この記事は アニメ 銀河英雄伝説Die Neie These 第12話 「死線[後編]」のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください
また、「銀河英雄伝説」全編のネタバレを含む可能性もあります。未見の方はお気をつけください

 

まさかとは思ってましたが本当にアムリッツァ会戦が始まる前に「邂逅」が終わってしまいましたね「銀英伝DNT」

でも「邂逅」最終回の12話は25分で映画1本観たくらいの見応えがありました

 

特にこの人、「邂逅」で出番ないのかなと思ってたらギリギリ間に合いました

登場は画面越しのみ、台詞も一言

「銀英伝」の黒幕、準主役級のキャラだと「DNT」だけで観てる人が思うでしょうか? 外伝の設定が活かされましたね

 

かなり生殺し感強い終わり方をしましたが、“それがどうした!”

 

さて、感想を書いていきます

 

冒頭

 

解放、というか占領した帝国領民の暴動を受け、傷を負っている同盟兵士たち

個人的に、残り少ない食料を分けてくれた戦友に、半分こして返しているこのシーンがすごく印象に残りました

 

「辛いのは自分だけじゃないんだ」って、後のポプラン初登場の場面で強調されましたが、良改変だったと思います

 

ラインハルト「我が軍は、被占領地の奪還とともに、民に食料を供輸する。反乱軍を、生かして返すな。卿らの武勲に期待する!」

 

「プロージット!!」

『プロージット!!』

 

大事な場面なので2回やりました

カッコいいので、何回観てもいいものです

 

これで観るのも最後になるOPを挟み

 

ハイネセンからイゼルローンに届いた物資を、単に補給するだけで済むはずの任務に余裕ぶっこいている補給艦隊の、スコット提督

「銀英伝」の登場人物って、なんかもっと他に暇つぶし無いの?ってくらい3次元チェスで遊んでますよね

 

スコット「なんだ、“前線”でなにかあったのか?」

ニコルスキー「“前線”ですと!? ここが“前線”です、あれがお見えになりませんか!?」

戦争は会議室じゃない、現場で起こっているんだ!

同盟軍は無能軍人と有能軍人の差が激し過ぎる気がします

 

ワープしてくるバルバロッサ

二万隻越えで補給艦隊襲うとか、いくら後の戦いを控えていてもやりすぎじゃないですかね

 

「やる」と決めたらラインハルトのために容赦はしないキルヒアイス

撃つシーンすら映さず補給艦隊を壊滅させました

 

ところで、ふと思ったんですが、水耕プラントとかって宇宙船に積めるんですかね?

普通に考えたら部品を輸送して惑星に降りてから組立ですよね

 

オーベルシュタイン「これで、敵の補給線を断つことに成功しました」

ラインハルト「諸将に繋げ。

        かねてからの計画に従い、総力をもって反乱軍を討て」

諸将「「「「「「「ハッ!」」」」」」」」

この戦い、活躍する将もいれば、恥をかく将もいますが少なくとも第12話の時点では割と平等に扱ってもらえたと思います

 

「銀河英雄伝説Die Neie These 邂逅」最終回 第十二話

本当に十二話で切りやがりました

 

やっぱり同盟側に観るべきところが多かった回だと思います

 

哨戒との連絡が途絶え、敵が来たことを察するウランフ

 

ウランフ「もう少し早く、撤退する腹をくくれていれば…」

 

同盟にだって、まだまだヤンやビュコック以外にも名将は揃っているんです

いえ、揃っていた、にしてしまったんです…主に政治家とフォークが

 

さて、帝国スキーな銀英ファンの皆さんお待ちかねの時間でした

 

まずはこの「黒色槍騎兵戦団(シュワルツ・ランツェンレイター)」

全艦隊が黒く染められているという、どれが旗艦なんだか分かりにくく、かつ敵に認識されやすく、ペンキ代もかかる、とにかく攻めること大好きな艦隊です

 

この辺はもうたぶんロマンの領域なんでしょうね

提督であるこのお方の

 

ビッテンフェルト「フッ」

出ました猪武者、ビッテンフェルト

まさかこの人より前にこの作品で「猪」に例えられてるキャラがいるとは思いませんでした(なお、ゼークト)

 

良くも悪くも熱い人です

でもその忠誠心や曲がったことが嫌いな根性で、諸将や部下からも慕われてると思ってます

 

さてウランフVSビッテンフェルトが繰り広げられる中

 

二万もの戦艦を率いて補給艦隊を討ったキルヒアイスが帝国領でもまだイゼルローン側にいたこの方の艦隊に襲いかかりました

最後の最期に、ホーウッドにあんな見せ場があるとは思いませんでした

 

次々に同盟艦隊に襲いかかる帝国軍

 

ビュコック「クッ、撤退の機を逃したか。戦線が伸び切り、補給も届かんこの状態で、いつまで保ちこたえられるものか」

ロボスに伺いなんか立ててたら殺されるのを待つだけなので、部下の命のために勝手に撤退しようとしていたビュコック率いる第五艦隊

 

出兵行為自体も失敗なら、出兵してからさえ詭弁や睡眠で判断を妨害

ロボスやフォークの功罪はとんでもないです

 

思えば、同盟軍が「やばい、撤退開始だ!」って判断して尻を向けようとし始めたタイミングで仕掛けること自体がラインハルトの作戦だったんでしょうね

 

ムライ「占領地からの撤収は完了しております、移動を開始しますか」

ヤン「いや、このままでいい」

ムライ・パトリチェフ「!?」

ヤン「この星域は濃いガス帯の影響で光学兵器の射程が短い。接近戦で敵を攪乱して、脱出のチャンスを探ろう」

ヤンの戦い方は基本、エル・ファシルとかアスターテみたいにある程度、敵に「してやったり!」と思わせたところから撤退という名の“反撃”が始まるのです

 

戦いが始まった時点ではほとんどいつもピンチです

そうなるように大体の場合ラインハルトが仕向けてます

 

そしてポプランが初登場

 

ポプラン「第十三艦隊に配属されて、初めての出撃だな」

出て来ないと思ってたら、このタイミングで配属だったんですね

 

前作よりワイルドな顔つきになってます

性格ももっと過激になってるのかと思ってました

 

ヒューズ「このままご帰還だと思ったらどうしようかと思ってたぜ」

シェイクリ「体がなまっている、ちょうどいい運動だな」

 

ポプランとコーネフ以外も紹介と台詞がありました

 

コーネフ「…フッ」

コーネフも当然ながら登場

 

先程銀英世界での暇つぶしについて書きましたけど、クロスワードパズルという割と独特な暇つぶしを持っているコーネフ

実際彼みたいにアナログな暇つぶしがあると便利だったりします

最低限、ペンと照明は要りますが

 

「第八十八独立空戦隊」という空戦のエリートチーム出身のようです

これは知らなかったです。忘れたのではなく知りませんでした

 

ポプラン「さっさと終わらせようぜ、シャンペンを冷やしておけよ」

整備兵「あるわけないでしょう、せめて水を用意しておきますよ」

ポプラン「ふっ、無粋な奴だ」

これは粋の問題ではなく、食糧が困窮している今、本当に酒なんて在庫にないんでしょうね

栄養価も高いですし、酒って

 

どうでもいいですが、シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのみがシャンパンなんですけど、この未来世界では定義はどうなってるんでしょうね?

キリスト教でさえ薄れてるのに、「祝い事にはシャンペン」という儀礼が残っている素敵な銀英伝世界に、乾杯(プロージット)

 

ヘルメットと同じ独特なマークが描かれたポプランのスパルタニアン

この辺はCG技術の進歩でやっぱり前作よりカッコよくなってますね

 

しかし

 

ポプラン「クソッ! なんだこりゃ!?」

戦闘に入ってから自機の整備不良に気が付くポプラン

 

それはともかく、ヘルメットにすごい絵が描いてあります

リリスとかサキュバスとか、そういう淫魔かなにかの絵ですかね?

 

出力が上がらないスパルタニアンで敵のワルキューレに激突してしまい、戦死するヒューズ

 

前作から思ってましたけど、このワルキューレとかスパルタニアンのパイロットってこの時代の戦争で一番怖い役回りですよね

まだ斧持って戦う方が地に足付いてる分マシです

 

命懸けで戦うのに、肝心のスパルタニアンの整備がこんなんだったので技術大尉トダに怒りを爆発させるポプラン

 

ポプラン「照準から火線が九度から十二度も狂ってた! レーザーが無効のここじゃ機銃が役立たずじゃ丸腰と一緒じゃねえか!」

しかし、整備兵が飲まず食わずの腹ペコで整備していたことを知り、その分の食糧が自分たちパイロットに回っていたことを知ると

 

ポプラン「…ハッ!」

非礼を詫び、改めて整備を頼むポプラン

 

微妙に前作と性格が変わっている気がします

前作は「憎めない性格の悪さ」があったと感じてますが、ここで言い返したら完全に悪者ですしね

 

なお、原作小説ではトダもポプランの女好きな性格を知っているのか「人間はただでつくれるが戦闘機は金がかかるんだ」と言い返して喧嘩になり、シェーンコップが仲裁してます

 

食事が満足に取れないと集中力が落ちるのも当たり前で、さらにベテラン(おそらくは人格的にもまともな)技術者が皆軍に行ってるって描写があったので、ここは個人的にはよかったと感じました

 

賛否両論ありそうな十三艦隊の空戦のさなか

 

ルッツの旗艦「ヘルズブレイズ」の放つ長距離砲が第十二艦隊の旗艦を撃ち抜きます

 

終盤にならないと見せ場がやってこないので、あまりどんな性格してたか思い出せない提督、ルッツ

なんか手ごたえがなくて退屈そうです

 

そのルッツに艦隊の八割を壊滅させられ、提督のボロディンは自決

残念ながら、彼には提督想いの副官はいてくれなかったようです

 

次の戦艦には、割と個別のファンがいそう

 

ロイエンタールの旗艦、トリスタン登場

色は黒だったんですね

名前はたしか、アーサー王の円卓の騎士の一人、でしたっけ

 

ビュコック「慌てず陣形を保て、確実に活路は開ける!」

司令官が不安がってると、その不安が部下に伝搬して行って、結局動揺がミスを誘ったり、敵に付け込まれたりする

それが分かってるからこそ、あえて威風堂々としているビュコック

 

そんな彼でも内心までは鎧えない

 

ビュコック「(とはいえ、やすやすと勝ちを譲ってもらえる相手ではなさそうだな)」

目の前の(見えてはいませんが)左右非対称色の目を持つ男が一筋縄ではいかないことが即座に分かったようです

 

ロイエンタール「ほう、敵もなかなか、老獪だな」

老獪、ってなんで相手の年齢まで推測できるの?

て思ったんですけど、ロイエンタールくらいになると、経験豊富な敵か、ただ頭の回る敵かは区別がつくんでしょうかね

 

なんか「ほう」って台詞に相手への深い敬意が込められてる感じがしました

 

そんなロイエンタールが、最も信頼する男はというと、

 

アル・サレムの「まさか、疾風ウォルフ!?」の予想通り

 

「人狼」こと「ベイオウルフ」で第九艦隊を急襲していました

確かにこの艦だけめっちゃ動きが速かったです

なんか前作アニメだと帝国軍の戦艦名って漢字で書かれたり、カタカナで書かれたりしてたんですよね

「DNT」ではカタカタで統一のようです

 

さて、銀英イケメン双璧のもう一人はというと

 

ミッターマイヤー「慌てて距離を詰めすぎるなよ、思わぬ反撃にあうかもしれん。もっとも、反乱軍にまともな艦隊運用ができればの話ではあるがな」

自分の艦隊の速度が速すぎると自覚があるらしい発言

ひょっとしてミッターマイヤーの艦隊の艦って他の艦隊より、性能のいいエンジンを積んでたりするんでしょうか

 

そして、火竜の異名をとるにふさわしく、太陽のような燃える星の間近からルフェーブル率いる第三艦隊に相対しているワーレンの旗艦サラマンドル

背景のせいで色が見にくいですが、他にないので前回の赤い戦艦がこれでしょう

 

なんでこの艦が好きなの?って訊かれてもよく分かりません

単に自分が帝国軍のラインハルトの部下の中でワーレンが好きだから、それだけかもしれません

 

なんか提督っていうより総帥とか呼ばれてしまいそうな外見にされてるワーレン

不敵な笑みを浮かべるだけじゃなく、なんか言え

せっかく好きなキャラなのに

 

そしてあんまり艦隊運用しているイメージがないメックリンガー

旗艦の名前、ガンダルヴァ、だったんだ…

銀英伝でそんな星系出てきませんでしたっけ

もっと芸術家っぽい名前の旗艦にすればいいのに

 

補給艦隊を討ち、第七艦隊の掃討もそこそこに転身するキルヒアイスの旗艦、バルバロッサ

やっぱりカッコイイ!

バルバロッサが映ってる画像は全部記事に載せたいくらいなんですけど、そんなことしたら絶対収まりませんからね

 

そして、プライドを傷つけられたこの人

 

ホーウッド「旗艦でありながら、敵に脅威とも思われずに捨て置かれるとは…!」

さっきのルッツのヘルズブレイズの長距離砲といい、やっぱり、旗艦って他の艦より強いんですね

 

多少頑丈に作ってあるのかな、位の認識でいました

長年の疑問が氷解した気分です

 

そして、キルヒアイスにヤンが嫌う「武人の誇り」を踏みにじられたホーウッドは…

この辺のキルヒアイスの判断はアスターテでのラインハルトの戦い方を真似てのものだったんでしょうか

 

各戦の場面が終わり、いい加減いい時間戦っているはずのウランフとビッテンフェルトはというと

 

ビッテンフェルト「にも関わらず未だ殲滅できないとはどういうことだ?」

怒りに左目をぴくぴくさせた後

 

ビッテンフェルト「攻めよ」

オイゲン「!?」

ビッテンフェルトの副官、苦労人オイゲン

私的見解を言えば、ビッテンフェルトを毛嫌いはしてないんだけど、その性格にはいつも苦労してる、のかなと

 

ビッテンフェルト「徹底的にな」

オイゲン「はっ」

攻めに回らせたらとにかく強いこの人

ただの馬鹿って訳でもないものの、頭に血が上りやすくて、人間味あるコメディリーフです

 

というより、帝国側はみんな真面目なので他に候補がいなくてネタキャラに回されてる感じがします

 

そんなビッテンフェルトの猛攻を受け、艦隊の戦える艦が千隻余りになり、副官から「降伏か逃亡しかない」と言われるウランフ

 

ウランフ「不名誉な二者択一だな、えぇ?」

日常生活で使えそうな銀英伝の名台詞

 

でもあまり使わない方がいい台詞でもあります

ウランフも言いたくなかったでしょう

 

ここに至ってもまだ余裕の不敵な笑みを浮かべられるキャラだったんですね

なぜか毎回、私の感想記事では各回に「裏主役」なるものを勝手に決めてますけど、今回は間違いなくポプランかウランフです

 

降伏は性に合わないので逃げると言うウランフ

ほとんどが死んだであろう艦隊司令官の中で健在な者は?と訊き

 

副官「アッテンボロー准将が、健在です」

 

出てきてくれきました、我らがダスティ

ヤンより若い准将ですよね

 

OPにいた彼がやっぱりアッテンボローでした

 

生存した、残る艦隊を率いてできるだけ脱出させてほしいという最後の命令を受け、台詞は「ウランフ提督…」のみ

 

銀英伝の名言製造機、ダスティ・アッテンボローのDNT初台詞は上官の覚悟への返事でした

 

ビッテンフェルト「なに!?」

命懸けの、強引な突破に驚くビッテンフェルト

 

アッテンボローに後を託せたからか、満足げに最期を迎える男ウランフ

本当に、この遠征で同盟に残った何人の有能な提督が死んだのやら…

彼はその筆頭です

 

このように圧倒的不利な同盟軍の中、唯一大きな損害を出さず持ちこたえていた第十三艦隊

 

ポプラン「ちっ!!」

それでも、エネルギーとか、純粋な兵数とか色々不利な同盟軍

 

ここのポプランはOPでも使われてるカットですかね

 

ポプランのスパルタニアンが奮戦しています

このことから、トダたち整備兵が空腹の中、必死で機体の調整をしてくれたことが分かりました

 

ケンプ「さらなる攻撃のために部隊を再編する!」

あんまり銀英伝全編でいいところがあった記憶がないケンプ

完全にヤンに翻弄され、一時撤退

 

元はワルキューレのパイロットで「撃墜王」だったらしいですが、いわゆる「名選手が名監督ではない」ような人だったんですかね

 

パトリチェフ「提督、追撃のチャンスです」

ヤン「いや、ここで我々が無理をして勝ったところで全体として不利は揺るがない」

 

ヤン「全艦隊、逃げろ」

「逃げる」ことを恥とか不名誉とか思わないヤンらしい言い方です

 

変なプライドを捨てればやりようや生きようは色々ある

この辺が私がヤンを尊敬する理由です

冒頭で自評してたように彼の場合、ヒューマニズムがプライドの代わりに選択の幅を狭めてるんですが、それもまた好きなところです

 

なんとか大きな損害なしにイゼルローンまで帰投できた第十三艦隊

ところで、この二つの光がイゼルローン回廊の入り口と出口なんでしょうかね?

それともどっちかがイゼルローン要塞なんでしょうか

 

そんな中、識別不可能な艦隊を発見

 

ヤン「規模は?」

フレデリカ「我が艦隊の、およそ三倍です」

ヤン「…敵だな」

そんなにいっぱいいるなら、味方じゃなく、敵

ヤな判断基準です

 

副官のビューローの報告を受け、自分たちが見つけたのが、アスターテの因縁の相手、「ヤン・ウェンリー」であることを察するキルヒアイス

浮かぶのはラインハルトの言葉

 

ラインハルト「その男、あるいはお前が言っていた人物かもしれないな」

キルヒアイスの世界って本当にラインハルト中心に回ってますよね

 

このとき、ヤンと相対したと分かったとき、「俺がやっつけていいのか?」って思ったのか、「ラインハルトのためにここで倒さないと!」って思ったのか、興味深いところです

 

ヤンはケンプをやっと振り切ったと思ったらキルヒアイスに見つかって、とうとう優勢な部分が一つもなくなった同盟軍に、追い打ちが入ります

 

ロボス「全軍をアムリッツァ星系に集結させる」

グリーンヒル「閣下!」

政治的な理由、威信の問題で今更勝手な命令を出すロボス

こんな命令出すくらいなら寝ててくれた方がマシ、って思ったのは私だけでしょうか

 

ロボス「これは命令である」

グリーンヒル「……!」

十三艦隊が無事と連絡が入っているとはいえ、娘を戦場に置いている父親としては気が気じゃないと思うんです

 

フォークが倒れてもまた別の無能が無茶を言う

無能が無能を動かし、無能の後ろにまた無能が控えている多重無能無能ウォール

 

グリーンヒルの心の中でこのあたりからかなり同盟そのものへの不満と不安が燻っていたんでしょう

むしろロボスが導火線に火を点けてしまったのかも

 

ムライ「敵は、数で優る正面装備で押しつつ、後方では補給を行い、間断なく火力を投入してきています」

見た感じ、「撃っている部隊」「退いている部隊」「補給してる部隊」に分かれているようですね

 

これ観たとき、有名な「長篠の戦い」を思い出した人が多いんじゃないでしょうか?

火縄銃は準備に時間がかかるので、撃つ部隊と弾を込める部隊を分けて入れ違いに休む間もなく撃つってあれです

織田信長を歴史的にカッコよく描くための創作の可能性もあるらしいですが、創作だとしてもよくできてますよね

 

そんな理に適ったキルヒアイスの戦術を見たヤンはため息一つついた後に

 

ヤン「けれん味のない、いい用兵をする。ローエングラム伯はいい部下を持っているようだ」

個人的にラインハルト麾下で「けれん味がない」って表現が似合うキャラってワーレンだと思ってます

 

元の意味を正すと、「はったりを使わない、誤魔化したりしない」って意味らしくて、それだと、ワーレンかなぁと

裏返すと、「けれん味」って言葉を擬人化したようなのがフォークです

 

敵を褒めてばかりもいられないヤンの元に、司令部からの余計な連絡がフレデリカのハスキーな声で告げられます

フレデリカも内容見て腹立ったのかも、ここ

 

フレデリカ「『同月14日をきして、アムリッツァ星系Aポイントに集結。即時戦闘を中止し、転進せよ』」

何をいまさら勝手なことを

 

ビュコック「何を今更、退けるものならとうに退いておるわ!」

そりゃ怒りますよね

 

それはそうと、ビュコックの副官、チュン・ウー・チェンが出てきました

キャスト欄にチェンとあったのでこのキャラがパン屋の二代目、ことちぇええええええええん、チュン・ウー・チェンでしょう

 

ヤン「簡単に言ってくれるな」

「艦隊を単縦陣に再編成、殿に弩級戦艦を配備し、牽制しつつ、戦線の離脱を図る」

 

文句言いながらもすぐに策を説明するヤン

自分では「歴史から学んだだけ」と言ってますが、基本的に頭の回転がめちゃくちゃ速いんですよね

無論、それはラインハルトもそうなんですけど

 

ヤン「もっとも、敵もこちらの動きを、予想しているだろうけどねえ」

ほんの少し戦っただけでキルヒアイスの恐ろしさを理解したヤン

 

ラインハルト一人ならともかく、あんなのまで相手にしなきゃいけないのか…、ってとこでしょうか。この時点では

 

なんかめっちゃ交互に映されるヤンとキルヒアイス

ある意味、ここでキルヒアイスがヤンを仕留めていたらアムリッツァ会戦どころか色んなものが終わっていたんですが

キルヒアイスはそのつもりで第十三艦隊を追っているようです

 

ぎりっぎりで逃げ切れるかどうか、というヤンの艦隊の元、まさかの人が駆け付けました

誰?って言わないように! 第七艦隊提督ホーウッド中将です

この展開は全く予想してませんでした

 

さすがのキルヒアイスの予想も超えていたようです

十話で出てきたとき「なんか人相悪いおっさんだなぁ」だったホーウッドがヤンの救援に来ました

最初は誇りを傷つけられたのでキルヒアイスに一矢報いたかったのかなとか思ったんですけど、違いましたね

 

ホーウッド「第十三艦隊の退却の援護を行う! エネルギーの残量は気にするな! 全弾、撃ち尽くせ!」

もはや出ていけばやられるだけと分かっていても、なにかせずにいられなかったのでしょうか

 

それは武人の誇りか、祖国への想いか、なんでしょう?

 

ホーウッド「判断を誤るなよ、ヤン・ウェンリー」

ただ、ヤンに何かを託したかった、それだけなんだと感じました

 

やっぱり同盟びいきです、「DNT」

でも美形の若者ばかりが目立つ今のアニメの中にあって、こういう悪人顔のおっさんキャラにカッコいいところを作ってあげるところ実に良いです

たとえ死に際にしか輝かなくても、それが次に繋がっていくなら

 

パトリチェフの「今なら敵を挟撃できる!」という声に

ホーウッドの最期の望みを受け取ったかのように「このまま退却だ」と判断を下すヤン

 

シェーンコップ「つらい決断ですが、あなたは正しい」

普段の不敵な笑みを消し、告げるシェーンコップ

ここのヤンの顔は画面に映りませんでした、あえて映さなかったのでしょう

 

ホーウッドが命を懸けて脱出口を切り開いてくれたことに敬礼する面々

ヤンが敬礼しなかったのは、そうすることも思い浮かばないくらい、自分を責めていたからなのかなあと

 

ブリュンヒルトでアムリッツァに集結する同盟軍の動きについてオーベルシュタインの推測を聞いたラインハルトは

 

ラインハルト「敵が、アムリッツァを墓所としたいのであれば、その希望を叶えてやろうではないか」

これもなかなかの「銀英伝」の名言だと思います

 

勝つことを疑っておらず、相手に敬意払っているように聞こえて、生かして帰す気などまるでない、でもなんとなく詩的ないかにもラインハルトらしい台詞です

 

ナレーション「ヤン・ウェンリーと」

 

「ラインハルト・フォン・ローエングラム」

 

「両雄は再び、アムリッツァの地で相まみえることとなる」

 

というところで、「銀河英雄伝説DNT」第12話「死闘[後編]」及び「銀河英雄伝説DNT 邂逅」ここまでです

 

続きの「星乱」は2019年に映画で、だそうですね

さあ、どうしましょう? 観ることは決めているんですが

 

それにしても、もう少しキリのいいところで切れなかったんですか

わざとですよね? ねえこれわざとですよね?

 

さて、「邂逅」の感想はここまでです

 

私がアニメの感想を1話から書いて、最終回まで書いた初めてのアニメになります

 

それは置いといて、アニメとしての総評として、不安ではありましたが、「銀河英雄伝説DNT」、思ったよりずっと良かったです!

もっとこう、想い出ブレイカー、原作クラッシャーアニメになると覚悟してましたので

 

再び「銀英伝」を楽しめたこと、アニメスタッフに感謝を

そして一区切りまで感想を読んでくださった方にも感謝を

 

それでは、〆の言葉を

 

Prosit!!