この記事はアニメ 覇穹 封神演義 第18話 「死闘」のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください
また、漫画「封神演義」全編のネタバレを含む可能性もあります。初見の方はお気を付けください
このブログについて、各アニメ感想ごとに読んでる人がまちまちだということを自覚しつつ
また、こんなブログ、画像だけ見られて文章なんて全く読まれてないと自覚がありつつ、一応書いておきます
これからしばらく更新頻度が落ちます
多分良くて隔日維持、酷ければ週2,3回まで落ちます
理由は、気が向いたらまた「CCさくら」のアレみたいに4コマでも作って近況で書きます
さて、「覇穹 封神演義」第18話、感想
17話でようやく出た、この方についてと、聞仲の過去がAパートまるまる割いてアニメで語られたのが嬉しかったです
朱氏さん、声もキャラデザも素晴らしかったです
実に魅力的な「あたい」キャラでした
聞仲より4つ年上、永遠の片想いって感じですよね
個人的には今週を「聞仲」ってタイトルにして、6話と7話の仙界大戦が始まる前あたりに6.5話として入れて、殷の荒廃も見せてればもう少し違和感なく17話まで観れてたんじゃないかな~と…
ひょっとしてタイトルだけ先につけておいてシナリオは後で考えてるんでしょうか?
冒頭
もうすでに滅亡寸前の殷
朝歌の民が禁城に詰め掛けています
民「お願いだ! 何か食べ物を!」「どうか食べ物を!」「紂王を出せ!」
もはや王に対して「陛下」すらつけません
こんな不敬な発言した者を刺殺しなかった時点で、兵もかなり紂王と殷に失望してる証拠なんでしょう
文官「近頃は逃げ出す兵士の数も増え、このままでは…」
文官「申し上げます! 周軍は澠池城を突破し、朝歌に向けて進行中」
紂王「なにっ?」
文官「その数…二十五万!」
さすが中国です
日本の近代以前の戦争で片側の軍だけで10万人以上が動いた合戦なんて関ケ原くらいしか思い当たりません
その数千年前に25万人動員とか、スケールが違います
絶望する紂王の元に
妲己「紂王さま~ん、ただいま」
我らがヒロイン妲己ちゃんが戻ってきました
ジェスターハットが黒になって怪しさが増してます
そういえば妲己がいなくなって紂王の記憶からも消えてるエピソードやりましたっけ?
このアニメ、もうカットされた場面が多すぎて、カットしてなくても記憶にないとカットしてるんじゃないかって疑心暗鬼になってきました
高友乾「クソッ!」
王魔「落ち着け高友乾」
高友乾「聞仲さまは一体いつになったら戻られるのだ!?」
久しぶりに出てきた九竜島の四聖
どうやら聞仲が殷の守りのために置いて行ったようです
そういえば張奎はどうして出て来ないんでしょうね?
実は先は発言にあった澠池城の守備担当だったりするんですがこのまま存在を抹消されるんでしょうか?
果たして、この四聖たちとどっちが幸せなんでしょう?
妲己「あはーん、聞仲ちゃんの残り香がまだこんなところに~」
噂をすれば影とはよく言ったものです
“中途半端に実力を持った者が終盤まで生かされるとより強いキャラの強さを示すために殺される”
ジャンプ漫画のお約束です
妲己「紂王さま~ん、こいつらをやっつけて~」
李興覇「紂王…?」
紂王「…!」
ホラー映画の殺人鬼みたいになってしまった紂王
哀れにも戦闘シーンすらなく封神される四聖たち
聞仲から見たらなんて皮肉な展開なんでしょうね
紂王が子供にされて太公望たち周軍の前に立ちはだかるまで保つかどうか怪しくなってきたところで、
普賢「妲己によって、殷はもはや民の信望はない。事実上、殷はもう終わっているんだ、だから僕は提案する」
「みんなで力を合わせて妲己を倒し、人間界を浄化しよう」
届かない説得
しかし、すでに決裂が分かっているこのシーンをわざわざ尺取ってもう一回流す必要があったのでしょうか?
どうも18話は場面使い回しの尺水増しが目立った気がします
今回やたら長かった冒頭部分が終わり
第18話 「死闘」
てっきり聞仲VS十二仙の虐殺戦闘が今回来るんだと思ってました
申公豹「ついに聞仲が出てきましたね。“楽しかった”仙界大戦も最終幕となってしまいました」
この人の「楽しかった」には私たち視聴者のわだかまりや不受容の悲鳴を聞くことも含まれているように思えてなりません
何年かすれば「そんなアニメもあったなぁ」って懐かしい思い出に変わるって、長く生きてると分かってくるんですが
さすがにまだ申公豹の100分の1も生きてない私には、現在進行形のものをそこまで皮肉な目線で楽しむことはできません
黒点虎「どっちが勝つと思う?」
申公豹「確実に、聞仲です」
黒点虎「えーっ!? でも崑崙には太公望も残りの十二仙も、竜吉公主もいるんだよ?」
黒点虎がこんなにしゃべってるの、「覇穹」では初めて聞いたかもしれません
それにしても、この二人は長い付き合いのようですが、お互いの考えていることはまるで読めないようです
なればこそ、ウマが合ってずっと一緒に居るのかもしれませんね
申公豹「確かに数の上では不利ですねえ、でも彼の実力彼の殷に対する想いは数すら粉砕するでしょう。ただし…」
今週は申公豹のいい表情がいっぱい観れたのも、よかったところですかね
こういう、最強なのに傍観者、好奇心だけはあり、自由だから誰とでもコンタクトが取れる「狂言回し」キャラは巧く使うと読者にとって非常にありがたい存在になるのですが、今週やっとその役割を果たしました
殷の惨状をあたらめて語り、聞仲に問いかける申公豹
この場面をもっと早く出していればよかったのにと思います
申公豹「聞仲、あなたはそれを修復できるのですか?」
聞仲「お前に言われるまでもない、道化。殷は必ず立ち直る」
やっと、私が観たかったこの話を入れてくれました
普通に考えたらキレて禁鞭振り回して追い払ってもおかしくないような申公豹の淡々とした物言いに、己の過去を語りだす聞仲
考えてみたら、聞仲にこんな態度取らせることができるのって、実力的に申公豹しか存在しないんですよね
聞仲「私にとって殷は子供のようなものだ、子供を亡くして喜ぶ親はいないだろう」
少なくとも楊戩が通天教主の息子であるように、仙道にも「親子」の概念はあるようです
ただ、申公豹は持ってない感情だと推測してます
聞仲「若かった頃の私には、ライバルがいた。朱氏。私と彼女の力は互角だった」
随分前の記事で、憑依前蘇妲己が出てきたあたりで書きましたが
この人、聞仲からは「さほど美しくもない」と言われてますけど、充分美人だと思います
私的見解を言えば、聞仲は「あくまで武術のライバルであって、女性と意識しないために」そう思い込んでいたんじゃないかなぁと
内心絶対好きだったんだろうって思います
ただ、その感情が自分の武器を鈍らせるのが嫌だった、という武人としての考えが聞仲の心の根底にあったんだろうなと、漫画読んだ時と同じことを想いました
朱氏が王の第二夫人になり、朱妃となってしまい目標を失う聞仲
聞仲「心にかかった靄のようなものを振り払うために、私は自分を虐めぬいた」
どうしてだか、気持ちが分かる気がします
答えなんて存在しない、それが「答え」なんだけど、それでも答えが欲しい、そんな思考の迷路に入ってしまうのが怖くて体を動かすしかなかった、ってところでしょうか
本当に、生きるのが下手なんですよね聞仲
この話を漫画通りもっと早くやらなかったせいで聞仲が「覇穹」では「殷絶対守るマン」のただの暴走野郎になってた気がします
異常な修行のせいと言うかおかげと言うか、仙人骨ができてしまったので仙人になることを王と“朱妃”に告げ、仙人界に行く聞仲
ここの細かな心理描写とか、観るところは色々あった回でした
ちなみにこの時点でまだ第三の目がありません
10年ほど過ぎた頃、殷が姜族に攻め滅ぼされたという知らせが聞仲が修行していた金鰲島に入りました
この時点で第三の目ができてました
通天教主にナニカサレタんでしょうか?
聞仲「朱妃!」
朱氏「殷と、この子を…」
10年ぶりに会えて、色んなことを言いたかったんでしょうけど、最期に国と息子を聞仲に託せることを安心して息を引き取る朱氏
聞仲「朱氏…」
昔の呼び方で呼ぶ聞仲
彼のこれからの生き方が決まった瞬間でした
聞仲の昔語りを満足げに聞いている申公豹
聞仲が自分に語ってくれたことが嬉しかったのか
はたまたただ聞き入っていたのか、とにかくどこか幸せそうです
聞仲「いい王もいれば悪い王もいた、だが出来の良しあしに関わらず皆私を畏れ、慕ってくれた」
申公豹「そして、みなあなたより先に死んでいったのですね」
非常に印象に残りました、この申公豹の台詞
これは歳を取らない仙道ならでは寂しさですね
申公豹にもそんな人間がいたんでしょうか?
聞仲「くだらん話をした」
申公豹「いいえ」
ここ、聞仲が「忘れてくれ」って付け加えてたような気がするんですが、それだと申公豹の「いいえ」に繋がらないので削ったんでしょうか
それとも私の記憶違いでしょうか
なんにしても、ここの「いいえ」の言い方がすごく良かったです
申公豹「たしかにあなたは殷の親ですよ、聞仲」
この台詞は想い出を聞かせてくれたことへのお礼だったのかなと
そんな風に感じました
やはり同じ話であっても、字で読むのと声で聴くのは違うものですね
ときは現在へ戻り
そんな殷への「親心」も、もはや「妄執」と成り果ててしまった聞仲の容赦ない普賢への攻撃が続いています
聞仲「私が必ず殷を立ち直らせてみせる!」
そういえば「仙界伝」の方では紂王を退位させて、「覇穹」では出て来ない息子の殷郊を王に立てて殷を再建しようとしてましたよね
「元素を操る」はずのインチキ宝貝、太極符印で斥力を発生させて禁鞭の攻撃から身を守る普賢
普賢「本気で滅ぼすつもりなんだね、躊躇なく動力炉を破壊するなんて。でも聞仲! 僕を封神することはできないよ、斥力を発生させた、君の禁鞭はもう僕には届かない」
んな無茶苦茶な…
元素操って核使えて引力まで制御するとかどんだけなんでもできるの太極符印
ま、質量を持ったもの同士が引き合うのが万有引力なので、そのベクトルを変えることを宝貝でできるのならできるのかもしれませんが…
あんまり書くと自身の無学をさらして恥をかきそうなのでこのへんにしておきます
普賢「!」
聞仲の禁鞭はさらに無茶苦茶です
反転させられているはずの引力を無視して普賢の体にダメージを与えました
木原神拳でも使ってるんでしょうか
太公望「早まるなよ、普賢、…!?」
やっと出てきた主人公の太公望
と、思ったら黄巾力士のエネルギーが切れて落下していきました
普通に考えたらこの落下だけで封神されるんじゃあ…
一方。このアニメのヒロインの妲己は
貴人「妲己姉さま、これはアロママッサージと言うエステ的美容法ですわ」
妲己「よろしくてよん、よろしくてよーん、苦しゅうないわー」
アロマオイルってそのときの体調によってどれを塗るのがいいか決める為に、オイルの入った瓶を持ちながら指の力を確かめるんですよね
「オーリング」っていう実に不思議な判断法なんですが
貴人の横に何本か置いてあるんで、多分妲己が気分で選んだか、そんなオーリングみたいなアロマの手順で塗るオイルを決めたんでしょう
喜媚「妲己姉さま~! クレオパトラも飲んでたという幻のドブロクを持ってきー!」
ツッコミどころ満載の飲み物が登場 別に漫画通りなんですが
まず、封神演義の時代にクレオパトラも楊貴妃も生まれてません
※ 封神演義 ≒紀元前1000年
クレオパトラ = 紀元前69年生まれ
楊貴妃 = 西暦719年生まれ
あと、ドブロクは米から作るので果汁は入れません
ちなみに実在する日本酒「美少年」は清酒です
それと幻なのになんで台車で運ぶくらい大量にあるんですか
呑んだ妲己の反応
妲己「よろしくてよーん! ヒューホホホホ!!」
よっぽど美味しかったようです
是非今度試飲させてもらえませんかね
妲己「やっぱりヒロインたるもの、こうして美しさに磨きをかけないとねーん」
喜媚「ヒロイン~」
実に嬉しそうで楽しそうな姉二人に対し呆れている王貴人
真面目と言うか、一言で言うと堅物な性格なんですよね
王天君「クククク、相変わらずいいご身分だな、妲己」
一人目がやられちゃった王天君、二人目が動き出しました
キャストでも隠すことなく「王天君」って書かれてました
いつまでも美容に気を使う、意識高いママを持って実に嬉しそうです
そして貴人の半ケツファッションは何ですか、姉の趣味に合わせてるんでしょうかね?
聞仲がとうとう動き出したことに関して
妲己「彼の心の一番柔らかいところを突くのよ、あなたなら分かってるわよね」
ママが可愛い王天君に策を授けます
王天君もおべっかなのか本音なのか、「敵わねえ」とのこと
その聞仲の「心の最も柔らかいところ」、黄飛虎
飛虎「あれ?」
天化「どうしたさ、親父?」
飛虎「美人三姉妹は?」
天化「さあ、いつの間にかはぐれちまったさ」
あの方々に限って少々のことでどうにかなるとは思えませんが、私もできれば上の美人三姉妹より、黄親子が話題にしている美人三姉妹が観たいです
さておき、聞仲の心の一番柔らかいところは朱氏の子孫、つまり紂王だと思うのです
その辺りの事情まではさすがの妲己も知らないのでしょうか
場面はタイトルの「死闘」のシーンに戻り
太公望を逃がし、仲間が来るまでの時間稼ぎをしていることを聞仲に看過される普賢
聞仲「たとえ自らの命を落とそうともな」
普賢「…」
何で普賢の血はあんなに透き通ってるんですか
顔のドアップと血がポタポタの場面ばかりは嫌ですよ
普賢「皆が来れば! きっとあなたを倒せる!」
核 融 合 ふたたび
前は袁天君の宝貝空間の中だからともかく、放射能とかは大丈夫なんでしょうか
聞仲「ほう、宝貝『太極符印』の核融合だな」
いや、「ほう」で済まさないでくださいよ聞太師
「核融合」ですよ、「核融合」
何されてるか分かってるんですか?
今回は袁天君にかました時とは違い、宝貝の周りにではなく明らかに聞仲に狙いを定めて使ってます
太公望「普賢…」
強烈な眠眠打破のために打神鞭で足を刺しちゃったのでびっこを引いて歩いている太公望にもその核融合の光景が届きます
普賢が望んでないとはいえ、結果的に核融合が普賢及び聞仲の場所を報せることになりました
普賢「そんな…傷一つついてない…?」
聞仲「力の差とは無慈悲なものだな」
その核融合を直で受けて無傷な聞仲、そして流れる絶望的なBGM
たしか黒麒麟の外殻がガードしてくれたんじゃありませんでしたっけ?
ガチで核融合で焦げ目一つつかないなら、もう金光聖母がやってたみたいに「そこには居なかった」のレベルだと思うんですが
普賢「怖い…」
怖い怖くない、以前に、ありえないですこんな存在
「さらばだ、普賢真人」から繰り出される確殺の聞仲の禁鞭
それを防ぐ風の壁
んな引力に逆らうような攻撃を風ごときが防げていいのかって思ってしまいましたが、まあ、防げたんでしょう
太公望「普賢、この大バカ者が」
四不象「間に合ったっスー」
あの短い距離でいつの間にか四不象とも合流していた太公望
もっと怒ってたような記憶があるのですが
それと四不象はまだ大人の証を貰ってないんでしょうか
スープーが本気になると聞仲に対してもかなり勝ち目が出てくるのですけど
太公望「今度は前の様には行かせんぞ」
聞仲「よかろう、来い! 太公望!」
「前」って四聖戦の後のことですよね?
趙公明戦がないんだから、別にあれから太公望なにも成長してないような
なんか全然状況が変わってない気がするまま、ジャーン、ジャーン、ジャーン!って曲の中「決戦開始!」って感じの幕引き
申公豹「ただし、『歴史の道標』が聞仲を向いていないとしたら、どちらに転ぶかは分かりませんが、ね」
やっぱりこの時点で女媧の存在が明かされてるのは面白みに欠けるとしか言いようがありません
申公豹は作中で全て知ったうえで見てるからいいんでしょうが、それを先に教えておいてから視聴者に見せるってどうなんでしょう
Cパート
妲己が興味深いことを言っています
妲己「神話の時代が終わりに近づいている、歴史のアーキタイプ、世界史の最も根源的な部分の終わりが」
今の私たちの時代だって、はるか未来には「神話」なのかもしれませんし、人類が宇宙に飛び出せば、「まだ人類が地球にいた頃」として「封神演義」の話と一緒くたにされるのかもしれません
そんなことを思い始めると、妲己の最終的な野望もでかいのか小さいのか分からなくなってきました
うら寂しい路地に倒れ伏す紂王
紂王「民、聞仲、妲己…、皆いなくなってしまった…」
実は一人だけ、最後まで紂王に、というか殷に忠誠を尽くしてくれる兵がいるのですが、「覇穹」はそこまで話が続くのやら…
もうこれで紂王は終わりにされそうな気もします
次回 第19話 「聞仲」
今週やると思ってた決戦をとうとうやってくれるようです
エンドカード
こういう一枚絵のセンスは抜群なんですけどね、「覇穹」
申公豹が聞いたら怒りそうですが、こんな風に印象に残る悪趣味さも、センスがないとできないと思ってます
この絵の意味するところは、本当に紂王はもう終わりって事でしょうか
で、「覇穹」は話数的に仙界大戦で聞仲に勝った後、「女媧打倒するぞー」で終わりなんでしょうかね
继续!





















































