2013年11月中旬の夜
友人との電話中に
突然、視界が狭くなり
とてつもない
ソワソワ感に襲われる…
電話相手の友人に状況を説明すると
『それ、ヤバいやつだから
すぐに病院に行った方がいいよ!』と
アドバイスしてくれた
翌朝、精神科や
メンタルクリニックに
予約希望の連絡をするも
最短で2週間後との結果

その間
気が狂ってしまうのではないか…
という感覚と
どうにも体を動かせない程の
倦怠感に襲われる…
今思い出しても
地獄の2週間でした

診察の結果
『パニック障害』&『抑鬱状態』とされ
投薬治療となりました

ここに至るまでの僕は
早朝のランニングと
楽器や歌の練習を
毎日かかさず行い
それはもう
『やる気」や『気合』に

満ち溢れた状態でした

発症当時は
『きたかぁ〜』という感じで
『まさか』とか『なんで?』とかは
あまり考えませんでした
それは
10代の頃から読んでいる
『中島らも』さんの著書のおかげでした
鬱や中毒や精神や脳内の話など
らもさんの著書から派生した
僕の好奇心は
そうした関係の本を
読みまくるという行為に至り
20代の頃には
『脳ミソは酷使すると壊れる』という
僕なりの結論に達していたからです

なので40代で迎えた自身の状況に対しては
『あ〜とうとう壊れたか…』的な感覚でした

発症以来
飲み続けていた薬の効果もあり
2021年9月頃までは
幸いなことに重度の症状は出ず
それなりに安定した脳の状態を
保っていたのですが…

2021年10月頃から
1時間おきに目が覚める
睡眠障害を発症してしまい
その他にも
色々と症状が出てきたので
様々な検査を行った結果
2023年初旬
『重度の睡眠時無呼吸症候群』と
『脳機能に問題あり』的な診断があり
現在は投薬治療と『シーパップ』にて
現状を維持しつつ
日常を過ごしています

さて
長文になりましたが
何が言いたいかと申しますと

このような状態の僕は
竜治の新作『グミ』の下記の歌詞に
とても共鳴したと言うことです
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目の前に広がる世界がホンモノなのか?
ニセモノなのか?どうかなんてのは
今は気にしないで
残された時間はそれ程長くはないが
ありのままで構わないと
素敵な日々を描いてゆこう
描いてゆこう
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あとがき

俗に言う『心の病』に関する話をすると
『メンタルが弱い』とか『甘えている』と
発言する方々がいらっしゃいます
僕の持論ですが
『心の病』と言う言葉が
得体のしれない脆弱さを意識させてしまい
実際には環境や体質や遺伝の影響で
『発生』する脳の誤作動であることを
ぼやけさせてしまうのではないかと思っています。

脳の誤作動は
どんなに屈強な肉体を持っていても
最高に幸せな状況でも
不幸のどん底でも
善人でも悪人でも『発生』する可能性があます

もしこのような状態に至った場合は
自分を責めず
とにかくリラックスできる環境をみつけ
できれば冷静に良い医師を見つけて
ちゃんと治療することを
おすすめいたします

これが10年間身をもって体験した
僕の現在の結論です