今日のひとことブログ

ある古民家のカフェに行ってきました。

 

古民家といってもごく普通の古い家を

ほとんどそのままカフェとして開放したような家です。

 

古民家と言えば太い柱や黒光りした梁など

いかにも古くからの庄屋さんの家を想像しますが

そこはごくごく普通の民家

 

かえって気が楽

構えなくても実家に帰ったような気楽な感じで

くつろぐことが出来ました

 

で、

 

家に上がるときは当然靴を脱いで上がります

 

さてここで脱いだ靴を

入り船にするか出船にするかちょっと迷いました。

 

和のマナーとして解説されているのは

「出船」にするということ

 

しかし、一説には田舎の家には

玄関に入ると正面に神棚が飾られているので

後ろ向きになるのは神様に失礼なのだという。

 

神社やお寺は入り船で上がり、

神仏に背を向けないように、

出るときも神仏に背を向けないようにしなさいと言われます。

 

なるほどそういう考えも確かにいえそうです。

 

では、なぜ出船にするのかを調べると

ネットにはいろいろ出てきます。

 

「出船の形にするのがマナーとなったのは、茶道の影響によるもの」「茶の湯は、戦国時代、武士階級に広く愛好され、茶室に入るとき、もし敵に襲われても出船の形になっていれば、素早く履物を履くことができます。 この茶室の作法が、住居など他の建物に上がるときの作法としても用いられるようになったのです。」とか。

 

なるほど~。

 

でも、今は戦国時代ではないですよね。

 

とすれば、入り船のままにするほうが

現代では合理的ではないでしょうか。

 

とりわけ高齢者にとっては

玄関に手をついて靴を脱げるし、

帰るときも手をついて靴が履ける。

 

そういったら、腰を下ろして靴を履くほうが楽だよと

言われてしまいました。

 

どっちが楽かは人それぞれ。

 

自分は外に背を向けて両手をついて靴を履くほうが好きなのです。

 

ということで

 

マナーとされていることも

元をたどれば合理的であったり

根拠が曖昧だったり

戦国時代じゃないよ~と思ったり・・・

 

どっちだっていいようなものですが、

一般にマナーとして周知されていると恥をかきますよね。

 

 

 

 

 

 

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