暑くなってきました
昼間はTシャツ1枚でぜんぜんOKです


写真の1は工事現場

コンクリの骨組みの中に煉瓦の家を作ってます

これにすみたくねぇ…けどたぶん今のビルも同じ作り方のはず


DDiamond's Blog-ビルの中身

今日は休日ですが、午後からオフィスで全体会議があります
ぶっちぎろうかとも思ったのですが、トモさんと私の為に(主にトモさんですが)開かれる会っていうかぱーてぃなので逃げられませんでした
やっつけでプレゼンテーション作ったので演説してきます


午前中は暇なので、名誉会長が勧めてくれたお土産屋さんを探しに行きました
以前行ったマーケットをさらに先に行って、JETROのそばだということです
Tさんは以前行ったけど見つからなかったそうです

今回は名誉会長からもらった新たなヒント「4階建てのビル」を手掛かりに探します
周囲にあるのは全部6階建て以上だったので、これだろうというビルは容易に特定できました

多分法律の関係だと思うのですが、古いビルは軒並み6階建てです
バングラディッシュの土地バブルはすさまじく、ここ数年で10倍も上がったところがざらだそうです
多分法律が緩和されたかで6階建て以上のビルが建てられるようになったのでしょう、街はいますごい勢いで作り直されています


さて、ここと思われるビルはあるにはあったのですが、結構立派な門構えがあって、日本のようなウェルカムな入口はまったくありません
警備員と思われる人が一人だらしなく座っているので、怒られないかビクビクしながら門を入って行きました
確かに1階は情報通りのこぎれいな喫茶店風で、横にそっけないビルの階段があります
ここかな?と思ってふと警備員を振り返るとどうぞどうぞというしぐさ、それ警備員の仕事か?


2階から上は周囲をは別世界のきれいなショップでした
賞品と店の構えは青山あたりにあっても違和感がないくらいです
しいて違いを上げると店員のやる気のなさ
さすがに邪魔だ帰れというほどではありませんが、客をガン無視するような感じです
美しい民族衣装が、多分他の店よりはるかに高いのでしょうが、それでも日本人には手ごろなお値段で売っていました
これならひめにお土産で買っていっても変な顔されないかもしれません
残念ながら今日は散歩のつもりでカードを持ってきていなかったので買うのは断念、Tさんと同じポストカードを26タカで1枚買ったらすげえ地味な反応をされました
目あわせるくらいしろよ


3階のショップで日本語を話すお客を発見、退職されたくらいの年代のご夫婦と娘さんと思われます
ちょっと声をかけて、話をしました
産業貿易ショーが開催されているそうで、面白かったと言っていました
機会があったら見に行こうかな


途中で発見した風景
DDiamond's Blog-どなどな・・・


ひつじさんのお散歩ではないでしょう

多分食用

ちょっと悲しくなりました、が、これも生活


ぐるっと歩いて橋をわたるとちょっと小奇麗な…あくまで今までの街並みと比較して…街になりました
ここにきて初めてみた自動車のタクシー
べっこんべっこんにへこんでいます
それでも見る影なくへこんでいるバスよりははるかにマシ
これには絶対乗らない


Westinホテルが見えました
軽くトイレの神様が降臨なさったので用を足してくることにしました
入口に入ろうとすると、ホテルのお姉さんがにこやかに私たちを呼びました
一番端の金属探知機を通れと言っています
ブザーが鳴ったけど、問題はなかった様子
TさんはさらにサイドバッグをX線で検査されます
空港級のものものしさ
それでも、通してくれるのは日本人の特権なんだと思います
アロハみたいなシャツ来てても日本人なんです


ロビーはとてもきれいで、他の国となんの遜色もない様子です
トイレを探してうろうろしていたらわたしより背の高いおっさんがどうしたの?と聞いてきました
コンシェルジュ兼警備員ってところでしょうか
エレベータの脇を通った裏口の横にトイレがありました


ああ、そういえば1つ情報の訂正を
オフィスのトイレは男、女、ゲストの3つではなくて、男女兼用とゲストの2つでした
男女兼用には2つの個室があって小便器はなし、ゲストは扉をあけると便座がどん!とあります
まぁ、どうやら女性はゲストを使っているようですが…


さて、トイレです
夢にまで見たウォシュレットがありました
Toto製です
でもなんかちょっと違う感じ
用を足した後、右手にあるハンドルを回すと勢いよく冷水が飛び出してきました
要するに右手の壁についているシャワーが内蔵されている便座ってことでした
それでも久しぶりに用を足した後水で洗えておしりが喜んでいます
おしりだって洗って欲しいんです


Westinがあるから、というのも大事でしょう、ここらへんの街並みはずっとマシです
ただ、会社の周りにはいない、いわゆる物乞い系の人がたくさんいるのも事実です
歩いていると、モスクがありました
真っ白に光り輝く建物で、前庭も新緑とまではいかないものの掃除が行き届いたきれいな芝です
そこだけが別世界の様子

と思ったら、裏に回ったら結構普通に汚かったりしましたw


リキシャのおっちゃんと目が合ったので、Tさんと2人でのって変えることにしました
私が呼び止めました
ちんちんに血焼けした典型的な黒ベンガルです
やらなければならないのは目的地の確認と金額交渉です
全部私がやるつもりだったのですが、Tさんがすげえ勢いでチャージしてきたのでここは任せることにしました
Tさんは持ち前の侍イングリッシュでまずは目的地がBonariのStar Kebab前であること、そして「はうまっち!」を連呼して相手の思う金額を引き出そうとします
ところがどうにもおっちゃんの方が上手で、にこにこしてまぁとにかく乗れや風
英語が一切わからない可能性も否定できません

幾ら聞いても金額が出てこないので…英語がわからないので最初から交渉を拒否しているのかもしれませんが…「さーてぃ、さーてぃ」とこれまた連呼して、30タカで納得させる方向に作戦を切り替えました
現地人なら10タカも払えばいいと聞いていますが、外国人2人なのでまぁ妥当な価格なはずです
英語が全く分からないリスクがあるので、手で3と0を作って相手にがっつり見せます
これでわからないとは言わせません。最悪男2人なら勝てるということで乗車しました


男二人が乗るとシートはパンパンです
身長6フィート、80Kgの私とやせ型ながら170台は固いTさんを、小柄でやせっぽちのおっちゃんが引っ張るのですから、いかにもアンバランスです
匠の技でもあるのかなぁとおもったのですが、なんのことはない手で押して勢いをつけてから飛び乗って、頑張って漕ぎ始めました

サスペンションがないのでがたがた揺れます
シートがあまりへたれていなかったのでそれほど痛くはありませんでした
気持ち遠回りをしたのは恐らくリキシャのルールなのでしょうというのがTさんの説明
橋の手前などややの上り坂になっているところはリキシャを降りて押します
危なっかしいところもありましたが最後まで勢いをとめることなく目的地までつくことができました


とにかく止まりません
止まったら負けなんだと思います
車道を堂々と進みます
我々の乗ったリキシャは性能がイマイチだったのか、そもそも男2人が乗る乗り物ではなかったのか、他のリキシャにぐいぐいぬかされます
おっちゃんは気にするふうでもなくたんたんとペダルを漕ぎます
ベルをちりんちりんと会話するように鳴らし続けます

どんなに詰まっても、寄っても、止まらずに進みます
基本自転車なので一旦止まったら走り出すのが大変ですね
坂が無く、信号もなく、ルールもないこの街だから成り立っている交通機関なんだなぁと再認識しました


Tさんは右(ダメ)と左(ダモ)しか知りません
まっすぐ行くときは「すとれーとぉ!!」って英語で叫んでます
おっちゃんは言葉がわかっているのか迫力に押されているのか言われるままに進みます
見たことがある通りまできたのですが、まだよくわかりません
ここはTさんにお任せします


一切停止せずに車道の右折をキメたおっちゃんはやっぱりエラかった
特別危険なこともなく、ゲストハウスの前まで到着しました
ゲストハウスの前には会社の従業員とゲストハウスの管理スタッフがたむろしています
別なお客さんの接待でスタンバっているのです
OK、最悪喧嘩しても5対1だ
Tさんが30タカを押し付けます
下手なことを言ったらマケだと思ってそのまますたすたとゲストハウスに逃げ込みました
社員さんたちとなにか会話をしていたようですが、無視
挨拶だったのか「あの外人ケチじゃね」と文句をいっていたのかは定かではありません


午後は会社でセミナーが開かれました
私は講師の一人で、100人の前で40分ほどの講義をキメました in English
御清聴感謝します
途中"Spend"(消費する)と"Spare"(惜しむ)を何度も言い間違えたのが結構気がかりなのですが、意味は通ったよね、きっと


予定を1時間延長してセミナーが終了、お楽しみのパーティです
配膳室に並んで皿1杯のベンガル料理とビールを1本支給されます
ビールは私のパスポートで買ったものですから、私には飲む権利があります
名誉会長からこの風景をFacebookに上げないようにという注意が出るあたりがベンガル風
基本、現地人の飲酒は違法なんですね、本当に
あ…この文章は日本語で書いてあるから大丈夫ですよね?


私は外国人なのでお皿にナイフとフォークが添えられましたが、他の従業員とおなじく手で食べてみることにしました
列に並んでいる間に食べ方の流儀を教わりました
基本は4本指をそろえて掬い、親指で押さえたり押し出したりします
手のひらは使いません
私は左利きなんですが、食事は左利きでも右手を使うのが鉄則
ツメのメンテナンスは大事なんだなぁと思いました
私はわりとよく指に逆剥けができてしまうのですが、それで辛い物を食べるのはつらいんじゃないかなぁと心配したり


私が手で食べているのを見て現地の人たちはえらく喜んでいるように見えました
写真もたくさん撮られました
そんなに珍しいんですかね
まぁ日本人は特権階級ですし、私以外の日本人は経営をやっている偉い人ばかりだったというのもあるでしょう
私は一介のエンジニアですから


ブリオニという料理だそうです
いわゆる肉チャーハン
骨付きの肉が乗っかっていますので、肉をほぐして炒めたライスでこねて食べます
食べ始めたら食べ続けること、ビールは左手で持ってOK、食べ物はよくこねてから食べること、肉をほぐす時は親指で押さえて人差し指と中指で引きちぎります

こんなことでもやってみて初めて分かることがたくさんあります
やたら骨ばって食べるところの少ない肉にいつも閉口していたのですが、手を使うとナイフフォークよりはるかに簡単に身がほぐれます
ほぐしたゼラチン状の肉は米と混ぜ合わせることで味が出ます
長細いコメもまた混ぜこねることで粘りと甘みが出るので、スプーンで食べるのと違う味になります
日本米なら潰れて腰がなくなるところ、細長いコメだからこそ美味しくなる食べ方なのです

周囲に教えを乞いながらなんとか皿1杯分完食
どんな子汚いトイレでも液体せっけんが完備されている理由もわかりました

その石鹸がやたら強力で匂いが強い理由も

それからついでに街中の詰まっている下水の水が白く濁っている理由もわかりました

毎日脂ぎった食い物を手で食ってたらそれはこうなります

白く浮いているのはラードですね


ビールを3本飲んでおなか一杯

ついでにいくつか日常のことを相談しました
日本にはがきを出したいんだけど>会社の人に頼んだら出してくれる
ロードオブザリングの原書を買いたいんだけど>会社の人が買ってきてくれる
円をタカに交換したいんだけど>会社の人がやってくれる
…まぁ、そういうシステムの国なので従うことにします
みんなが助けてくれるのでなかなか冒険にならない


ゲストルームに帰ってもよっぱらって、というよりおなか一杯で何もできません
マハムンが「コーヒー?」と聞きますが、おなかいっぱいでもう入りません
そしたら「コーラ?マンゴージュース?」と聞きます
いやおなか一杯なんだってw
何故か今日はシツコくて、5回目くらいの「コーヒー?」で「いやおなか一杯なんだってw」って日本語で突っ込んだらTさんに漫才みたいだったと言われました