久しぶりに無職を忘れて旅日記です


8月20日

香港旅行に出発する日です
前の会社では中国サイトのマネジメントをしていた都合で反吐が出るほど中国を往復しました
会社を退職した後私の手元にはキャセイパシフィックというつぶしの利かないマイルが結構残りました
香港1人一往復は余裕、2人がぎりぎり足りないくらい
なにかのポイントに変換できるでもなく、行き先も限られています
使わなければ年単位で消滅していきます
というわけで、もったいないので消費することにしたのです


自分にとってもう香港、シンセンは外国ではありません
正直、ひめを連れて行くところでもありません
というわけで、今回もこぞうを連れて二人旅です
私にとっては目新しくない場所=余裕をもって案内できる場所なので、今回の旅は楽勝でしょう


予定を立てたのは6月、まだ会社に席があった頃です
早めに予約すれば早割りがあるし、期日は迫ると並んで2席取るのが結構難しくなるので
月曜日出発を考えたのですが、HPで調べたら金曜日出発のほうが安いので予定を修正
どうせヒマなので何日行ってもいいのですが、こぞうの夏休み中かつホテルの宿泊もポイントでまかなえる範囲ということで、香港2泊、シンセン3泊としました

ここでひとつ問題が判明しました
私のチケットはポイントを使うとして、こぞうの分とどうリンクさせるかはっきりわかりません
同じ便でも席が離れちゃったら面倒ですから
そもそも、こども料金で1人分の発注はオンラインではできませんでした。まぁ考えたら当たり前ですが
キャセイパシフィックの予約センターに確認したところ、まず私のポイント予約を確定して、それを元に、こども料金での予約ができるということが分かりました
ホテルは会社のコード使って割引予約することも考えたんですが、調べたらオンライン予約でもお値段変わらなかったのでそちらで抑えました
香港はL-Hotel、シンセンはHoliday Inn Dongfua、どちらも会社で使っていたホテルです
Holiday Innのほうはやはりホテルのポイントでまかなえたので、使った費用はこぞうの子供料金の運賃と香港の2泊分だけです


目覚まし時計が鳴ったのは午前5時、旅行とはいえぎりぎりまで散歩当番は私です
うつらうつらしながら自転車で散歩して帰ってくると、ひめこぞう共に起きていました
ひめはおにぎりを作っています
こぞうは放心状態でテレビを見ています


最後の持ち物チェックをして、ごみ捨て(これも私の仕事)をして、6時10分に車で町田駅まで出発します
私の背中にPC入りバックパック、こぞうの背中に宿題とたぁたぁタイム用のソフビ人形1Dと宿題、バトスピカードの詰まったリュック、そして着替えが詰まったショルダーバッグ一個、すべて機内に持ち込めるサイズに収めました
着替えは途中で洗濯する予定です
一番の大物は中国で会う友人に頼まれた粉ミルクです
私一人ならバックパック1個で済ませますから、これでも荷物は持ったほう


バス停で予約の名前を確認して、待合室で成田行きの高速バスを待ちます
おにぎりはどうみてもこぞうの分しかないので、私は朝マックを購入
バスは定刻どおり6:50に成田に向けて出発しました

こぞうはいつにも増してテンションが高めです
出発して20分くらいしたころ、一番先頭の優先席に座っちゃっていたのですが、そのマークを見て「おっぱいいじってるこども、おなかが一杯、まがったちんちん、白ソックス」って説明したら大笑い
そのとたん、となりのおじさんに「うるせぇぞごら(原文のまま)」と怒られてしまいました
奥様と二人連れのロマンスグレーやさしそうなおじさんだったのでびびりました
ていうか、そういう切れ方をして自分が気まずくないのかなぁ、と余計な心配をしたりして
こぞうはその時フリーズしたまま30秒で眠りに落ちてしまいました

形はどうあれ予定通り寝たので、読みのこしていたサンデーとチャンピオンで成田までの道を潰しました

成田第二ターミナルにほぼ定刻に到着、慣れたキャセイパシフィックのカウンターに向かいます
プリントアウトしたeTecketを出して準備万端、と思ったらとんでもないところから事件がやってきました
身分証明のためこぞうの予約に使ったカードを見せてください、とまぁ当たり前のことを言われてはたと気がつきます

そのカード持って来てない!

中国はこの数年でずいぶん進んできたとはいえまだまだカードが通用するところが少ないのが現実です
使ったら最後、いろんな確認でたっぷり時間をとられてしまいます
余計なリスクを背負うことはないと思い、今回は香港中国で一番通用するEAONカードとVISAの2枚だけ持って、あとは留守宅に置いていく事にしたのです
予約に使ったのは確か作ったばかりのDinnersでした
持ってればかっこいいだろう、会社員辞めたら二度と作れなくなるかもしれないしと思って作ってみたのですが、自分の生活範囲では使えることが少なくて、だめだこりゃ(自分の生活のほうが)と思っていたものです
結局、今の契約をキャンセルして新たに持っているVISAカードで契約しなおすことにして事なきを得たのですが、結構な時間を食ってしまいました


続いて、こぞうの傷害保険を契約します
私の分はカードの保険で済ませるとして…カードの保険?

カードの保険って、あの板切れを所持している必要あるんでしたっけ?


えーと


気にしないことにします


何社か傷害保険のデスクが重なっています
特別ブランドにこだわりはないので空いているところに並んでちゃちゃっと契約
病気の時の保険の上限額が1000万って、日本では考えられませんが、外国では普通にある額なんですよね
知り合いの子供が骨折で3日入院して1000万かかったっていいます
ぼられてるわけではありません
国際的には日本の医療金額がクレイジーらしいです


手荷物検査の前に水筒のお茶を飲み干し、難なく通過
出国審査も問題なし
シャトルに乗って向こう側95番ゲートに向かいます
入場20分前、ベストな時間でしょう
こぞうはたった20分が待ちきれずにぐずぐずしています
仕方ないので宿題の読書をさせたり、ごみを捨てさせて旅させたり、動く歩道を逆走させたり、あの手この手を使って時間を潰しました
ビジネスクラスの搭乗が始まると「なんで僕らはビジネスクラスじゃないの?」攻撃
いろいろ穿り返して質問されて、結構傷つきました
そうだよ、おとうさんはビジネスクラスなんて産まれてこの方一度も使ったことはないんだよ
そういう階層の人間なんだよ
ごめんな


こぞうが産まれる前、こぞうの”なんで”攻撃に備えて、世の中のありとあらゆることが説明できるように準備をしていました
なんで太陽は東から昇るか、なんで恐竜は滅びたか、なんで動物は死ぬのか…
残念ながらこぞうはそういう自然科学的なことにあまり興味はないらしく、聞かれるのはもっぱら「なんてあの人は怒っているの」「つぎの駅はどこ」「あと何分かかる」系ばかりです


なんだかんだで搭乗、座席は前方窓側2人席のベストポジションです
離陸が終るとさっそくこぞうは搭乗プレゼントをもらいます
スティッチのなんか…開けてくれないので、未だになにかわかりません

こぞうはゲームが座席に着いてないのでご機嫌斜めです
キッズミールはハンバーガーカップケーキ、とポケモンぐみ
過去見た中では一番リーズナブルかもしれません
私はポークとフライドライスを注文しました


機内映画はシュレック3を選択
これで全シリーズ制覇です

この映画、宣伝がくだらなそうなので自分から見る気がしないのですが、見てみるとなかなか名作なので侮れません
3はうる星やつらビューティフルドリーマーを髣髴させてくれました
こぞうもそこそこよろこんでました


シュレックが終って、Kick Assというかなりエグイ映画を見かけて、こぞうがギブして、ボルトをやってたのでそっちに乗り換えたらすぐに着陸態勢に入ってしまいました

ふと窓の外を見ると香港の町並み、そして見覚えのあるビルがそそり立っています

ひときわ高いあのビルディングはおそらく私達が今夜泊まるNinaタワーです

香港一の高さの称号は逃しましたが、かなりの高層ビルです

Tsuen Wanという地区ではダントツの高さを誇っています


何事もなく着陸、そして入国審査

今回はゲートがめっちゃ近くて楽でした

入国審査も10分足らずで終了

”ヨウスキ?”と聞かれて”のー、ヨウスケ”と元気に答えていました


ここからホテルまでは電車を乗り継いで行きます

まずは空港に隣接しているAir Port Expressに乗って隣の青衣まで

日本で言うと成田エクスプレスみたいなものです

車体はかっこいいですが、そもそも空港が都心に近いのでたいした距離をはしるわけではありません

でもお値段は普通のMTRが1駅5ドル程度で乗れるところ60ドル取られますんで、そこそこです

隣接っていっても本当にモロ出国ゲートから見える位置にホームがあります

「ネェマダー!」が口癖になっているこぞう

ちょっとでも先が見えないとこれを口走りやがります

大人が不愉快な気分になるのを知っててやるいじめっ子です

今回はしてやったり

「ネェマダー!」

「いや、ここだから」

こぞうあんぐり

私はOctpasカード、日本でいうスイカの香港版を持っているのでそのまま乗り込みますが、こぞうには切符を買い与えます

香港は乗り過ごし清算という概念は基本無くて、即違反というのを聞いたことがありますので、慎重に


香港の駅の表示は”何分後に到着します”表示です

基本、等間隔で運行しているようです


駅でなんとも素敵なポスターを発見しました

仮面ライダーフェスタ!


DDiamond's Blog-RiderFast


1号、2号V3の後ろにさりげなくシャドームーンがヒーロー面してポージングしているあたりになんとも香ばしい感じがします

ポスターの内容自体は記念切符の販売告知のようですが、どこかで仮面ライダー祭をやっているのも確かなようです

外国に来ると痛感するのですが、日本の広告というのはとても良くできていて、一つ広告をみると関連情報は大抵把握することができるのですが、外国の広告から全体像を引っ張り出すのは至難の業です。ある広告は自分が言いたいことしか書いてないからです


なにはともあれこの祭りには是非とも絡みたいものです

後でインターネットで調べよう


青衣から普通のMTRに乗り換えて南昌、そこでもう一度乗り換えて目的地のTsuen Wan West駅に着きます

飛行機で見たNinaタワーは駅から公園を通り抜けて行きます

動物広場も併設されていますが、誰も居ませんでした

新しい、魅力的な遊具たちにこぞううっとり、荷物を置いたらこようと約束してホテルに向かいます

セミがいないね、とこぞうが言います

日本のセミと泣き声が違うので気がつかないようです

ジーという機械音みたいなのがこっちのセミなんだよ、と教えました


初めての予約システムを使ったのでトラブったらどうしようか不安だったのですが、何事もありませんでした

予約したとき、カンパニーレートと値段に違いが無かったのには仕掛けがありました

会社で予約すると自動的に付いてくる朝食とインターネットが別枠なんですね、やっぱり

インターネットはホテルのロビーにあるPCを使えばいいとして、朝食は痛いなぁ


部屋は角部屋でした

広くて、港が一望できて、過去最高の部屋です

こぞうも満足のご様子

38階は十分高くて見晴らしがいいのですが、最高77階あるホテルなのでちょっと寂しいです

なぜか最上階に展望スペースがありません

こういうところにサービス精神が欠けているなぁと思わざるを得ません


こぞうを部屋に置いて、ロビーに下りてPCでひめと今夜のディナーの仕切ってくれているJimmyにメールを書きました

私は今Yahooのメールを使っています

クラウドコンピューティングて便利ですねぇ


Jimmyからすぐに返事があり、待ち合わせの時間を決めたらまた連絡するというのでライダー祭について検索しました

開催場所はAsia World Expo Center、空港に隣接する施設のようです

開催日はたったの一週間、最終日は今週の日曜日、まさにわれわれの旅程に合わせたようなイベントです

これはますますj行かなければ

入場+ショーで160ドルは結構なお値段ですが…


Jimmyからの回答を確認しようと思ったらなにかロックがかかってしまったようでYahooメールが開けなくなってしまいました

他のPCでもだめなんで、サーバー側の問題かもしれません

ちょっと困りました


部屋に戻ると、こぞうが大喜びしていました

TVでバトスピの中国語版をやってたそうです

荷物を軽くさばいて、ベッドの上でバトスピして時間を潰しましたが、こぞうがじれてきました

メールが復活しているかもしれないので、こぞうをつれてロビーに行きました

Jimmyは見当たらず、Yahooも復活していませんでした

仕方ないのでパブリックスペースのある最上階、41階に寄ってから部屋に帰ります

41階にはガラス床の渡り廊下があります

私は怖くて足を踏み入れられないのですが、こぞうはうひゃうひゃ笑って駆けずり回っていました


部屋に戻ると電話が鳴っていました

Jimmyです

入れ違いでロビーに到着した模様、こちらもロビーにとんぼ返りします


ロビーには前の会社の同僚、JimmyとMarcoが来ていました

二人とも20代の若者です

夕食は中国式と香港式どちらがいいか聞かれたので香港式をお願いしました

あまりきれいじゃないけど、と前置きされます

Marcoが先導してホテルの裏に広がる旧市街の人ごみをすり抜けて行きます

道中、Jimmyとこぞうがなんか話をしています

英語で普通にコミュニケーションとれているのが不思議

途中でココナッツミルクを買ってもらいました


入り口には鳥の燻製がつるされ、淡水魚の水槽がある、典型的な地元のレストランに到着しました

こぞうは水槽の魚に夢中、Marcoが料理の注文をしてくれました

豚、鳥の燻製、揚げた海老、牡蠣のパンケーキ?、ビーフン等次々に出て来ますが、私の主食はもっぱらビール

会社の話、中国と日本の経済の話などしながら10時ごろまで居ました

こぞうはMarcoから貸してもらったiPhoneでゲーム三昧

携帯ゲームを買い与えていないので、ゲームに餓えているのです

今日だけ特別だからな

そういえばJimmyもiPhone、ハワイのTAもみんなiPhoneだったそうです

海外のiPhoneブームは日本をはるかに越えているみたいですね


最後は場所を変えて甘味どころでアイスクリーム

チョコレートとマンゴーのアイスは薄く薄くスライスされていて綿菓子のような食感で、とてもおいしかったです

これは台湾式とのこと

もうひとつ、クラッカーではさんだフルーツのスイーツはドリアンが混ざっていた模様で、微妙でした


ほろ酔いで部屋に帰って、ざかーっとシャワーを浴びて寝ました

エアコンが効き過ぎで、ブランケットがごく薄で、寒かったです