、敷地内に入ってもやたらめったら人がたむろしているのでちょっときれい目なショッピングセンターくらいの感じです
エントランスには地球型の噴水があって、そこだけちょっとオシャレかな

二階建ての上に上がると乗降場なんですが、ここがまたバトル
バシャさんは本当に運転が上手なのでジャムの間をするりと抜けていきました
空港の中がまたすごい量の人人人、人口一億八千万が四国くらいの面積の国に住んでいるってのはほんとうに伊達じゃありません

空港に入るのにチケットがいるらしくて、アリフさんが買ってきてくれました
荷物を持ってもらってチケットカウンターに向かいます
おざなりな金属探知機を越えて港内へ

私はドラゴンエアーを使うんですが、もう一つはタイ航空、たったそれだけなのでカウンターは一島しかありません
チケットカウンターには入れないのでここで待っていると言っていたアリフさんがなぜか中に入ってきていて、出国書類を書いてくれました
入国の時もやってもらったので何を書いていたか不明です
私はにこにこ笑ってチケット発券してもらっただけです


アリフさんと握手してここでお別れ
さすがに出国のイミグレーションは越えられないみたいです
青いペンキで塗られた木の箱の中に係の人がいます
工事現場もしくは文化祭のクオリティ
外国人の列に並んで待ちます
前の家族がやったら時間がかかっていたのでどうなるのかなぁと思ったら私はぽんぽんってハンコ打って終わりでした
日本人パワー凄い


港内はちょっと大きめの田舎の駅みたいな感じ
ゲートは5つ、行って帰って5分くらいです
トイレに行って用をたしました
なんか水のところが改造してあって、小便器にホースが突っ込まれているんですが、なんでしょうこれは
蛇口をひねって水を出すってことなんだと思いますが、君子危うきに近づかず

一応免税店やコーヒーショップはありますが全然食指が動きません
コーヒーは60タカだったかな
タカは余っているしケチるところではなかったんですが、どうにもおなか一杯でやめておきました
一時間あるんですが、コーヒーって気分ではなかったのでゲートに行くことにしました
チケットを確認してもらった後に金属探知機、そして中に待合席がありました


待ち時間の間日記を書いていましたが、ありえないくらい蚊が飛んでます
3週間の旅行中で一番虫除けスプレーが必要になったシチュエーションがまさかの空港ロビー
一心不乱に日記を書いている間にしこたま刺されました
ここにきてバングラクオリティ炸裂かよ、こんなことならコーヒー飲んでいればよかった
チケットに記入された時間になっても環境はピクリとも動かず、出発予定時間になってやっと搭乗のコールがかかります
チケット発券してくれた受け口のおにいさんがマルチに働いています


アリフさんは香港直行に違いないといいましたがどうしてどうしてカトマンズ経由です
カトマンズはネパールの首都だと思います

恐らくカトマンズまでショートトリップだからなんでしょう、機内食はなし
選択の余地を与えられることなく紙パックのジュースとクッキーをもらいます
美味しかったからいいんですが

ほんの一時間ほどでカトマンズに到着
半分ほどの人が降りました
カトマンズで降りる人はまた独特、寒いところなんでしょうね、みなさん登山のような恰好、手荷物も登山用のバックパックです
降りるときにはひとりひとりかとまんどぅー?と確認しています
間違えて降りられたら大変ですからね
フライトアテンダントの人たちがカウンターを片手に何度も何度も乗客の人数を数えています
棚の手荷物が自分のものか確認されたのが2回
そうしている間に掃除の人が入ってきます
これがまた冬の道路清掃の人みたいな重装備


この間ずーっとにほんごべらべらのバングラ人日本人のご夫婦と思われる方々ががたがたしています
悪気はないんだと思いたいんだけど、すごい日本語が乱暴
3人の子供に聞くに堪えない暴言を吐いています
一番下の男の子は離着陸の度に殺される勢いで泣くし…きついなぁ


念入りに確認が入った後にカトマンズからの乗客の方々が乗ってきます
これがまた独特
殆どの人が額に赤いしるしをつけています
インドの人みたいにちっちゃなしるしではありません
小粒のイチゴくらいのつぶつぶのある赤い塊を額にくっつけているのです
交通安全のお守りみたいなものなのかなぁ…帰ったら調べてみよう
みなさんわらっちゃうくらい登山装備
カトマンズ空港って山頂にあるのかしら?


機内映画は香港のバラエティ番組みたいなのばかりです
カーズ(最初の)をぼーっとみながら、うつらうつらしていました
ここで遅い機内食
チキンをお願いしたのは失敗だったかもしれません
だってまたカレーなんだもの
それも、なんというか独特な味付けです
味がなくて、辛くて、においばっかり強烈で、正直オイシクナカッタです

多分2時間くらい寝られたと思うんですが、香港国際空港に到着します
現地時間の6時、ダッカ時間だと4時です
強制的にピーナッツの袋を渡されますが、水をもらい損ねたんで喰う気なし、ポケットにねじ込みます


空港に着いたらもう乗り換えのコツはつかんだのでさっさと最寄りのトランジット口へ向かいます
すごい行列になっていたので、別な場所を探しました
やや遠くに行列がちょっとましな口をみつけたのでそこに並びます
そろいのジャージを着た中国か台湾の中学生集団がずらりと並んでいます
修学旅行なのかな

出発エリアに進んだらお楽しみの朝ご飯、朝マック食ってやるんだ!

フードコートに銀座サボテンを発見、残念ながら開店時間前でした
開いていたら朝6時からとんかつ定食食ってたかもしれません
3週間ぶりの豚肉ですから


マックは行列ができていました
カードが使えるか若干心配だったんですが、VISAなら大丈夫そうなので安心

香港のマックは笑顔がありません
なんか配給品を受け取っているみたいな感じ
コーヒーも後ろに並んでいる奴をぽいっと袋に入れられただけだし、日本の接客クオリティは本当に素晴らしいんです
そして悲しいことにコーヒーにはミルクが入っていました
砂糖が別だっただけ感謝しなければならないんでしょうね


いろいろやったけど出発まで2時間待ちです
行きにもお世話になった公衆インターネットで時間を潰しました


成田までの飛行機はお馴染みのCathay航空です
ドラゴンエアーと比べるとやっぱり各上です
食事はいつもの鉄則を破って軽めのパスタをチョイス、ドリンクもビールではなくコーラ
だって朝マックがもたれているんだもん
日本映画が見たいと思っていたのですが、やってないのでがっくり、寝ていようと思っていたのですがArgoが以外に面白くて完全制覇してしまいました
ハリウッドはやっぱりすごいね、いろんな意味で

予定通り8日に出国してから24日ぶりの日本に帰国です

月末過ぎたので家に入れる生活費をおろして、ジャンプとスタバのコーヒー買って高速バスで帰りました

長かったのか短かったのかまだよくわかりません
なんだかふわふわしている感じ
もしかしたら疲れがどっと出て明日は倒れているかもしれません


毎日ただで三食食って、2本ビールを飲んで、8時まで寝て、歩いて2分の会社の個室で働いて、他人にコーヒー淹れてもらって、夜はだらだら遊んで、週末はぼーっとする生活が終わりました
朝7時に起きて、暖炉の散歩して、ゴミ集めて、自転車で駅まで行き帰りして、一人でコーヒーを淹れる生活がまた始まります


お土産なんてありません
だって、買って帰るようなものがないんですから
私はうそを言うのが得意ではありません
どんな国だったのか、って聞かれたら、汚くて、騒がしくて、貧しい国でしたというしかありません
でも、そんな国の印象はちっとも悪くないんです
家族を連れて行くか、と言われたら答えはNoです
また行きたいか、と言われたら、必ず行きます
仕事のこともそうですが、個人的に出会った人達もみんな、こんな私を必要としている、と強く思えるからかもしれません
それ以上にまっすぐに私の目を見て自分の思いを伝えようとする人たちが、可愛くて愛しくて仕方がないからなのかもしれません
いい国でしたか、と聞かれたら、答えはYesです