この記事はアニメ 銀河英雄伝説Die Neue These 第7話「イゼルローン攻略[後編]」のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください
また、銀河英雄伝説全編のネタバレを含む可能性もあります、初見の方はお気を付けください
「銀河英雄伝説 Die Neue These」第7話、ひそかにめちゃめちゃ心配だった「イゼルローン攻略[後編]」の感想書きます
改めて観て、本当にうまく行ったことが奇跡な作戦だったなぁと
終わった後、ブランデーくらい好きに呑んでもバチは当たらないと思います
実際の勝因はかなり帝国側の無能にあった気がしました
小説版をまんまやるとあっさりしすぎるからか、かなりオリジナルなアレンジを加えつつ、でも展開は小説まんまでした
冒頭
「イゼルローン要塞を無力化し通過するとんでもない方法を反徒(同盟軍)が思いついた」という情報を手にした、とイゼルローン要塞のシュトックハウゼン大将に面会を求めるシェーンコップたち薔薇の騎士
「作り話には少しの真実を混ぜておかないと騙せない」ってこの回のシェーンコップが言ってますが、これもある意味それですよね
「貴官らは帝国領での記憶はあるか?」というシェーンコップ隊長に対し、
リンツ「私は同盟二世ですので」
ブルームハルト「私は祖父が嫌疑をかけられ、殺されました」
妙なところで掘り下げられる名ありローゼンリッターの二人
今回リンツとブルームハルトも準主役級の目立ち方をします
二人とも前作よりかなりおっさんっぽくされたというか、どう見ても隊長のシェーンコップより年上に見えます
第7話 「イゼルローン攻略[後編]」
今回は、いつもよりあっさり目の感想になると思います
戦艦のID照合も無事突破
この辺はキャゼルヌの手腕でしょうね
フレデリカ「まずは第一関門突破ですね」
ヤン「ああ…、このまま何事もなく最終関門まで突破できれば言うことはないんだがね」
そしてヤンはやはり旗艦ではこのポジションじゃないと
前から思ってましたが、規律にうるさいムライがよくこのヤンの態度を怒りませんよね
「私はこの座り方でないと思考力が40%落ちるんです」とか言ってるんでしょうか
シュトックハウゼン「こんなときのための駐留艦隊だというのに、ゼークトの猪めが。『トゥールハンマー』及び全砲門を臨戦態勢に」
まんまと騙されている今回の無能、シュトックハウゼン
命知らずなゼークトの方が残ってたらヤンの作戦は失敗していたのかも
そういえば「雷神の槌(トゥールハンマー)」って単語「DNT」で初めて出た気がします
前作アニメだと「トールハンマー」って読んでましたよね、たしか
ヤン「本作戦の目的は一つ。イゼルローン要塞の指令室を占拠することだ」
「そこさえ押さえてしまえば、いかに難攻不落な要塞でも無力化することができる」
5か所ある候補のうちのどこかにある中央指令室に、敵に案内してもらう、という危険極まりない作戦を聞かされるシェーンコップ
シェーンコップ「フッ、女性の心とおんなじですな、言葉にするのは容易いがそれが実に難しい」
なんかシェーンコップのキャラ付けがかなり無理矢理な印象を受けます
この顔だと黙ってても女の方から寄ってきそうな気がするんですが
ただ、なんとなくこの人の観察眼だと、フレデリカはいくら口説いても無駄なんだろうなってすでに気付いてそう
シェーンコップ「演技力が問われますな」
彼の言葉通り、うっかりルドルフ像に同盟式の敬礼などしてしまったらこの作戦は一発アウトです
「DNT」はかなり分かりやすく帝国と同盟の敬礼を変えていますよね
我々が一般的に「敬礼」と思っているポーズの帝国式に対し、同盟では掌を相手に向けるのが特徴的です
シェーンコップ祖父「ワルター、お前大きくなったら何になりたい?」
幼シェーンコップ「なんにって? ぼくは貴族だよ」
まさかのシェーンコップの過去掘り下げでショタワルター登場
アニメオリジナルの、大胆アレンジが入りました
シェーンコップが「ワルター」って呼ばれてるの、初めて聞いたかもしれません
そしてなんかやたら渋くてかっこいい祖父が登場
「貴族に産まれたんだから、何になろうかなんて考えなくていい」という腐敗した帝国貴族の考え方をしている孫に寂しそうです
「いつも祖父が一緒だった」とのことですが、両親がこういう思想だったんでしょうかね
途中、ブルームハルトのタトゥーが疑われたりしてもうまく言い訳するシェーンコップ
この縄みたいな入れ墨なんでしたっけ?
外伝とかに出てきたのかもしれません
実は私、銀英伝をなにもかも網羅はしてないのです
タクティクスもやってないですし
小説でチラッと名前が出ただけのキャラなのに、今回随分出番を与えてもらえたレムラー少佐
なぜか中佐から格下げされています
少しは帝国にもまともな奴がいる、ようにしないと帝国が馬鹿にされっぱなしになる…からなのかは知りませんが、比較的有能っぽく描かれたキャラでした
フレデリカ「次の関門がボディチェックです」
内容をそのままやるとアニメとして女性成分が足りな過ぎるからか、要所要所の回想で入る解説役フレデリカ
まあ、聡明キャラですしそこまで違和感もなかったですが
祖父の形見の万年筆がセンサー(多分金属探知機)に引っかかるシェーンコップ
どうやら小説のようにセラミック製の拳銃も持っていないようです
と、いうか、この時代ではどうか知りませんが、高級万年筆って大体象牙製なんじゃ…
どう見てもペン先だけじゃなくてペン全体が反応してますよね
船のID照合が通ったはずなのに、他にもIDがあるのか照合が通りません
小説には偽造IDカードを作ったとあるんですが、どうも個人識別用の腕輪か何かのようですね
レムラー「本国に確認を取る、しばし待っていただこう」
シェーンコップ「いいだろう、ひと月でもふた月でも待たせてもらおう」
ここであえてリンツに文句言わせて、余裕を持った態度を見せるとこまで含めて演技なんでしょうかね?
それとも、IDは通るはずだったんでしょうか
ここで、「その間に怪我の治療を」とか言われれてもアウトでしたよね、メイクなんですし
シュトックハウゼン「まだか…」
落ち着かず部屋をうろうろしているビバ・無能
IDが通らなかったのに情報欲しさに敵を中央指令室に招き入れちゃいます
“ラーケン少佐”の突然のダッシュに最初から怪しんでいたレムラーは銃を向けますが、なんと見てから避けますシェーンコップ
そして本当に祖父の形見な万年筆でグサリ
これは想像するだけで痛い
Gペンやカブラペンは人を殺せるそうですが、実際に武器にして銃を持った相手と戦おうとするのはかなりの度胸がいるでしょう
ポケットから銃を奪われて人質にされちゃうシュトックハウゼン
「DNT」では描かれてませんが、イゼルローン要塞に同盟軍がかなり接近したとき、味方の帝国軍ごとトゥールハンマーぶっぱなした人です
要は、我が身可愛い人なんですよね
ブルームハルトもリンツも活躍
特にアラームを推される寸前で取り押さえたリンツはGJだったでしょう
要塞に50万人帝国軍がいるそうですからね
指令室に大挙して来たら一人くらいはゼッフル粒子お構いなしに銃撃つ奴もいたかもしれません
実際レムラーは撃とうとしてましたしね
シェーンコップ「閣下は過大評価されるのが迷惑そうだぜ」
シェーンコップのこの台詞好きです
シュトックハウゼン、完全に自分の命のことしか考えてないって感じでしたよね
私は別にその主義を責めはしませんが、こうなる前にもう少し考えろと
銃を封じるために散布されるゼッフル粒子
シェーンコップ「かつて応用科学者であったカール・ゼッフルは惑星規模の鉱物採掘や土木工事を行うためのある化学物質を発明した。それは一定以上の熱量やエネルギーに反応して引火爆発するガスのようなものである」
フレデリカ「ゼッフル粒子…!」
今後もあちこちで出て来るゼッフル粒子
後のブルームハルト大活躍回の血の流水階段とか、キュンメル事件や最終回間近のブリュンヒルトへのダイナミック皇帝拝謁回でも使われたような
他にも思い出せないだけでまだまだあるでしょう
銃使うと爆発するぞ!って脅すだけで実際爆発しない事ばかりなんですよねたしか
オペレータ「実行部隊の侵入から90分が経過」
ムライ「予定の時間から大幅に超えています、考えたくはありませんがあの男7人目の裏切り者に…」
ヤン「もしそうなら我々はとっくに敵に囲まれている。シェーンコップ大佐は最も危険な役目を引き受けてくれた。私も、信じることで筋を通すさ」
信じるって決めたから信じる
戦略家というよりは心理学者に近かったというヤン
お互いに何か、信じたくなるものがあったんでしょう
シュトックハウゼンからの帝国への誘い、というより命乞いに
シェーンコップ「実に魅力的なお誘いだが、今回はお断りしよう。私を信じてくれた男に筋を通さねばならないんでな」
「第一、同盟には口説かなきゃならん女性が山ほどいるんでな!」
別に無理に女好きな台詞入れなくても、上の台詞だけで充分決まったと思うんですよ
レムラー「クソッ!」
降伏したシュトックハウゼンの命令を聞き銃を床に叩きつけるレムラー
これ、ひょっとして、うまくゼッフル粒子に引火して爆発してほしかったっていう、最後の抵抗だったんでしょうか?
そこまでヤケクソになってるならシュトックハウゼン撃っとけばいいだけなんで、違いますかね
シェーンコップが帝国から同盟に亡命することになった話や祖父の形見のペンが戻ってくる話を挟み、
シェーンコップ「作り話には、一つくらい真実を混ぜておかないと、男にはともかく、女性にはばれてしまうからな」
性別の話は置いといて、嘘を吐くことに関してはまったく同じ意見です
軟派な隊長の言葉に、なんかすごく満足げなリンツとブルームハルト
もしかして、ここまで本格的な作戦を一緒にやったのは初めてなんでしょうか
空調から催眠ガスを散布して要塞の帝国兵全員を眠らせるというとんでもないことをやりながら、作戦がうまく行ったことに苦笑しつつ握手する二人
ヤン「うまく行くものだね」
シェーンコップ「そのようですな」
なんか、二人とも「こんなにうまく事が運んでいいのか」って思っているような雰囲気を感じました
イゼルローンから一部の部下が反乱を起こしたと虚報を流され、慌てて要塞に戻ろうとするゼークトは
オーベルシュタイン「これは罠です」
ゼークト「貴官の目にはありとあらゆるものが罠に見えるらしいな!」
このゼークトの台詞、面白くて実に好きです
職場で、「この仕事、炎上しそうです」って言うと、大体炎上しました
そのときの上司の様子がちょうどここのゼークトみたいな感じでした
オーベルシュタイン「怒気だけあって真の勇気なき小人め、語るに足らん」
オーベルから見放されるゼークト
でもこの性格なら、それが真の勇気かどうかはともかく
シェーンコップに羽交い絞めにされたときに「構わん! 私ごと撃て!」って言えてたかもしれません
ただ、トゥールハンマーを持つイゼルローン要塞はすでに敵のもの
そうとは知らずシュトックハウゼンに借りを作る為に慌てて帰ります
ヤン「撃て」
あえて敵艦隊に微小な被害を与える程度の、かすめるような角度で「雷神の槌」の発射を命じるヤン
ここの「撃て」も前作の富山さんのが良すぎてどうなるか心配だったんですが、撃つと決めたら撃つ、この重い感じもよかったです
迫力のあるBGMとともに発射される「雷神の槌(トゥールハンマー)」
さすがに時代にあわせてCGは進歩してます
「トゥールハンマー」を撃たれてもなお抵抗するゼークト艦隊
イゼルローン要塞がどれほど堅牢かは知ってても、敵に回すことなど想像もしたことなかったんでしょう
不謹慎に無理矢理例えるなら、いきなり自衛隊が日本国民に襲い掛かってきてるような状況でしょうか
「雷神の槌」を撃つことに関して
シェーンコップ「こいつは『戦闘』とは呼べるものではありませんな、一方的なただの『虐殺』です」
原作小説通りとはいえ、この台詞は前のアニメ同様ヤンに言わせてあげて欲しかったなぁ…!
5話でのジェシカとのやり取りをきっちりやったからこそ、ヤンが「自分だって人殺しなんだ」って思うシーンに深みと複雑さが出ると思ってたんですが
降伏を勧告し、逃げるのなら追撃はしないという通信に対し、「武人の心に従い、玉砕する」と返すゼークト
ヤン「武人の心だって…!?」
この言葉がヤンの逆鱗に触れました
ヤン「敵の旗艦を識別できるか」
オペレータ「はい!」
ヤン「では、集中的にそれを狙え。これが最後の砲撃だ」
怒りを押し殺し、帝国兵を殺すのを最小限にとどめようとするヤンの言葉に、微笑むでもなく、帝国に怒りを向けるでもなく、黙っているフレデリカ
ただ、信じて見守ってるって感じでしたね
ヤン、本当にブチ切れてるんだけど、その感情を暗く押し込めて撃ちたくない「雷神の槌」を撃つ決断をするシーンもよかったです
ヤン「撃て」
3度目の主砲砲撃
一体自分が発するたった二文字で何人を殺しているのか
ヤンはそういうことに戦場で思いをはせられる人なんですよね
ゼークトのいる旗艦からぎりっぎりのタイミングで脱出する、オーベルシュタインを乗せた、おそらくは一人用のシャトル
よく間に合いましたよね…
普通に巻き込まれて死んでてもおかしくないように見えました
敵艦隊に黒い穴を穿つ「雷神の槌」の威力
やっぱり一回撃ってみたいです
あんまり乱射するとそのエネルギー捻出のためだけで、人殺しになりそうですけど
ヤン「グリーンヒル中尉、本国へ連絡してくれ。『何とか終わった、もう一度やれと言われてもできない』とね」
実にヤンらしい報告の仕方です
一回奇跡を起こしたら次も期待されるって、歴史を見て学んだんでしょう
でも、二回の奇跡の生き証人が目の前にいるんですよね
フレデリカ「承知しました」
再会したヤンが、心の中で理想化された偶像ではなく、本当に英雄であることを目の当たりにできたフレデリカ
嬉しくて、そして安心したでしょうね、色んな意味で
ヤン「なにが武人の心だ。そんな奴がいるから争いが絶えないのさ、もうまっぴらだそんなものに関わるのは」
今回の最大の功労者に、弱音とも愚痴ともとれることをつぶやき、戦争がしばらく起こらないことを信じたがっているヤン
これで本当に一時的にでも平和が来てたら「銀河英雄伝説」じゃないんですけど、それでも、うーん…
オーベルシュタイン「これで私は卑劣な逃亡者か、保身を図ろうとする奴らからすれば責任を負わすにはうってつけというわけだ」
「…さて」
やっぱり「DNT」での彼は表情豊かです
Bパートの最後にフェザーンが出てきて、この勢力の人たちの顔見せもありました
いまいちどんなキャラだったか思い出せないボルテックと
ルビンスキー「どんな男か、知っておくに越したことはないからな」
自治領主(ランデスヘル)、フェザーンの黒狐、ルビンスキー
いかにも「若い頃はイケメンだった」って感じの、前作から極端にはイメージの変わらない外見にしてもらえました
何も知らないと、「ランデスヘルって何よ?」ってなりそうなシーンでした
ルビンスキー、いくらこのアニメに女性が足りないからって、女体化されるようなことはありませんでした
ほんのちょっと心配だったんですよね
EDを挟み、自分の保護者の大活躍に喜びつつ、ブランデーを取り上げるユリアン
紅茶に入れてとかじゃなくて、もうカップに直接入れてストレートでいってる感じでしたねヤンの呑み方
十三艦隊にいる間は飲酒を控えてたんでしょうか
次回 第8話「カストロプ動乱」
やったー、ヒルダが出ますよ
それ以前に、いくら同盟側の話が続いても、ラインハルトたちの出番をここまで無くすとは思いませんでした
やっと出てきそうです
締めの挨拶を、あえて「Die Neue These」のシェーンコップ風に書くとこんな感じでしょうか
Sweet dreams.






















































