山間の傾斜地で小さな田んぼの眺望は素晴らしい。
小雨にけむる田んぼ
見る分には素晴らしい景観も、
田んぼを作る側としては大変な作業なのです。
くねくね曲がった田んぼの畦草を刈り、
畦をスコップで切り
鍬で水漏れしないように塗ります。
雨の日もオープンカーで雨具をまとい耕します。
苗が伸びるから、雨だからと言って休めないのです。
気が遠くなるような作業です。
このあと田んぼをならし、
苗を植え、水管理をし、
炎天下でも畦草を刈って秋を迎えます。
稲刈りだって小さな機械しか入らないところは
手で刈って、刈った稲を束ねて運び出し
天日で干すか、脱穀機にかけ
乾燥・もみすりと大変な作業が待っています。
棚田のお米は美味しいです。
それだけ、山の水も綺麗だし、
天日干しなら最高です。
でも、でも、これだけの苦労をしても
生計を維持できる金額にはならないのです。
田植えや稲刈り体験とか、みんなで1日のツアーとかなら
楽しいイベントになるかもしれません。
現地では孤独な作業が毎日毎日続くのです。
お米の値段は安い。
私だったら出来ません。
なにか支援ができないものか・・・。



