俺は。

あいつのためなら。
あいつが、笑ってくれるなら。
いつでもピエロになれる。

「アイドル」なんて肩書き、守ろうとする気は、とっくに失せてるよ。
これでもいちおう『嵐』…だけど。

「アイドル」なんて俺が無理してやらなくても。
後輩で、好んで『王子様』に成りたがるヤツ、いくらでもいるからさっ。
もし、『王子・翔』を望んでくださる
レアなファンの方がいらっしゃったら…
それは、誠に申し訳ない。

変顔だって自ら喜んでやる。
過酷なロケも。
苦手な高所チャレンジ企画も。
嫌いなメニューの食レポも。

あいつが、それをスタジオで見て、
隣で笑っていてくれれば、それで本望。

あいつの気持ちは。
いまいち掴めない。

俺の気持ち、ちゃんと届いていないのか?
あるとき、
どんなヤツが好きか、あいつに聞いてみた。
答えは…めちゃくちゃ、だった。

優しいのが、好き。
かわいいのが、いい。
冷たいのも、ゾクゾクするから悪くない。
おもしろいのは…おもしれぇ!って思う。

"俺を、俺らしく居させてくれる人"が
好き。

…なんなんだよ、それ。
難しいこと言うんじゃねぇよっ!?


俺はその日から。

『松本潤を、松本潤らしく居させるため』に。
どんな男にならなきゃいけないのか。
自分の中での、思考の格闘が始まった。

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