Geminさんに聞く

「Bulls Power(ブルパワー)」と「Bears Power(ベアパワー)」とは?

 

MT4(メタトレーダー4)に標準搭載されている「Bulls Power(ブルパワー)」と「Bears Power(ベアパワー)」は、著名なトレーダーであるアレクサンダー・エルダー博士によって開発されたオシレーター系インジケーターです。市場における「買い手(ブル)」と「売り手(ベア)」のパワーバランスを可視化し、勢いの強さやトレンドの方向性を探るために使用されます。

 

1. Bulls Power と Bears Power の基礎知識

この2つのインジケーターは、基準となる移動平均線(一般的には期間13のEMA:指数平滑移動平均線)をベースにして、それぞれの最大値・最小値との乖離幅を計算します。

 

Bulls Power(ブルパワー)とは

  • 仕組み: ローソク足の「最高値」と「移動平均線」の差を表示します。

  • 意味: 買い手がどれだけ価格を上方に押し上げる力を持っているかを示します。

  • 基本の見方:

    • 0ラインより上にあるときは買い手が優勢。

    • 0ラインより下にあるときは売り手が優勢ですが、値が上向きに転じれば買いの勢いが戻りつつあると読み取れます。

Bears Power(ベアパワー)とは

  • 仕組み: ローソク足の「最安値」と「移動平均線」の差を表示します。

  • 意味: 売り手がどれだけ価格を下方に押し下げる力を持っているかを示します。

  • 基本の見方:

    • 0ラインより下にあるときは売り手が優勢。

    • ただし、ベアパワーは基本的にマイナスの数値で推移することが多く、マイナスの状態から「上向きに切り返した瞬間」が、売りの勢いが弱まった(=絶好の押し目買いのチャンス)という重要なサインになります。

    •  

2. 実際のトレードにおける具体的な使用方法

エルダー博士が提唱する本格的なトレード手法(エルダー・レイ・システム)に基づいた、具体的かつ実践的なエントリー方法を解説します。

方法A:移動平均線との組み合わせによる「押し目買い・戻り売り」

単にインジケーターがプラスかマイナスかを見るだけでなく、全体のトレンド方向(環境認識)と組み合わせることで精度が飛躍的に高まります。

【買いエントリーの手順】

  1. トレンドの確認: メインチャートに表示した移動平均線(期間13のEMAなど)が「上向き」であることを確認します。

  2. インジケーターの確認: 上昇トレンド中であっても、一時的な下落(押し目)が起きているとき、Bears Powerが「マイナスの領域」で上向きに転じた瞬間を狙います。

  3. 理由: 平均値よりも下がった価格帯で、売り手(ベア)の勢いがexhaustion(枯渇)し、再び買い手が主導権を握り始めた最初のタイミングだからです。

【売りエントリーの手順】

  1. トレンドの確認: 移動平均線が「下向き」であることを確認します。

  2. インジケーターの確認: 下降トレンド中の戻り目を狙うため、Bulls Powerが「プラスの領域」から下向きに転じた瞬間を狙います。

  3. 理由: 買い戻しの勢いが弱まり、再び強い売り圧力がかかり始めるタイミングをとらえます。

方法B:0ラインクロスおよび両者のサイン一致によるエントリー

よりシンプルにシグナルを狙う場合、両者のサインが揃う瞬間を待ちます。

  • 買いサイン:

    • Bulls Power と Bears Power の値がともに「0ライン」よりも上にある、あるいはベアパワーがマイナスからプラスへクロスして浮上したタイミング。

  • 売りサイン:

    • Bulls Power と Bears Power の値がともに「0ライン」よりも下にある、あるいはブルパワーがプラスからマイナスへクロスして下落したタイミング。

3. トレード成功のための注意点・コツ

  • レンジ相場ではダマしが多い:

    トレンドが明確に出ていない保ち合い(レンジ)相場では、0ライン付近でのクロスが頻発し、ダマしに遭いやすくなります。必ず上位足や移動平均線の傾きで「トレンドが出ている相場」に絞って使いましょう。

  • 単品ではなく「フィルター」として使う:

    Bears PowerやBulls Powerは、それ単体でエントリーを決定する万能ツールというよりは、「今のトレンドの勢いがどれくらい残っているか」「押し目の深さは十分か」を測るための優れた補助ツール(フィルター)として機能させると効果的です。

 
 

Bears Power(ベアパワー)やBulls Power(ブルパワー)は、市場の「勢い」や「押し目・戻り目」を測るのに非常に優れたオシレーターですが、単体ではトレンドの方向性を確定させることができないという弱点があります。

そのため、トレンドの方向を示す「トレンド追随系指標」や、全体の勢いを裏付ける「他のオシレーター」と組み合わせることで、エントリーの精度(勝率)を劇的に高めることができます。

 

1. 移動平均線(EMA)× Bears/Bulls Power(グランビルの応用)

開発者のアレクサンダー・エルダー博士も推奨する、最も基本的かつ強力な王道の組み合わせです。

役割分担

  • 移動平均線(EMA 13または20): 大まかなトレンドの方向(目線)を決定する。

  • Bears/Bulls Power: トレードのタイミング(押し目・戻り目)を特定する。

具体的なトレード手順(買いの場合)

  1. 環境認識: メインチャートのEMAが明確に右肩上がり(上昇トレンド)であることを確認します。

  2. 待機: 株価や為替が一時的に下落(押し目を形成)するのを待ちます。

  3. シグナル: Bears Powerがマイナス領域で底を打ち、上向きに転じた瞬間に成行で買いエントリーします。

  4. 根拠: 上昇トレンド中の「売りの勢いが尽きた瞬間」を正確にとらえることができるため、最もリスクリワードの良いポイントでエントリー可能です。

2. MACD × Bears/Bulls Power(二重のモメンタム確認)

MACD(マックディー)を組み合わせることで、中期的な勢いの転換と短期的な押し目・戻り目を二段階でフィルター掛けします。

役割分担

  • MACD(ヒストグラム/シグナル線): 中期的なモメンタムの方向とダイバージェンス(逆行現象)の察知。

  • Bears/Bulls Power: ピンポイントなエントリーのトリガー。

具体的なトレード手順(売りの場合)

  1. 環境認識: MACDのシグナル線がゼロラインより下にあり、下落モメンタムが強いことを確認します。

  2. シグナル: 下降トレンド中に価格が一時的に上昇した際、Bulls Powerがプラス領域からマイナス領域へ突き抜けた(または下向きに切り返した)瞬間に売りエントリーします。

  3. 発展テクニック: MACDで「ダイバージェンス(価格は高値を更新しているのにMACDは切り下がっている)」が発生している時に、Bulls Powerが下向きに転じたら非常に強力な売りシグナルとなります。

3. ボリンジャーバンド × Bears/Bulls Power(逆張り・スクイーズからのブレイク)

ボリンジャーバンドのバンド幅(ボラティリティ)と組み合わせる手法です。

役割分担

  • ボリンジャーバンド: 価格の過熱感(±2σ)およびトレンド発生(バンドブレイク)の察知。

  • Bears/Bulls Power: ブレイクアウトの本気度チェック。

具体的なトレード手順(ブレイクアウト狙い)

  1. スクイーズの確認: ボリンジャーバンドの幅が収縮(スクイーズ)し、パワーが溜まっている状態を確認します。

  2. バンドブレイク: ローソク足が+2σを上抜けてエクスパンション(バンドの拡大)が始まったとします。

  3. シグナルの裏付け: この時、Bulls Powerが0ラインを大幅に上抜けて急上昇していれば「本物のブレイクアウト」と判断して追随買いします。

  4. ダマし回避: もし価格が+2σに達していても、Bulls Powerの伸びが鈍い場合は「ダマし」の可能性が高いためエントリーを見送ります。

組み合わせ時の重要ルール

  • 指標は盛り込みすぎない: インジケーターを4つも5つも表示するとシグナルがバッティングし、エントリーできなくなります。「トレンド確認用1つ + Bears/Bulls Power」のシンプル2点セットが最も扱いやすい構成です。

  • マルチタイムフレーム分析(MTF)を取り入れる: 15分足や5分足でBears/Bulls Powerを使う場合でも、1時間足や4時間足の移動平均線の方向に従うことで勝率が格段に上がります。

 
よくわからないですなー
 

 

一つにしてみましたが微妙ですか

利確につかえそうですが

 

ヒストグラムにもしてみました