帰り道とても驚いた事があった



午後2時半頃
帯広から日勝峠を通り
道の駅樹海ロード日高で休憩

さらに山道へ

片道1車線の追い越し禁止の黄色車線

車の通りは多くはないが
スピードを出したトラックはよく通る

道路っぷちには草が茂って路肩がなく
左側山で右側少し平地があったような…

あと15分くらいで夕張に出るかなぁ?

と思ってたその時!




左側にタイヤ4本と車体の底?

一瞬の出来事で横を向いた時は通り過ぎてた


けど残像は残る…




えっ?車?どういう事??


車の底が見えたって事は

ひっくり返ってるって事?


まさか事故りたて??



色々と頭の中で渦巻くが

車を停車する場所がなくどんどん進む



私このまま帰ってもいいのだろうか?



ハンドル握る者として

いや、その前に人としてダメだろう


かなり進んだ所に3台駐車できるスペースがあったのでUターンした



どこだったろう?と後ろを確認しながらゆっくり進むとタイヤとひっくり返った車体が少し見えたが反対車線だし、さっきよりさらに見えない


が、やっぱり停車する場所がなく少し進むと一台だけ止めれるスペースがあった

この辺の何処かで🅿️でUターン




こんな山の中で車を降りるのは

クマ出そうで怖い…


けど人がいるなら助けなきゃ!!


車から引っ張り出して心臓マッサージ?

こんな山の中にAEDなんてあるのかよ!





とりあえず車内から

警察に確認してみることにした



『事件ですか?事故ですか?』


警察に110番するのってビビるね…


『いや、ちょっと確認なんですが…

今むかわ町穂別稲里で夕張方向に進んでいて左側にタイヤと車体が見えたのですが最近この辺りで事故はありましたか?事故処理終わってるならいいんですけど…』


と、ナビの住所を見ながら話すと


『こちらではわからないのでパトカーを向かわせます。情報ありがとうございます』


『え?私は何をしたらいいですか?車から降りて車体の確認とか人命救助とか…

それともパトカー来るまで待ってますか?』


『いや、このまま立ち去ってもらって構いません』



えーーっ?




『何か確認したいことがあればこの電話番号にかけてもいいですか?』


『はい、構いません』


と、名前を言って電話を切った


何かぼーーぜん…





しばらく放心状態でいると

一台のトラックが止まった


1人じゃなければ心強い!

私も車を降りて駆け寄る


『今、警察に電話した所です』と伝えながら

二人で車を覗き込むと…



なーんと

車体の下側(ひっくり返ってるから上側)には北海道警察と書かれた黄色いテープが巻かれてた!!


事故処理済みだった




ただ車体がペッチャンコで

窓潰れて車が1/3になってた


トラックドライバー

『あぁこれは逝ってるな…

昨日の夕方通った時はなかったから

それ以降だな』


と。


そして後続車が次々に停車する



他の人への説明は

トラックドライバーに任せて

私は車に戻って再度警察に電話


『先ほど事故処理の確認のため電話した◯◯ですがトラックが止まったので一緒に確認した所、黄色のテープが巻かれ事故処理済みでした。お騒がせして申し訳ありません』と謝った


『いえいえ、確認と連絡ありがとうございます』と優しく言われ電話を切った




すでに事故現場に止まっていたトラックと

乗用車数台はいなくなっていた


私も事故車を横目に出発!




夕張に出る途中

ミニパト2台、普通のパトカー1台とすれ違う


『あちゃぁぁ〜遅かった…

     お騒がせしてすいません…』






ここに来る途中、

道路のふちにいた鹿と目が合ったし

飛び出してきたのかな?


事故は起きたけど

本当は車体は倒れたくらいで

通行の妨げになるから

警察の力で倒したとか?


誰も亡くなってなければいいな…





そんな事を考えながら帰路に着いた




この事を娘に話すと

『目立つ所にコーンでも置いといてくれればいいのにね』


『はっ!!

  そーだよねーー!!


黄色いテープ道路から見えなかったから通った運転手びっくりするよねーー』



こんなの!



熊が怖くて確認できずに警察に電話した私が悪いと思ったけど、娘の一言でパトカー出動させたのは事故処理した警察が悪い!ってことになった


…自分の中では




札幌市内なら事故車は即レッカーだけど

山の中はそうもいかないのかな?

あの状態だと

釣り上げるのにクレーンが必要だし…



どっちにしろ

心臓に悪いのでせめてコーーン置いといて!


🌽🌽🌽🌽🌽