さて、金曜日はバングラディッシュの休日でした
何の日なのかは知りませんが、会社は3連休です
会社の人があっちからもこっちからも休日は何するんだ?予定はないのか?行きたいところはないのか?とつつきまくられるので、各方面に顔を立てるため計画を立ててみることにしました

Nosinに、ひめの貢物を買うのに場所と見立てをお願いしてみました
前述の流暢な英語を話す生意気な子です
なんかぐちぐちいっていたのでダメかなぁと思いそのまま忙しかったので夕方まで放置していたら、5時ごろになって明日の午前中に買い物に行くからね!と半ば命令口調で言ってきました
夕方、Tさんが日本大使館に行く用事があるので午前中しか会社の車がつかえないから、ということ
彼女の英語は流暢で早口な英国英語なので凄く神経を集中しないと置いて行かれるのです
まぁ、予定ができたということでとりあえずはよし、引率の先生がいるので何の心配もありません


夜はSkypeでバトスピ対戦をしました
遊ぼうと思えば手段はいくらでもあるものです


最速10時にしか店が開かない国です
午前中からと言っても限度があるだろうと思っていつもの休日通り9時に朝食をとっているとバシャさんから電話が入りました

9時15分にバシャさん登場、私はともかくTさんの用意ができていません
「ごめんね、30分まで待ってね」というと「あんたはボスなんだからいつまででも待つよ」
んー、ここに長く住むと日本人として大事ななにかをなくしてしまうような気がする


なんだかんだで9時40分ごろ出発しました
前に歩いて行ったWestinのあたりを通過したのですが、明らかに車通りが少なく渋滞していません
イスラム教で休息日にあたる金曜日のしかも休日ということで、特別なんだそうです


ゲストハウスの近くで犬の集会をみました
ネコの集会ってあるじゃないですか、道端に猫が何匹も丸くなって座っている光景、あれの犬版
集まっているのは短毛の中型犬ばかりです
5,6匹がくるりと丸くなって日向にいます
全然違う犬種ですし、誰かに連れられているふうでもありませんし、もちろん首輪なんてありません
多分野良なんだろうなぁとおもっています
犬は人間に溶け込んでいるので、ネコとはまったく違う距離感で人間社会の中に溶け込んでいます
ネコは日本と同じ野良ネコなのですが、犬は野良犬というより公衆犬というかんじでしょうか
不思議な光景でした


何故渋滞が起こるのかというと、日本人の目から見て明らかにルールがないからです
信号はない、横断歩道はない、でも道は広い、人、リキシャ、電気自動車、普通の車、バスが完全に混在…これでそこそこ往来が成立しているというのがむしろ不思議です
中国では十字路に仕切りを立てて交差できないようにするとか、やたらめったら立体交差にするとかいう力技で交通網を成立させていましたが、こちらはもう本当に無秩序です
政治の力って偉大なんだなぁと思わざるをえません


写真はバイクの2ケツ

女の子は基本ノーヘルで横座り

太陽の季節?

普通に危険です

女つええ

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バスには基本扉がありません
バス停もどうやらあってないようなものみたいです
バスの乗降口には車掌さん、というか乗降ヘルパーみたいなにいちゃんがいて、乗る人に手を差し伸べたり、慌てて降りようとする客を怒鳴りつけて制止したり、バス停っぽいところで目的地を叫んだりしています
健康でないと乗れないね、これは


リキシャと車の間に電気自動車があり、これまたダッカではポピュラーです
緑にペイントされた鉄籠をかぶった電動スクーター、3輪車です
窓はガラスでなく、前も横も金網です
運転手1人にシート的には乗客2人というリキシャサイズですが、基本ブロックをまたいだ営業ができないリキシャより広い範囲の利用が可能なようです
もちろんルール無用のこの国ですから、搭載量は乗れる限りです
巨漢3人乗りとか、家族5人とか、荷物でぱっつんぱっつんとか、ヨガみたいな乗り方を見るのはそう珍しくありません
そこそこのスピードを出して車道を走るのですが、これひっくりかえったら軽いけがでは済みそうにありません
会社の仕事で来ている身としては興味半分で乗れる代物ではありません


バングラディッシュの街の光景、日本とは全く異質なのになぜか見たことがあるような気がしていたのですが、それがなんなのか気が付きました
バングラ人の交通常識は人間(日本人)より犬、猫に近いのです
悪い意味にとらないでください、より動物として自然だということです
犬猫は交通ルールなど知りませんし覚える気もありませんから好き放題に往来しているように見えますが、それでも最低限の自分の身を守るためのルールは会得しています
道の真ん中で寝る猫はいませんよね
信号は守らなくても、横断歩道は守らなくても、喧嘩の仕方とか自分の糞小便の始末の仕方とかちゃんと守って暮らしています
そんなナチュラルな感じなのです


ここが小さな一軒家が立ち並ぶ集落で、家畜が引く車がぼちぼち往来しているなら、これで全然自然な光景なのです
日本人や、欧米人の社会が数百年かけて学んできた人間のルールを数十年で習得するのは、それは難しいことなんだと思います
往来しているたくさんの彼らはコンクリートの檻の中に投げ込まれて、それでも必死で生きている動物(悪い意味でない)なのだと思いました


さて、さすがに広い道に出るとそこそこ渋滞しています
商店街のようなところはそこそこにぎやかです
いろいろ見て回ると汚いだけでなく、(相対的に)きれいなところもあったりしてそれほど捨てたものではないのかなぁと思えてきました
会社の周り、特に線路側や湖側に寄ったところはとりわけ汚いのかもしれません
会社があるボナリは外国人向けの街ということでかなり特殊なんだなぁということもわかってきました
商店街的に半露店的な商店が立ち並んでいる区画は意外とあちこちにあります
贅沢をしなければ生活するのに不自由はあまりなさそうです


今、乾季のダッカは舞い上がる砂塵に覆われています
綺麗なゲストハウスでも半日ものを置いておくとうっすら砂がかぶります
バングラディッシュは川がたくさんあり水は豊かですが、日本のように川に流れがないので水は白濁して淀んでいます
清潔を保つのは日本より難しいんだろう、と思うと理解しなければならないんでしょうか
ゴミを道路に捨てる文化のようです
やたらつばも吐きます
自然が豊かだからなんでしょうか、食い物にも寛容で無駄が多いように思えます
これはあんまりいただけないです


到着したのはWriddhiの大学寮でした
彼は今大学生ですが、授業があるのは火曜と日曜だけなので(日曜日は平日)週4日うちの会社で働いています
学生の頃はそこそこワルだったらしく、高校を中退してからちょっと寄り道したそうです
ちょっと太目ですが色男で、頭の回転が速く、生意気で食えない、かとおもうと仕事など妙に真面目で素直だったりする不思議な子です
Nosinとは昔知り合いで、最近会社で再開したということで、すごく仲がいいです
兄弟みたいな感じ
Nosinが姉、Wriddhiが弟、というか犬みたいなかんじ


Wriddhiは名誉会長の親戚、多分妹の子供です。ちなみに妹さんは会社の経理のトップ
何人運転手がいるのか知らないんですが、バシャさんは名誉会長の運転手なんですね、きっと
駐車場には妹さんの運転手がいて、その人が一階のバトミントンコートから5階のWriddhiの部屋に向かって「おきろやぼっちゃん」的なことを叫んでます
ここらへんがバングラクオリティ


さて、Wriddhiの案内で会社の方に戻り、さらにボシュンダラシティの方に向かいます
途中、巨大な作りかけのショッピングモールと絶叫マシンの山がありました
ボシュンダラとなんとかという2大グループがあって、その2つが競合した総合エンターテイメントシティを建設中ということらしいです
日本で言うとイオンとイトーヨーカドーが並んで立ってるみたいなかんじなんでしょうかね
ボシュンダラというのは場所の名前だと思ってたので、まずそこが驚き
そういえば会社でもゲストハウスでもティッシュボックスは全部ボシュンダラブランドだったんですが、なるほどブランド名だったんですね
スラムと言っていい商店街の後ろに蛍光色のジェットコースターがそびえたっている様子はシュールです
花屋敷並みに怖いわ、絶対乗らない


Wriddhiは日本の漫画が大好きです
道々万がの話をしました
なんでも読むけど大好きなのはドラゴンボール、まぁこれは当然
あとはるろ剣と烈火の炎―サムライと忍者だからって言ってるけどおまえ大きく間違ってるぞw
信長や秀吉は知っているけど(秀吉はモンキーという認識)明智光秀は知りませんでした
華の慶次を推薦しておきました
彼が呼んでいるのは非公式なコミック翻訳サイトです
会社でベルゼバブを呼んでいるのを見てたら、恐らく最新号でした


彼は日本の出版界は不公平だと不満を言っていました
世界中に日本の最新のコミックを欲しがっているユーザーがいるのに、日本国内向けにしか出版していない
自分は毎週お金を払って最新号を読みたいのに、違法サイトに頼らざるを得ない、と
安倍さん、いやこの件は麻生さんかな?よろしくおねがいしますよ


Wrhiddhiの案内でとある街角に停車してNosinを待ちますが、なにかトラブっているようで、電話で言い合いをしています
5分ほどして、場所が違うみたいだといって車を移動しました

停車したのは別なマーケットビルの前でした
バシャさんが、ここは写真を撮るのにいいスポットだから降りてみろとしきりに勧めるのでおりました

川のほとり、橋の上が小さな公園になっていて、その向こうに尖塔が見えます
CGでできたような、機械的な鋭いシェイプの確かに美しい建物です
きっとモスクなんだろうなぁ、と思いましたがなんなのかは聞いていません
ダァハンムンリ(Dahanmonri)という地区だというので、あとで調べてみます
この発音、日本人には難しくてすげえトレーニングさせられました


写真を撮っているところにWriddhiが来て「ごめん、完全に場所を間違えたw」って言いました
急ぐ旅では全然ないんで私たちにはなんの問題もないんですが、待ちぼうけを喰っているNosinがお冠らしいので即移動します
結構な移動をしてやっとNosinと合流、彼女はBFC(ベストフライドチキン…KFCのパクリじゃないらしい)の前で待ってました
家の近くだそうです。車に乗ってすぐ、あそこが私のマンションと教えてくれましたが、見えませんでした


どこに行きたい?と聞くので私はノープランだからいい場所を教えてくれ、とお願いします
ああ、そうだったわねーと言って向かった先はボシュンダラシティ
下層を無視して7階、私がズボンを買ったフロアに向かいます

ボシュンダラシティはダッカ中のなうなやんぐがあつまるちょーせれぶなしょっぴんぐすぽっとらしいですが、それでも下層は現地人向けで、本当の上層の方々向けのアイテムはこの階層らしいです
といっても正直ユニクロレベルに見えるんですが

服のことはさっぱりわかんないんで、男3人カルガモのようにNosinについていくしかありません
ショップのポスターの女性を指差してWriddhiが「あれ、俺の元カノなんだぜ」と言います
Nosinも認めているので、どうやら事実らしいです
二枚目だし、頭切れるし、性格可愛いし、お姉さんキラーと言われたら納得せざるを得ません


所謂サリーを買おうと思ったんですが、問題発覚
サリー自体は布を巻きつけただけのものなのでフリーサイズなのですが、サリーを巻く土台になる地味な服が基本オーダーメードらしいのです
かなりぴっちりフィットしていないといけないもので、こればっかりはあてずっぽうで買っていくわけにいかない
Nosinには「次に来るときは必ず彼女のサイズを調べておくように!」って指示されました
"I will try to..."っていったら"have to do"って言われちゃいました
わたし結構偉いんだぜおねえちゃん…


結局、バングラの民族衣装っぽい緩いツーピースの服を選んでもらうことにしました
ワンピースっぽいゆったりした上着にパンツ、スカーフの3点セットで売っています
スカーフにきれいな刺繍の入った白っぽいのを選択しました
私は男ですから、もってきたのを「ああ、それでいいよ」って言っちゃってもよかったんですが、せっかくNosinが選んでくれているんでマックス付き合って悩んだふりをしてあげました
なにやってるんだろう私、けっこう偉いんだぜこれでも…


ひめは小柄なNosinより1サイズ上をお願いしました
36の上は38
これはちょっと…丈はともかくバストがきついんじゃないかなぁ…と思って、もう1サイズ上をお願いしたらすげえでかいのが出てきました
タグを見ると46、これワンサイズ上じゃねえだろう
これしかないから我慢しろみたいな店の言い分は納得しかねるんですが、さてここで問題、どっちを買うか
支店に行けばちょうどいいサイズがあるかもしれないとか言ってますが、それはもう正直面倒くさい
38は微妙に小さいけど46は明らかに大きい、この場合46を買っていくと「あんた私のサイズをなんだと思っているの」的な不評を買うのは必至、ここはたとえサイズが小さくて着られなかったとしても38を選択するのが賢明
という綿密な作戦の元38をお買い上げ
9000タカは約一万円、シルクの3点セットでこれはお買い得じゃないのかな?わからないけど


けばけばしいデザインの子供用の服を発見、地元クリケットチームのユニフォームということ
スポンサー名まで入っているところがクール、まるでタイガー&バニーみたい
買おうと思ったけど、Nosinに、ここのは質が悪いからやめなと却下されました


その後、ショップを散策
紳士服店でそれなりにきれいに包装された靴下が1足170タカだったので購入しました
こんな小さい買い物でも紙袋に入れてがっつがっつとホチキスで止めてくれます
同じところでパンツも買いたかったんだけど、黒でLでボクサータイプというコンビネーションが発見できなかったので断念
店の人がうわっと集まって探してくれて、ブーメランタイプで妥協しろって言われたけど、妥協はしませんでした
他の店ではすげえデザインの紳士用パンツを発見、これでもかってくらい股間の一物を強調したデザインに思わず手が出そうになったんですが、理性が私を押しとどめました
そんなヤリタイ気持ち満載したパンツは履けない


さて、お昼ご飯です
前回Tさんと2人で来たときにはリスクがとりきれずに断念したフードコートへいきます
席を取ってからNosinとWriddhiが注文をしに行きます
フードコートは全部インド式で地元式ではないということ、最新はインドからくるのがこちらの事情のようです

店のおにいちゃんと掛け合いをして注文に5分くらいかかりました
全部のメニューを引っ張り出させてNosinとWriddhiの2人であーでもないこーでもない言っています
こういうところこの2人はセンスが合っているのかもしれません
トロピカルドリンクはリスクが高そうなんで却下、コーラをお願いしました
ここは私のおごり
こっちの人はみんなこんなに注文に時間かけるの?と聞いたのですが、やっぱりこいつら特別みたいです


手を洗わないといろいろ怖いなぁと思っていたらTさんが手ぴかジェルを貸してくれました
これ必需品だな、さすがTさん
今度来るときは私も持って来ようと思いました


二人がセレクトしてくれたのはドサという料理
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くるっと丸まった包装紙みたいな茶色い物体、食べられるの?的なものが皿に乗っています
砕いて食べるんだよ、と言われて粉々にしてふりかけようと思ったのですが、違う違うと止められて、食べ方を手ずから教えてもらいました

適当なサイズ(10センチ四方くらいかな)にちぎって、アイテムを載せて包んで食べます
要はナンと同じ食べ方
ただ、ばりばりとした食感は全くの別物
スナックのような感覚でなかなかおいしいです
包むアイテムも定番の辛い物の他に甘いココナツミルクかヨーグルトがあったりして、いろんな味が楽しめます

小麦粉の上に粘り気の強いチーズを塗った2層構造です

2つの素材の収縮率の違いでまるまっています

外はぱりぱり、でもチーズでつながっているから粉々にならず、いい歯ごたえのまま食べ物を包むことができる、実によく考えられたテクノロジーです


ドサが一人一つづつの他にナンに添えられたタンドリチキン一皿、麺料理ぽいのが1皿、パオというパン生地でやっぱり包んで食べるのが一皿注文されました
コーラは一人一本づつ、クラシックな瓶にストローが突っ込まれた形で提供されます
サンスクリット系の文字で多分コカコーラと書かれているんですが、なんか胡散臭い
なぜならその店はペプシも一緒に扱っているから
コーラの味は場所場所で違っているものですが、このコーラはまたちょっと違ったテイストに感じました
両面をトーストした丸いパンが程よく香ばしくて美味しかったです
かなりの量がありましたが、ほぼ完食、というか最後はWriddhiが片づけてくれました


包み系が多かったので手が汚れました
他の人たちはティッシュでふきとっただけで満足しているみたいですが、私は水で流したかったのでトイレの場所を聞きます


さて、公衆トイレ初体験です
まぁ、あまり目新しいところはありませんでした
日本と比べると若干水浸しなくらい
トイレ管理人がいるのは中国と同じ
便器はTotoでした
洗面器には石鹸置いといて欲しかったな
次回はウエットティッシュを持ちこもうと思いました


次の店に移動するというので外に出てバシャさんを待ちます
ここで初めてのバクシーシ(お金頂戴)攻撃に遭遇
4人の中でなぜか私に狙いを定めた10歳くらいの幸薄そうな少年が、私の脇にぴったりくっついてかるーく私の手をつつきながら「バクシーシ」と小声で言ってきます
水木しげるの漫画に出てくるような子供です
お金を出すのは簡単なのかもしれませんが、こういう生き様が人間として正しいとはどうしても思えませんし、また日本人が簡単にお金を出すと思われるのも後々困るはずです
必死に無視します

結局バシャさんはビルの駐車場に入れずに道端でまっていたことが判明、みんなで乗り込みました
少年は消えていました
次のターゲットを探しに行ったのでしょう
私はどうしたらよかったのでしょう

次の店は有名な服のチェーン店らしいです
私はもうひめの服を買った後なので、基本用はないのですが、つきあいました
なんかこそこそやってるなぁという気はうすうすしていたのですが、気が付かないふりをしていました
最上階で気が利いたTシャツを発見、値段をみたら日本なら3千円くらいしそうなデザインものが1着300タカ程度と超お手軽

まさに買おうと思っててにとったところでWriddhiが来ます
ジュース買ったからあげるよ、っていうので手渡された紙パックのジュースを飲んだら…
表現が凄く難しいんですが…辛いジュースです
さらになんか薬臭い香りが口中に広がってきました
Wriddhiにやにやしています。こいつ図りやがったな
洋服屋でなかったら吐きだしているところでしたが、せっかくの厚意なのでそれっぽいリアクションして飲み込んでやりました
一口飲んだら口直しの別のジュースをくれました
こいつはごく普通のヨーグルトジュース。ちょっと粉っぽいけど普通に甘くておいしかったです
最初のヤツはぜひともお土産に持ち帰りたいと思いました
パッケージに黄色いウンコの絵が描いてあったような気がするんですが、ウンコじゃなくてウコンかもしれません


Wriddhiが別のデザインのTシャツを進めるので2着700タカで購入
ここの店は全部ハンドペインティングなんだそうです
低賃金で繊維産業が盛んなバングラディッシュならでわの品物です

案の定、Nosinたちはこの店でこぞう用の服を見立てていました
プレゼントしてくれるということ、ここは好意を受けとっておくことにしました
バングラディッシュ人の賃金は日本の1/5と聞いてますが、うちの社員たちのような海外の仕事をしているエリート、特にWriddhiやNosinのような一流家庭の子女は日本人の金銭感覚とそれほどのかい離がないように感じます
実際はどうなのか、簡単に立ち入れる問題ではないので、少しづつ理解するようにしたいと思いました


Nosinとはここでお別れ、Wriddhiはこの後会社で仕事をするというので一緒にゲストハウスまで帰ってきました
私もちょっと気がかりがあったのでオフィスに顔を出して、夕方まで仕事をしました
日本は平日なので、いろいろ片づけなければならないことがあったのです
非常事態になっていなくてよかった


会社から帰ったらゲストハウスの扉に鍵がかかっていました

Tさんは日本大使館の新年会に呼ばれて留守です。Tさんは6か月コースなので日本人会みたいなのに登録しているのですが、私は短期なので呼ばれていないのです

マムンは外出しているのでしょう

すぐに帰るといいながら長話をしていた私が悪い

部屋の前でぼーっと待っているのも芸がないのでどこかに行こうかなと思いました

そうだ、マーケット近くの喫茶店に行ってインスタントじゃないコーヒーを飲もう、と思ってふと気が付いたのはポケットに2タカ紙幣が数枚しかないってこと、爪切り買った時に使い切りました

大きいお札とクレジットカードは部屋の中…orz


それでも部屋の前で待っているのは悔しいのでゲストハウスの屋上に昇ってみることにしました


5階の上が屋上、扉はあいていました

屋上は洗濯干し場でした

見慣れたリビングのランチョンマットが干されています

周囲にそれほど高いビルはないので見晴らしはいいです

向かいのビルの屋上はきれいに整理されて、植木鉢が並んでいました

隣のビルの屋上は荒れ果てていました

ビルごとにいろいろ違って全部いい


石造りのベンチがあったので寝転がって空を見上げました

雲一つないきれいな青空です

きれいだなぁと思いたかったのですが、目のごみがぐわんぐわん映ってうるさくて、そのうち頭がいたくなってきてしまいました


俺の目このままおかしくなるんじゃなかろうかと心配になって部屋に戻ると、ちょうどマムンが帰ってきたところでした

Tさんがいる間中休みなしの仕事です、大変でしょう

たまには外に行きたくもなります


ゲストハウスに帰ってからはだらだらとお酒飲みながらFFして目いっぱいダメ大人を満喫しました