この記事は アニメ グランクレスト戦記 第22話 「聖杯」のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください
いくら体調がよくないとは言え、感想書きたいアニメが溜まっていくと、ストレス発散のはずのアニメ視聴やブログ書きでストレスが溜まると気づきました
さておき、最終回に向けてラストスパートになってきた「グランクレスト戦記」
タイトルと前回の展開で最悪の予想はしてたんですけど、その最悪が当たってしまったかのような回でした
せめてサムネはプリシラの笑顔で
ただ、それだけではなく最近何気に絡みが減っていたラシックとテオの会話がたくさん観れたり、テオが周りから「皇帝陛下」と呼ばれるようになっていたり、
出合った当初割といがみ合っていた(ゲームやって思い出しました)シルーカとプリシラの友情が描かれたりもした回でした
さて、そんなただ「死んじゃった」で終わらせたくない、22話「聖杯」の感想行きます
冒頭
前にお花に水をあげていたプリシラにシルーカが「自分が聖杯だと宣言した」と報告していたこのキャラが割とイメージまんまで登場しました
レオーネ「皇帝を僭称するテオ・コルネーロは唯一神の欠片たる聖印を独占し大陸を我が物にしようとしています!」
まさしく絵に描いたような敵側の宗教キャラです
バックに何か付いてるのも丸分かりです
生意気にもテオ様みたいな青い戦旗を発動しています
信者を思ってのものではなく、自分が威光を受けているという悦に浸っている笑顔
でも、このキャラもそれだけではなかったのかもしれません
一刻も早くエーラムに向かって魔法師教会の「粛清」を何とかしないといけないのに最悪のタイミングで敵に回る聖印教団
なにか裏があるのは明らかです
テオ「聖印教団と魔法師協会が繋がっているということだろう」
マリーネ「根拠はあるの“です”か」
おお、マリーネがテオ陛下に敬語を…
なんか一気に本当に皇帝になったんだなって実感が湧きました
いきなり邪魔してきた聖印協会が魔法師協会、というかパンドラとやらに繋がってるという、よくある構図です
シルーカ「魔法師協会が君主派の魔法師を粛正し、君主と対決する道を選んだのが昨晩、そして、その翌日に教団は皇帝軍に聖戦を発動しています。しかも、エーラムへ道を塞ぐように布陣している」
素晴らしく分かりやすい根回しですね
もう暗躍する必要すらないって事でしょうか
聖印教団の兵力を確認するアレクシスに対し、アウベストが
アウベスト「聖戦士が2000、傭兵団は3000ほどですが、信者の数は7万以上」
グラクレ史上もっとも大きな数字が出ました
私たちの感覚で言うと、地方の市まるまる一つ分くらいの人口が信者にいるようです
この信者には戦えない民も大勢いるらしく、テオとは真逆を行く民の救い方ですよね
(というか、「戦えないからこそ使い道がある」という非道)
テオ「聖戦士や傭兵はともかく、俺は罪もない人と戦いたくはない」
民が戦うことを望めば、共に戦うことはするんですが、無抵抗の民を虐殺なんて考えられない皇帝陛下
さっそく、地位に伴う命への責任みたいなものがのしかかってきました
ラシック「お前が戦えないなら、俺が戦う」
ここで、「汚れ役は引き受ける」とばかりに申し出るラシック
勿論彼だって嫌なんでしょうが、テオの為ならそれができる男なんですよね
その後、たとえテオに恨まれる覚悟もできてるんでしょう
ここのラシック、皆の前なのにテオを「お前」と呼ぶあたりに従属君主ではなく、兄貴分のような、友人としての発言だと伺えます
って、どんだけラシックびいきなの私
プリシラ「戦いにはなりません、唯一神はそれを望んでいませんから」
ただ、そんな君主が矢面に立って戦争する前に何とかしたいってのが今回の話でして
話し合いのために「教団」の陣地に乗り込んでいくと言い出すプリシラ
テオ「そんな人間のところに行ったら、殺されかねない!」
無論反対し、語気を強くするテオ
テオってここまでプリシラ大切に思ってましたっけ
と、ちょっと思っちゃったんですけど、誰であっても死んでほしくないだけでしょう
こういうところもまた、テオなんです
明らかに無力な民を殺せないテオの性格を知ってのやり口
そして、放っておいてもその無抵抗の民を人質にして攻めてくる
ならいっそプリシラの言う通りにしてみようというシルーカ、ただし
シルーカ「ですから、私も同行します」
皇帝テオの魔法師として、プリシラの友人として
危険なところに赴くなら一人では行かせない
テオに直接行かせるわけにはいかない、万が一にもテオに何かあればすべて水泡に帰す
「だから自分が行く」と、そう言いたげなシルーカでした
聖印教団も一枚岩ではなく、聖女派、つまりプリシラを崇める連中は勝手にいつかテオがプリシラに聖印を捧げると思い込んでいた模様
プリシラ本人はどうするつもりだったのでしょうね?
信者をあえて虐殺させることでテオの名声を地に落とすという非道をあっさりと言っているギュンター
観ていけば分かりますが黒髪ロングのジョセフではなく、帽子被ったハゲじゃないじじいのギュンターがパンドラの一員、つまり黒幕です
レオーネ「なるほど…」
一応ぎりぎり最後の良心は残っているらしい教皇のレオーネ
こういう宗教側の方が一方的につけこまれて利用されてるだけっていうのもあまりない展開かも
ファンタジーものって宗教側が黒幕なこと多いですよね
むしろ、パンドラとやらがこの世界で最悪の宗教なのかもしれません
場面はテオ達に戻り
シルーカ「吉報をお待ちください」
テオ「無事に戻ってきてくれれば、それでいい」
タクトは折ってしまったのでゼルマ様が作り方を教えてくれたという箒を持ってプリシラの護衛兼テオ代理の交渉役について行くシルーカ
箒は「あれば集中力を高められる」代物とのこと
魔女みたいに乗って飛んだりはできないのでしょうか、ヤーナも白魔女も当たり前のように飛んでましたよね
テオ「アーヴィン、アイシェラ、二人を頼む」
アイシェラ「当たり前よ、二回も命を助けてもらった恩は、返さなきゃね」
パンドラにかけられたギアスをプリシラに解いてもらった代わりに、邪紋の力が消えたらしいアイシェラのウインク
スマホのゲームで知ったんですが、シャドウやヴァルキリーは邪紋で常人離れした力が使えるようですね
つまり、行くメンバーで超人的な戦闘力を持っているのは今やアーヴィン一人、と。たしかにテオ不安でしょうね
そして歳の差カップル大好きな私の中では、最近このアイシェラへの好感度が爆上がり中(性別はどっちでも可)
アウベストへの想いは最後まで叶わぬ恋なんでしょうか
ラシック「二人を信じよう」
本当ならついていきたいであろうテオを引き止めるかのように肩に手を置くラシック
プリシラ回だったにも関わらず、第22回はラシックが本当にいい役してました
シルーカ「ウチらの敵はあくまで魔法師協会や、坊主はすっこんでろやコラ(要約)」
レオーネ「戦い止めて欲しければおどれらの聖印全部よこせや、わし神様やぞ怖ないんかコラ(要約)」
一応礼儀は通すシルーカ
レオーネ「聖印は唯一神を復活させるためのもの! それを独占するものは誰であろうと罰されねばなりません」
やっぱりろくでもないレオーネ
ところで、もしも偽者の聖杯に聖印捧げまくったら一体どうなってたんでしょうね?
やっぱり唯一神関係なくグランクレストになるんでしょうか
皇帝、つまりテオの目的はグランクレストで混沌を浄化すること、それは教団の目的と一致しているという素敵な飛躍理論で信者を説得するシルーカ
宗教にすがる人たちなんて、助けてくれるのが神である必要なんてないんですよね、個人的な意見ですが
ジョセフ「黙れ! 虚言で信者たちをたぶらかすと許さんぞ!」
小物でしたけど、この台詞に限っては、こいつの言うことにもある程度の説得力があったのではないかと
プリシラ「嘘ではありませんよ」
ここからプリシラのありがたいハイパー説法が始まります
勝手に「テオが唯一神を復活させる」とか言い出しました
ここ、ちょっと止めないと墓穴掘る…
ジョセフ「それは神の代理人たる教皇猊下のお役目だ! 平民出身の若造がやっていい事ではない!」
向こうが勝手に墓穴掘りました
やたら偉そうですが、いったいどういう立場なのやら
プリシラ「神を復活させようとするという尊い行為に身分が関係あるのでしょうか」
プリシラ、ものの見事に論破しました
これでどっちが悪か信者たちの中で確定してしまいました(ほとんど平民でしょうしね)
ジョセフのナイス利敵行為に拍手
ジョセフはパンドラが送り込んだ信者なのか、それともただの信者の中の成り上がりなのか
そもそも、プリシラが言うように人に序列をつけてる時点でダメなんでしょうけどね
プリシラ「唯一神が復活すれば、混沌の苦しみから、争いの悲しみから我らは救われる。死後の楽園ではなく、現世の楽園が実現する日が来るのです」
恐怖のシーン
グランクレスト戦記には怖いシーンがいっぱいありましたが、このシーンの怖さは格別でした
結局何なのこの子
ついていくなら美少女だ!とばかりの信者たちに聖杯の形をした聖印を見せるプリシラ

創作の世界だと割と間違っていないから困ります
どうやら生まれつき杯の形をした聖印を持っていたらしいプリシラ
しかも教祖の娘とか、この子がテオと敵対してたらやばかったんじゃ・・・
そうならないように「唯一神」とやらがお告げを出したのでしょうかね
プリシーの狂気の演説で完全に流れがテオ側に行く中、
ギュンター「パンドラの理念に忠誠を誓った勤めを、果たすときが来たのです」
あかん展開
光るなら 殺してしまえ 混沌核(字余り)
そんな素人の殺気をアーヴィンが見逃すわけもなく・・・
「神は言っている、ここで死ぬ定めと」
どちらかというとプリシラの意思というより、宿ってる神かなんかが「運命だから」とそうさせた感じでしたね
そしてこの表情は唯一神の人ならざるが故の超然と、プリシラの覚悟が重なった結果なのかなと
アーヴィンがシルーカの意に反して助けるの止めるとかよっぽどだと思うんですよね
グサリ
プリシラもレオーネの言ってることが全て嘘と分かっていて素直に死を受けれたような展開
流れ出す血
プリシラ「シルーカ、さん…」
感じたままを書くなら、唯一神の憑依が解けた後、シルーカが自分の死を悲しんでくれたことが一人の人間として、嬉しかったのかなと
レオーネ「私は教皇の名でプリシラ司教を異端と宣言しました! 唯一神に問うたところ、彼女に死を与えるようにと天啓を受けたのです!」
宗教的な言い訳
まるで魔女狩り、ってヤーナのときもこんなこと書きましたっけ
そして、光る傷口
これ見て「死ぬ定めではない」発動して生き返ると思った人、多かったんじゃないでしょうか
少なくとも、私は奇跡が起こって息を吹き返すと思いました
血が滲むほど唇を噛み激昂するアイシェラ
最初はプリシラのこと、「良い子ちゃんで気に入らない」とか思ってたのかもしれません
でも恩ができて一度守ると決めたなら絶対守ろうとする
アイシェラってそんなキャラだと思うんです
そして、邪紋の力がなくても充分強いですよね
シルーカ「アイシェラ! ダメェーーー!」
アイシェラ「離して! 離してシルーカ!」
シルーカ「私たちの目的を忘れたの!? ここで教皇を殺したら、戦いは避けられなくなる」
アイシェラ「―――!!」
「そんなことになったら、プリシラのやったことが全部無駄になるのよ!」
姉の体にしがみついて止めるシルーカ
どんな状況でも、やっぱり理性的な判断ができるんです
これは、アイシェラが毛嫌いしてた、養父のアウベスト譲りなのかもしれませんね
プリシラ「シルーカ、さん、悲しまないで、ください。これが私の、なすべきこと、なのです」
今まで、何度も死に往きかけた人を助けてきたプリシラ
分かっていたのに、少し泣きました
でも、その悲しみも怒りもすべてテオに語ってもらうことします
アイシェラ「プリシラに加担したことが罪だというなら、あたしは喜んで獄界に堕ちるわ、でも、あたしたちの命がそう簡単に取れると思わない方がいいわよ!」
実はこの場面一番キレてたのって口に出して言ったアイシェラじゃなくて気付きながら止められなかったアーヴィンなんじゃないか、って思うのです
シルーカが道中何回「もしもの時は頼むわね」とか言ってたんだろう、とかそういうことを思うと、ここの容赦のなさに普段見せない怒りが現れてたと、そんな風に感じました
所有者が死ねば一定時間後に混沌核になってしまうという、君主や魔法師には常識で、民間人には知る由もない、「グランクレスト戦記」世界のルール
それを覆し、形を保ち続けるプリシラの聖杯
まだ、この時点では生存を信じてました
アーヴィンやアイシェラを「死ぬ定めではない」と判断したならプリシラだってきっと死ぬ定めではないと、そうしてくれるって思ったんです
ならその聖印を奪えとそそのかすギュンター
心の底にわずかに残った良心で自らの行いを悔い、パンドラから離反するレオーネ
ただ、その理由が「獄界に堕ちるよりはましだ」だったのが反吐が出ました
レオーネの処分はアーヴィンが食い止めるも、逃げるギュンターに対しシルーカは
シルーカ「追わなくてもいいわ、あいつを殺したって、何も変わらない」
彼女の洞察力なら、裏に魔法師協会、引いてはパンドラがいてその情報のために捕まえた方がいい、位は考えそうだったんですが
もうなんか、これ以上プリシラをそのままにしておくのが嫌だったのと、テオに一刻も早く伝える方が優先だと思ったのでしょうか
うーん、ちょっとシルーカらしくない判断でした
まさしく、気が気じゃなかった、んでしょうね
アーヴィンが走りテオに伝えられるプリシラの訃報
テオ「これが、彼女の『なすべきこと』だったというのか!?」
自分のへ怒りを爆発させるテオ
違う選択はなかったのか、あのとき昏倒させてでも止めていれば、今ここで生きていてくれたのではないか
もうなにをどうすればいいかわからないまま拳を机に叩きつけました
でも、じっと待っているわけにもいかないのでアーヴィンの言う通り教団の陣地へ向かわねばなりません
3回目の視聴で思ったんですが、よくテオはアーヴィンを責めませんでしたよね
ラシック「私も同行いたしましょう」
とテオの命をというより、心を守ろうとするラシック
誰かが支えてないとそのまま崩れ落ちそうに見えたんでしょうね
エマ・ルナ「「私たちも!」」
エマとルナも同行を申し出ます
常闇の森やシスティナで、描写がなかっただけで、エマとルナもプリシラとは女の子同士仲良くしていたのかもしれません
なにより、ラシックと同じく自責に駆られるテオを支えたかったのでしょうね
ラシック「皇帝陛下は私が命に代えてもお守りします」
今度は友人や兄貴分としてではなく、武人として剣を捧げた相手に言う感じで告げるラシック
こういう武人の考え方は昔から好きなんですが、少し考え方を変えた方がいいと思ってしまいました
テオ「『命に代えて』とか、言わないでもらえないか、俺は誰一人先に逝って欲しくはないんだ」
立場が大きくなればなるほど個人の生き死にに一喜一憂できなくなる
それがわかってないようなテオでもなかったでしょう、でも
それでも、一人の人間として、ラシックみたいな自分を慕う人が死ぬところなんて、もう見たくもない味わいたくない
システィナからミルザーとの決着位まで、メンタル強くなり過ぎた感があったテオの、本来の弱さと優しさがむき出しになっていました
ラシック「フッ、俺はそう簡単には死なんよ」
ぜひそうあってほしいものです
届かないと分かっていても、言わずにいられない、ラシックの励まし
プリシラのことで沈みまくっているとこ、申し訳ないですが、第22回の男ラシックが今までで最高過ぎです
ラシック「教皇軍との戦いは避けられたが、この先には魔法師協会との戦いが待っている。大勢が命を落とすだろう、だが、お前だけは死んではならん」
「それが、皇帝というものだ」
主君ではなく、長い付き合いの弟分みたいな相手だからこそ、つまりラシックからだからこそ言えた言葉
シルーカには、むしろ絶対言えない言葉だったでしょう
テオ「覚悟はしていたけど、今は正直、心が折れそうだよ」
テオがこんな返事を返せたのも、相手がラシックなればこそだったのかなぁ
テオ「プリシラ、あなたの聖杯は、あなたの想いとともに俺が受け継ぐ」
血色を失ったプリシラのなきがらに語りかけるテオ
返事が返るはずがない
プリシラはもう二度と笑わない、話さない
ええい、奇跡はまだか、本当に起こらないのか!?
つい、そう思ってしまいました
テオ「聖杯を、お預かりする」
プリシラの心を抱きしめるように聖杯の形をした聖印を自分の聖印に受け取るテオ
プリシラ「混沌の時代を終わらせてください、テオ様。そして人々が安らかに生きられる時代をお創り下さい」
確かに聴こえた、プリシラの声
水野先生が作った設定と違っていてもいいです
聖印って、やっぱり心で、命なんです。そう思いたいんです私が
元は混沌とかじゃなくて、命で繋がってるって私は勝手にそう思います
テオ「あれが教皇なのか」
シルーカ「はい。本物の聖女を殺してしまったと怯えております。魔法師協会と聖印教団の関係を調べるため、捕縛しておりますが…、いかがなされますか」
テオ「処遇は君に任せる」
テオ「正直、彼を見ていると怒りで何かしてしまいそうなんだ」
プリシラの想いを無にしないために背を向けたままでいるテオ
ミルザーを手にかけたとき、一度、「この手で倒したい相手はもうこの世のどこにもいない」
と言っていたテオ
そんな相手をこれ以上増やしたくはありませんよね
テオ「さあ、一緒に帰ろう」
命尽きながらもかすかにほほ笑むプリシラを抱え、モーセの割れる海のように道を開ける信者たちの間を失意のまま歩いて行くテオ
そう、彼はもう止まれないのです
第22話 「聖杯」 ここまでです
とても悲しい回でしたが、今まで何度もプリシラが起こしてきた「奇跡」がなぜプリシラ自身に適用されなかったのかが不思議でなりません
唯一神はなにを考えているんでしょう?
そして、残すところあと2話でラシックがものすごく心配になった回でもありました
次回 第23話 「城壁」
さすがにいよいよエーラムに乗り込むようですね
Aman.




























































