犬の便事情

秋田犬のトラくん。

悪そうな顔立ちしているけれど、まだ一才にもなっていないお子さまです。

見た目とは裏腹に、ちょっと繊細なお腹をしているトラくんです。

ありがとうございました。

お腹の調子って、下痢をしやすい人もいれば便秘の人もいるわけであって、かなり人それぞれだったりします。

そのうえ便そのものなんて、その人しか知らないかなりのシークレットゾーンだったりするので、自分の便は自分しか知らないのが、それが普通のような気がします。まあなかには、他人の便の状態を把握している人がいるかもしれませんが、自分の便と他人の便を比べることなんて、普通はあまりないような気がします。

ところが犬は、便そのものがとくにシークレットゾーンというわけではなく、ほかのワンちゃんの便と比べて、健康状態を把握したりすることがよくあったりします。

そして比べてしまうと、愛犬の便の緩さが気になってしまう飼い主さんがいたりするわけですが、ではそもそも、便って、硬い方が普通なのでしょうか？それとも、ちょっと軟らかいほうがふつうの便なのでしょうか？いったいぜんたいどのくらいの硬さが普通の便なのでしょうか？

人間の便をベースに考えてみるとなると、世間一般的にどのくらいの便の硬さが普通なのかがわからなくなってしまうので、野生の動物の便をベースに考えてみることになりますが、野生の動物って言っても、草食獣と肉食獣では、便の質がそもそも違うし、草食獣は便が硬いような気がするけれど、肉食獣は便が軟らかいような気がするけれど、でもちょっと自分の憶測が入っているので、正確なことはわからないところです。

そんなわけで、自分が見たことがある鹿やタヌキやキツネの便で考えることになりますけれど、鹿の便は硬くて、タヌキやキツネの便は、ドッグフードを食べている犬よりは、ちょっと軟らかい感じがします。タヌキやキツネは雑食性の動物なので、腸の長さは犬に近いような気がするので、参考にするにはちょうどいいところかもしれません。

だから犬の便は、ちょっと軟らかめなのが、本来の便の硬さだったりする可能性があるような気がします。ところがそのくらいの硬さだと、便を処理するときに大変なところがあったりするので、ドッグフードには、便が硬くなるような繊維質が入っていることがあるわけです。

硬い方が健康的な便だと思われているところがありますが、本当にそうなのでしょうか？って質問されると、答えが詰まるところかもしれません。そこで人間の便のことに戻りますが、あなたの便は、そもそもどのくらいの硬さなのでしょうか？人間のほうが、犬より腸が長かったりしますけれど、それにもかかわらず、犬の便より人間のシークレットゾーン的な便のほうが軟らかくないでしょうか？人それぞれの便の硬さがどのくらいかなんて、分からないところがあるけれども、たぶんきっと、人間の便のほうが軟らかいような気がします。

それを踏まえて考えると、ドッグフードを食べている犬は、もしかしたら異常なくらい硬い便をしている可能性があるし、ちょっと便が軟らかかったとしても、それがおかしいわけではないのかもしれません。

そんなわけで、人の便事情は、かなりの謎に包まれているわけです。

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