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おっす、おらおやじ。
今度もまた急に出張が決まったぞ。
Rochesterに10日間、おらワクワクしてきたぞ。

嘘です。

急な話なのは事実です。話が降って来たのは金曜日の夕方でした。
「DDiamondさん、ちょっと相談があるんだけど。」
マネージャになって何かと忙しいUさんに呼びつけられて、未だ一介の技術者であるところの私はすごすごとついていくしかありません。
仕事の話なので詳細は書けませんが、かいつまむとこんなカンジ。
とある仕事がとてつもなく遅れています。
日本側のインターフェイスの設計者は私。日本側は全く滞りがないのですが、アメリカ側がとんでもなく滞っています。
普通に考えて「無理wwwwwwww」ってくらい滞ってます。
アメリカ側は、インターフェイス設計を無視してタスクをこっちに振ってこようとしてるのですが、私的には「やだwwwwwwwwww」と言っときました。
だって半年前に打ち合わせした段階で無理だってわかってたもん。
それでもアメリカ側が出来るって言ったんだもん。
だからたくさん言質とってるもん。
ぶっちゃけ「ざまあみろ」ってカンジ?
私は一介の技術者だもんで、プロジェクトこけても腹は痛まないんですが、Uさんは責任担いじゃってるのでそうはいきません。ご愁傷様。
「他人の棺おけを担ぎこんで泣くようなまねはしたくありませんねぇ。」
「それはそうなんだけど、向こうの言い分もちゃんと聞いとこうよ。」
「私はね、Uさん。前から言ってますけど、向こうが降参するっていうなら手を貸すのはやぶさかじゃないんですよ?」
「だからさーDDiamondさーん。」
Uさんちょっと笑ったような気がしました。やばい、嵌められたか。
「そこらへん確かめに行こうよ、直に。」
あああ、嵌められました。
「例えばさ、月曜日に出発できる?」
今、金曜日の夕方なんですけど?
前回、無免許運転でエライ苦労したので、国際免許更新する時間と、仕事の残務処理の時間ってことで出発を水曜にしてもらい、私一人が悪者になるのがやなので駄々をこねてNさんを面子にねじ込んでもらい、承知してしまいました。

今までは自分の仕事をするための出張でしたが、今回は他人に仕事をさせるため、しかも下手をすると社内政治が出てきちゃう気持ちの重い旅になります。
まぁ、うまいこと土日を絡められたので、そこを楽しみにします。
今度こそカナダ国境を越えて、カジノるぞ!

なんでか折りよくねずみランドに泊りがけで遊びに行っているひめに一報をいれます。
ああそう、良かったわね。と他人事モード。
この人が奥さんでよかったなぁと、いい意味でも悪い意味でも思います。
30分くらいして折り返し電話がかかってきて「パスポートの期限切れてない?確認しといたほうがいいわよ。」
そこそこ心配はしてくれてるみたいです。

その日は同期入社にして唯一の同僚、NHさんの送別会だったので、夕方に退社。痛飲というほどもなく飲んで帰りました。
土曜日は年に何度もない廃人の日、ひめとこぞうがいないので思う様FFができる日なのです。
とはいえ、ファミレスでモーニング食って、その足でペットホテルに泊めさせられている暖炉(ボーダーコリー6ヶ月♂)を迎えにいって、合成をしてたら夕方。
早めに暖炉の散歩を済ませて、夜メリポしてお終い。
もちろん旅行のしたくなんてまったくしてません。
ああ、パスポートは10年で取ったので、2011年まで大丈夫でした。
こんなに使い込むとは思ってなかったなぁ、取った当時は。

日曜日、朝からひめとこぞうのお迎え。苦手な高速道路に乗って海浜幕張まで出張ります。
人工なぎさの波打ち際いっぱいにウルトラ10兄弟(?)を描いているこぞうと合流、貝かごかいを探してしばし流浪してから、帰ります。(そんなのいるわけないでしょ?と言わないのがお約束)
うちに着いたら雨の中、ぐずる暖炉をつれて散歩がてら近くのスーパーでネコ砂を購入。
旅行中トイレの入れ替えをしなくて済むようまっさらにします。
おい、私の旅行準備は?

月曜日、会社にメールを一本入れて、自動車試験場に向かいます。
国際免許の取得は最寄の警察でもできますが、発行までに2週間かかります。
もちろん今回のような強行軍に間に合うわけがありませんので、試験場一択です。
二俣川の自動車試験場は会社からも近いのですが、悲しいかな私のうちは東京の外れ。府中くんだりまで行かなければなりません。
府中といっても、私が知る限り一番アクセスがいいのが中央線の武蔵小金井からバス。多磨霊園と隣接した、自動車でないと行きたくない僻地なのですが、車でいけば行ったで駐車場に困るのです。
それでも朝一番にダッシュすればなんとかなるのですが、こぞうの幼稚園を済ましてからだとそれもままなりません。
こぞうを送り込んだ足で私も最寄の駅に送ってもらいました。

武蔵小金井は試験場以外対したもののない駅なので、バス停はすぐみつかりました。
到着して、受付で国際免許取得の旨を告げると、免許をコピーして申請書を作ってくれました。これは簡単。
印紙を買って、写真を撮って、3階の受付へと向かいます。
ちなみに印紙は2650円、用紙を見せればわかりますから、とにかく並べばおk。
写真を取るときに、ちょいと悲しかったこと。
身だしなみを整えようと鏡を覗いたら、一週間前に5厘刈りにした中年男の姿が。髪の毛直すとこないじゃない。
ばつがわるくて襟をちまちまちまちま整えました。
国際免許自体は何事もなく5分程度で発行されます。
こういうことこそインターネットとかでちょこちょこっとやってほしいんですが、どうなってるんだいこの国は。
海外出張の多い人は毎年まめに更新してるんですかね?
それともいっそアメリカで免許とってしまうか。
「おやじアメリカ合宿免許の旅日記」になってしまいますね、いや笑うところじゃないって。