この記事は アニメ 覇穹 封神演義 第17話「普賢真人」のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください

また、漫画「封神演義」全編のネタバレを含む可能性もあります。初見の方はお気を付けください

 

なんかもう今週は趙公明の存在が抹消されてなかったってだけで満足してしまいました

たしかにスープーパパを出すなら彼の存在は外せないですし多少強引にでもねじ込んでくれて安心しました

漫画で読んでるときはそこまで好きなキャラでもなかったんですけどね~

彼については登場したときにもっと触れましょう

 

冒頭

 

まさしく血の滲むような修行に明け暮れていた昔の聞仲

 

この己を苛むような修行の理由は最後に出てきた朱氏の存在が大きいのですが

「封神演義」の狂言回し、申公豹が聞仲に過去を聞く話がカットされてるのでいきなり「私には殷が全て」とか言われても違和感がありましたね

 

生まれついては仙人骨がないのに非常識な修行で後天的に仙人骨が体にでき始めたという型破りな聞仲に、まだまともだった頃の通天教主が目を付けます

 

通天教主「私の名は通天教主。仙人界・金鰲島の大司教である」

漫画でもあまり触れられませんが、崑崙と金鰲って同じ仙人界でもなにが違うって、宗教が違うんですよね、簡単に言うと

 

「別に仙人同士仲良くしちゃえばいいじゃない」って漫画読んで思った私は趣味で色々調べたわけです

で、安納版を読んであまりの漫画との違いに愕然とした記憶があります

 

OPにも行かない段階で自分の思い出語りばかりしても仕方がないので、

 

第17話 「普賢真人」

このタイトルバックの絵、いつも同じで手抜きですよね

 

先週、通天教主の六魂幡の暴走で金鰲島に穴が開いたんだから、状況に応じて同じ場面でも時間を進ませればいいのにと思います

 

王天君のダニが効かないので十二仙を始めとする崑崙勢力のみんなの救援を行っていた武吉

 

武吉「これで全員ですね!」

素直で善良で、純粋に太公望を尊敬している天然道士、武吉

 

彼の、お母さん想いな背景が描かれなかったことや、太公望が死んだと思い込んで趙公明をぶん殴るシーンがなかったこととかに文句を言うのも今更なので…

 

楊戩「ば、馬鹿な、どうして!? 王天君は封神されたはずなのに」

朦朧とした意識の中で雲中子が言っていたダニの対処法が聞こえていたんでしょうか

 

「倒した」とは言い難いものの、やっとのことで王天君を封神台送りにしたのに寄生宝貝による症状が消えていないことに動揺する楊戩

 

というか、楊戩って一度見た能力は真似して解除すらもできるんだから王天君に変化して解除って訳にもいかないのでしょうか

 

楊戩「まさか妲己が…!?」

王天君の黒幕が妲己だときいたせいか、仙界大戦の間は空気化している妲己に疑いの目が向けられます

 

それにしても、太公望より楊戩を主人公だと思って見た方が話が分かりやすく思えるのはアニメスタッフの意図的なものなんでしょうか?

 

この推理は間違えてますが、頭脳労働の、探偵や参謀的なポジまで楊戩に奪われてます、太公望

 

要所要所で出てくる蝉玉と土行孫

どちらもまだ「覇穹」で一言もしゃべってない気がします

 

そろそろ台詞の一つくらいもあげてもいいと思うのですが…

 

さて、太公望の策で「十二仙が回復したら聞仲を袋叩きにするために来させろ」という連絡が入っていたとのことで、どうやって治すのかと言うと、

 

四不象「お待たせしたっス~」

スープーパパ「お待たせですねえ」

なんとも特徴的なBGMとともに特徴的な声としゃべり方のスープーパパが出てきました

 

そうでした、そうでした思い出しました

スープーパパがなんとかしてくれるんでしたね

 

楊戩「なっ、なんですかあのヒゲカバは!?」

楊戩ェ…

「ヒゲカバ」って酷過ぎません?

 

どういう経緯でか、太公望は知っていたようですが、スープー谷の説明がここで入りました

 

元始天尊「四不象の故郷は西の彼方にあるスープー谷というところじゃ」

 

四不象「ママのカップケーキは最高っス」

元始天尊「そこでは、スープーパパとスープーママと、四不象が穏やかに暮らしておった」

 

元始天尊「スープーパパの仕事はわしの乗り物、給料もなかなかいい

このやたら強調された「給料もなかなかいい」は原作漫画通りの台詞ですね

 

「そこ重要?」って思った記憶があります

今の時代、給料がどうかよりも、子育てのための融通が利くかどうかの方が重要ですよね…仕事って

 

元始天尊「だが1500年前のあの時、悲劇が起こった」

 

ラー ラー ラー

ついに出てきてくれました

 

たしかに趙公明はここで出すのが自然だったかもしれません

 

元々作品の中で異色を放っていたキャラなんですが、アニメで突然出てきたときは「異色とかそういうレベルの騒ぎじゃないだろう」と思いました

 

趙公明「さあ、戦おうじゃないか! アハハハハ!」

正直に言って、前後の話の流れが分からないと、ただのキ〇ガイにしか思えません

 

もう少しは自分の美学とか騎士道に乗っ取って行動する、ある意味ブレない、愛すべき変人キャラだったと思うのですが…

 

「通天教主の右腕」という、ちらっとしか触れられない趙公明の肩書

こんなのと妲己が金鰲島でツートップとか、改めて考えると通天教主の周りってろくな人材がいません

実力だけはあっても性格破綻者だらけです、十天君や聞仲も含めて

 

スープーパパ「変身!」

元始天尊「彼の一族の大人には変身能力があった」

 

「そして変身後は特殊な能力を持つ霊獣になるのじゃ」

こんな雑な趙公明との戦闘シーンを追加するくらいなら、漫画みたいに次のコマですでに杖を突いていた方がよっぽど元始天尊のすごさが伝わったんじゃあ…

 

そしてここでやっと雲霄三姉妹の素性が描かれました

というか、この流れだけだと美人三姉妹が崑崙側に味方する理由が何一つとして無いような

 

趙公明「次回は負けないようにもっと修行を積まなければ!」

この髪が乱れた趙公明が割と素敵です

どうしてゲーム版と同じく子安武人さんボイスにしてくれなかったんでしょう? 非常に似合っていたのに

 

今週の10割

趙公明が持っていた紙束、何かと思ったらなんと「国立アンニュイ学園」の原稿でした。1500年前から企画してたんですか…

ここキャプるのめちゃくちゃ大変でしたけど、この画像を記事に載せないわけにはいかない、と思って頑張ってみました

 

なんでこの時点で生まれてすらもいない太公望の代わりに主人公になろうとしてるんですか…

ある意味ではもっともっと前、女媧より前からいるんですが(伏羲は女媧の兄にして夫)

 

多分もう出て来ない趙公明の出番が終わってしまったところで

 

趙公明との戦いで大けがを負ったスープーパパの代わりに四不象が働くことになったというシーン

なにげにママの声が名塚佳織さん

この回の最後に出てくる、とあるキャラとの兼役です

 

名塚さんも母親キャラを演じられるようになりましたか(しみじみ)

声優デビュー当時まだ13歳とかだったんですよね確か

 

スープーパパ「エナジードレイン!」

変身して宝貝のパワーを吸い取るスープーパパ

ほんの短い時間だけは無理がきくくらいまで回復したんでしょうか

 

楊戩「ただの空飛ぶカバと思っていたのに、まさかそんな能力が」

今回の楊戩の毒舌っぷりは一体何なんでしょう…

漫画でもこんなこと言ってましたっけ

 

王天君のダニの問題が解決したので「封神計画」の真実について元始天尊に問いただす楊戩

 

楊戩「妲己を抹殺するだけなら、それこそ全仙人を投入すれば済んだことです」

これは太公望にも言われてましたね

元始天尊が直接妲己を倒せば早いのでは、と

 

もっとも、そんな力技で何とかなる相手ならとっくに聞仲に倒されてる気がします

 

しかし、その楊戩の疑問に対し、「何も知らない振りをしなければならない、計画を知られてはならない」と元始天尊

一体誰に知られてはならないというのか

 

元始天尊「『歴史の道標』…」

元々、「歴史の道標」って単語は申公豹が妲己が朝歌に居ないときに黒点虎に「おそらく『歴史の道標』のところに言っている」と発言し、その後で楊戩が化けた妲己が太公望の前に現れることで

「歴史の道標」=太公望、と思わせるためのミスリードのための言葉みたいな感じで出てきたんですよね

 

それがここに来てまさか物語の根幹に関わってくるとは思わず、びっくりさせられたものなのですが、その辺の構成を「覇穹」は完全にしくっています

原作既読者も未読者もおいてけぼりにしてるので、もう10年くらいしたら再びリメイクアニメの企画が立ち上がるかもしれませんね

 

さておきパート区切り

趙公明かなと思いましたが、スープーパパとスープーでした

 

30年くらい前に元始天尊を睡眠薬で眠らせて太公望と普賢が人間界に行ったときのこと

 

食べられもしない魚を釣っては川に逃がしている太公望

ちなみに「太公望」とは釣り人の隠語です

 

私は釣りは好きではありません

理由は「ドラえもん」ののび太と同じで「餌で魚をだまして釣るなんて卑怯な遊びだと思うから」

やや普賢と似た考え方ですかね

 

そんな普賢の性格が最もよく出ているエピソード

 

普賢「いいものをあげるよ。僕のお手製だよ」

この太公望の顔、特別面白い

 

そもそも考え事をするための釣りで魚に痛い思いをさせるのは感じが悪いという普賢

 

「およげたいやきくん」の歌詞の釣り針の針が喉からとれない部分、仕事で疲れてるときとかに思い返すと泣きそうになるんですよね

別に私は優しい人間だ、とかそういうことを言いたいのではなく、自分が同じ目に遭ったらどんなに痛くて怖いだろうとか考えちゃうんです

 

シーンの時間は現在に戻り

 

「そろそろ聞仲が出てきそうだから」と言って普賢が隠し持っていたのであろうゴマ団子を出します

これ、うっかり四不象に見つかってたらなんの警戒もなくパクパク食べてぐっすり寝てたと思います

 

楊戩からの連絡

 

楊戩「あなた方はエサとなって見事聞仲を引き付けておいてください」

酷薄な表情で、太公望の意図を読んでいるかのようなことを言う楊戩ですが、どうしてもガラケーの方に目が行きます

 

そういえば00年代の携帯電話ってこんな形した折り畳み式でしたねー

気が付いたらスマホやタブレットが主流になって、電話機能はおまけみたいになってます

 

さっきのゴマ団子に入っていた睡眠薬が効き始める太公望

 

普賢「フフフ…、元始天尊様に盛ったのと同じ睡眠薬だよ(エコー)」

なにもここまで悪役っぽい感じにしなくても、別に普通にしてても普賢は充分怖いですので

 

普賢「エサは一人で充分だよ」

私にはいまいちこの作戦の目的が分からないというか、聞仲を動力炉からおびき出すなら今のうちに逃げておいて別動隊が動力炉を壊したりした方がいいと思うのですが

 

わざわざ囮になる必要があったのでしょうか

 

どっかの幽霊族の少年の髪の毛のアンテナみたいに、赤く光って聞仲を察知する普賢の天使の輪

これは体の一部なんでしょうか

それとも宝貝の能力の一種なんでしょうか

 

聞仲「太公望は何処だ」

聞仲がここまで太公望に固執する理由って何なんでしょうね?

 

積極的に人間界に介入しようとしている道士だからでしょうか

 

普賢を死なせまいと打神鞭で自分を足を突き痛みで目を覚まそうとする太公望

 

太公望「眠って、たまっかい!!」

打神鞭の丸い先端をここまで深々と刺すって相当な力がいると思うんですが

 

なお、仕事中とかに眠すぎて痛みで目を覚まそうとするときは手三里とか足三里のツボをめいいっぱい利き手の親指で押すのがおすすめです

普通の人なら悲鳴上げるほど痛いはずですので

 

普賢「殷の太師、聞仲。僕は争いごとが嫌いなんだ、話し合いで解決できないかな」

出ました、普賢のOHANASHI戦術

 

要約すると「殷はもうオワコン、新しい時代を受け入れよう」という普賢

 

普賢「歴史の流れは確実に『周』に向かってる」

久しぶりに出てきた姫発

 

この「周に民心が傾いていく」流れもほとんどすっ飛ばしてるから不自然ですよね

 

普賢「だから僕は提案する、力を合わせて妲己を倒そう、その後、二度と人間には行かないと誓うから! どうかな?」

割と最適解に思えるんですよね、この普賢の案も

妲己さえ何とかすればあとは殷王朝が続くかどうかは人間の問題だから人間に任せればいいって思うのです

 

だけど聞仲はもう仙人界全部滅ぼす、とか超理論を展開するんですよ

 

聞仲「普賢真人よ、人には優先順位というものがある」

聞仲が普賢への反論に使う「優先順位」という言葉ですけど、崑崙も協力して殷を守る、じゃいかんのですかね?

 

普賢「(だめだ、この強固な意志は崩せない)」

3回説得する、という自分のルールさえ守れないほど、聞仲が頑なであることに気付く普賢

 

さあ、どうなる次回

 

あえて自分勝手に聞仲の心中を推測すると、実はたった一人大切な女性を想ってるだけだと思うんですよね

 

Cパートで出てきた朱氏(皇妃になったので朱妃になってましたが)への恋愛感情とライバル心と友情と親愛と忠誠心がないまぜになった気持ちが彼の全てなのではないかと

 

朱妃「聞仲くん、ちゃんと帰ってくるのよ。そしてこの子に色々教えて頂戴」

スープーママと同じく名塚佳織さんボイスの朱妃ママ

 

この人と聞仲の関係を申公豹に語る場面くらいはチラッと入れてあげればよかったのになあ…と

前のOPで少し出てきていましたが、あんなサブリミナル的な短いコマを映すだけじゃ視聴者には伝わりませんよ

 

エンドカードの趙公明

カットされただけでビーナスが「お兄様」って書かれた鉢を持っていたからもう封神されちゃってるんですよね…

 

まあ出番があっただけまだよかったでしょうか

 

Loin tu es toujours dans mon coeur!