こいぬの性格

ラブラドールレトリーバーのサニーくん。生後４ヶ月のおとこのこ。あかるくて愛想がよくてフレンドリーなサニーくんです。

あかるくて、愛想がよくてフレンドリーだし、元気でわんぱくだけど、落ち着きもあって物怖じもしないし、サニーくんは生まれながらそういう性格をしています。きっといい奴になるはずです。

今の世の中は、育て方やしつけ次第で犬の性格が変わると思われています。でも、それって本当のことでしょうか？　僕自身、たくさんのワンちゃんに会ってきましたが、性格が変わったワンちゃんに合うことはものすごく希です。「馴れる」と言う意味で変わることはあっても、犬の性格がライオンの性格に変わっていくことはまずありません。

保護犬で、ものすごく臆病な性格だったりしたときに、虐待されていたとすぐに結論付けられたりしますが、それは間違いで、そのワンちゃんは生まれつき臆病な性格をしていたはずです。すごく攻撃的だったりしたときには、しつけがちゃんとできていなかったからだとすぐに結論付けられてしまいますが、それも間違いで、そのワンちゃんは生まれながら攻撃的な要素を持っていたはずです。

生まれながら「臆病」な一面を持っていなかったり、生まれながら「攻撃的」な一面を持っていないのならば、どのように飼われていても、どのように育てられたとしても、臆病になることはないし、攻撃的になることもありません。生まれながら持っていないものは、どうやっても出てこないのです。

性格が変わらないものだとしたら、仔犬のときの性格のままあの世へと旅立つその日まで生きていくということになります。だから、犬を飼い始める前に、そのワンちゃんの性格を冷静になってみてほしいところです。ごく一部ですけれど、飼い主さんと愛犬の相性がよくないことがあるのも現実です。「ちがうワンちゃんを飼っていたらしあわせな生活になっただろうに」と思うことだってあります。

どんな性格のワンちゃんだったとしても、その性格を受け入れて愛していくのが理想ではあるけれど、それはなかなか難しいところなので、犬を飼い始める前は、どんなワンちゃんでもかわいいと思うところではあるけれど、自分自身の為に、冷静になって、自分に合うワンちゃんかどうかを考えてみる必要があるはずです。