魅「…親愛なる部活メンバーへ。僕は今までとっても楽しい日々を送ってきました。それは部活メンバーがいたから。きっと貴方達は僕がいなくても楽しく幸せにやっていけるでしょう。最後に言わせて下さい。僕、古手羽入はとても幸せでした。皆さんの未来が素晴らしい未来であるように心から祈っています。古手羽入……」
手紙を読み終えた。
圭「…魅音。俺にもその手紙読ましてくれねぇかな?」
圭一はさっき魅音が読んだとこを読み返した。
レ「…あれ?封筒の中に何か入ってない?」
レナは封筒の中を覗いた。
魅「あっ!もう一枚入ってた。」
詩「お姉ったら…貸してください。私が読みます。」
詩音は魅音から紙を奪い取り中身を読み上げた。
詩「なんて嘘に決まって…るの…です?」
レ「詩ぃちゃん。ふざけないで。」
詩「へ?ふざけてませんよ!!あっ!」
レナは詩音から紙を取り内容を読んだ。
レ「え!?詩ぃちゃん…これって…」
詩「だから言ったじゃないですか!!ふざけてませんよって。」
黒梨「で、結局何が書いてあったの?……」
レ詩「なんて嘘に決まってるのです。ぁうぁう☆」
みんなの目が点になった。
圭「はい?今なんて言った?」
レ「はぅ~…なんて嘘に決まってるのですって書いてあるんだよ?だよ?」
詩「待って続きがあります。えっと…騙して悪かったのです。ちょっと梨花に反省してもらいたかったのです。梨花が最近ダラダラしすぎだからちょっとした仕返しなのです。許して欲しいのです。僕は一週間神様友達と慰安旅行行ってくるのです☆みんな梨花の事をよろしくたのんだのです☆ぁうぁう☆…ですって…」
みんなの目線が梨花に集まる。
黒梨「あのクソ神がぁぁ!!魅音激辛キムチとワイン持ってきて!」
魅「り梨花ちゃん!?」
黒梨「早くしな!!じゃないと圭一に魅音の秘密全部ばらすわよ!!」
圭「なんで俺?」
魅「きゃぁぁあ!!今すぐにお持ちいたします!!!」
魅音は大慌てで台所へ向かった。
レ「あはは…羽入ちゃん可哀相だね…だね」
沙「仕方がありませんわ。これだけ心配かけたんですから。私も羽入さんが帰ってきたら新作のトラップでお出迎えしてあげますわ!!」
悟「…ところで未来のみんなも仕掛人だったのかな?」
詩「でしょうね…完璧に騙されちゃいました。完敗完敗。」
この後羽入が帰ってきてみんなにとても可愛がられたのは言うまでもない

羽「辛いのでひゅー!!苦いのでひゅー」


羽入はみんなの方へ手を伸ばした。
圭「よく言った羽入!!俺がそんなくだらない運命から救いだし…え?」
圭一が羽入の手を掴もうとしたが通り抜けてしまう。
羽「…時間が来てしまったのです。」
梨「嘘…でしょ?」
羽入はいつの間にか巫女服になっていた。
羽「みんなと沢山お喋りできてとっても楽しかったのです☆そして僕を救ってくれるとも言ってくれた。本当にありがとうなのです。もう十分なのですよ…」
圭「な何が十分何だよ!!まだ何にも抗ってないぞ!!そんなんで満足するな!」
沙「そうですわ!羽入さんがいなくなったら私寂しいですわ!!」
羽「…ありがとうなのです。でも、もう迎えが来てるのです。魅音の家のポストに手紙をいれておきましたのです。帰ったら魅音が読み聞かせてあげて欲しいのです。みんなの未来に幸あれ。」
そう言い残し羽入は消えてしまった。
梨「は、羽入ぅぅぅぅう!!!!」
圭「くっそぅ。何にも出来なかった…畜生ぅ。」
圭一達は泣きじゃくれている。
大悟「むぅ。みんなの体が…」
1番先に変化に気づいたのは大悟史だった。
峻「消えかけてる…」
瑠「何で!?もしかして…皆様も消えてしまうの!?」
黒梨「…いえ、違うわ。元の世界に連れ戻されてるの。」
魅「みんなと…お別れって事?」
沙「羽入さんがいなくなったうえに皆様ともお別れなんて悲しすぎますわ!!!ふわぁぁぁん」
悟「沙都子…」
悟史は泣きたいのを我慢して沙都子をあやしている。
大詩「みなさんが来てくれて本当楽しかったですしまた羽入さんとも会えて嬉しかったです。また遊びに来て下さいね。」
大梨「もう時間みたいね…さようなら。みんな…」
圭一達は元の世界に戻された。

気づいたらそこは魅音の家だった。
魅「…戻ってきたんだね…」
沙「羽入さんが…羽入さんが…ひっく…」
詩「ほら沙都子…もう泣き止んで下さい…私だって悲しいんです…から。」
レ「羽入ちゃんは最後に手紙を残したって言ってた。魅ぃちゃん。」
魅「わかった…取ってくるね。」
魅音は玄関へ向かっていった。魅「あったよ…」
魅音は一枚の封筒を持ってきた。
魅「読むね?」
そう言って魅音は封をあけた。











大圭「…俺はあの時羽入の悩みに気づいてあげる事が出来なかった…だから今度は救いたい!運命なんかに屈するな!!」
大魅「おじさんも羽入を救いたい!!」
大レ「今の羽入ちゃんを救う事がいなくなった羽入ちゃんに出来る唯一の罪滅ぼしなの。」
大悟「だから諦めないで!!」
大沙「羽入さんも私達と戦いましょう!!」
大詩「そうです。戦う前に負けを認めるなんて許しません。」
大梨「過去は変える事は出来ない。…だけど未来は変える事が出来る。そう教えてくれたのはどこの神様だっけ?羽入、貴方でしょ?」
大人部活メンバーも羽入に手を伸ばした。
魑「私は羽入の事あまり知らない。でも母さん達の大切な仲間なら私も力を貸すよ!」
花「父さんの仲間ならこんな壁、楽勝に乗り越えれるよ!!ってか私がそんな壁壊しちゃうよ!!」
優「…僕は羽入の存在を知ってた。だから羽入と一緒にいたい!」
美「これから生まれてくる僕達の為にも生きて下さいなのです。」
雅「そうだぜ!!羽入ちゃんはもう俺らの仲間!仲間を見捨てるやつはここにはいねぇぜ!!」
瑠「羽入さんは私達の仲間!」
紗「さぁ羽入ちゃん。手を伸ばして!」
峻「俺らがいれば天下無敵だ!!」
ここにいる皆が羽入に手を伸ばした。
圭「さぁ羽入!手を伸ばすんだ!俺らと一緒に最高の未来に辿りつこうぜ!!!」
だが羽入の手は動かない。
大沙「羽入さん?」
羽「…皆の気持ちは本当に嬉しいです。でももう無理なのです。どんなに抗っても絶対に無理なのです。だから…だ」
黒梨「羽入の馬鹿!!!あんた忘れたの!!?今までの百年間を!もう希望も奇跡も存在してなかった悲惨な運命を打ち破った仲間があんたの味方になるって言ってるのよ!?これ以上の奇跡存在しないわよ?羽入…諦めないで…羽入は私がいなくなったら寂しいって言ったでしょ?私だって羽入がいなくなったら寂しいの…だから戦って!!」
梨花は羽入を抱きしめながら泣いた。
レ「…梨花ちゃんの言う通りだよ…。羽入ちゃんがいなくなる事で悲しむ人は沢山いるの。だから私達と戦お?怖いものなんてないよ…だってここには沢山の羽入ちゃんの味方がいるんだもん。」
レナがそっと梨花と羽入を抱きしめた。
羽「…たい…生きたい!!!!僕はまだ生きたい!みんなと一緒に幸せな未来を描きたい!!だから僕を助けて下さい!!!!!」
羽入は大声で叫んだ。