この記事はアニメ ゲゲゲの鬼太郎 6期 第5話「電気妖怪の災厄」のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください

 

実はもう6話まですでに観ていて、しかも号泣した後にこの記事書いてるんですけどね

 

さて、ゲゲゲの鬼太郎 第5話「電気妖怪の災厄」

また人間たちが抱える社会問題をバンバン出す回でした

 

そして、ちゃんと鬼太郎も戦うんですが、真の主役はねずみ男だったのではないかと

 

本編感想の前に気が付いたことを一つ

OPの歌の最後のサビあたりで流れる場面

ここ、鬼太郎たち妖怪の影はそれぞれに頭が光っており、目がらんらんと輝いてるんですが、人間であるまなは普通の影です

 

よく見ると、鬼太郎は右目だけが光っており、左側は目玉おやじの目です。鬼太郎は髪で隠れているだけでなく、本当に左目がないのです

そして、ねずみ男も頭が薄青く光っているんですが、目が光っているかどうかが映りません。これは彼が半妖怪であるという描写なのかなと

 

実は色々細かいです

 

冒頭

 

五十嵐「助けて、助けて、たすけて…」

ずぶ濡れの女性がドアを叩く音に怯えています

 

いきなりホラーシーンです

普通にホラー映画にありそうな場面で、アニメの絵であっても怖い

 

いかにもなシャッター街をテーマソングを歌いながら歩いているねずみ男

 

ねずみ男「ほら、食いな。宿無し金無し未来無し、互いに哀れな身の上だ。さあ、食え、兄弟」

ゴミ箱を漁っている野良犬にリンゴをあげようとしてます

 

基本小悪党なのに、割といいところもあって、そういう面を周りの者には知られたくないという、非常に味のあるキャラなのです

 

リンゴが腐っていたのか、ねずみ男が臭かったのか、犬には小便を引っかけられてしまいます

 

その後、借金取りのヤクザに見つかり車で轢かれ、ビルの屋上から突き落とされるなど踏んだり蹴ったりなねずみ男

 

その程度では死なないんですが落下中に思わず「神様ー!」と叫んでしまい、なんか変なものを呼んでしまいます

今週の妖怪「かみなり」

いわゆる「雷様」ですね。改源のCMに出てくる風の神様と対になってるキャラです

 

ただ、私はこいつを見て「俺の屍を越えてゆけ」を思い出しました

あのゲームも私の妖怪観に多くの影響を与えています

 

雨山「大丈夫なわけあるか、バケモノだぞ!」

ねずみ男「あんたら人間の方が俺はよっぽどおっかねえ」

巻き込まれてしまったヤクザ、雨山

そして、なんかこのアニメの核心のようなことをつぶやくねずみ男

 

自分への人間からの畏怖や敬意がなくなったと怒り狂うかみなりは無差別に雷を浴びせますが、何ですかこのシーン

 

雨山「アッーーーーーー―!!」

前から思ってましたが、このアニメ、いわゆる「なんj民」とか「ニコニコ民」にも受けを狙ってませんか…?

 

かみなりのこの凄まじい力を見たねずみ男は

 

ねずみ男「町興し、でさあ」

即座に金儲けの案を思いつきます

ある意味では天才的なんですよねこいつ

 

不死身さ、がめつさ、悪知恵、人情

「こち亀」の両津勘吉の先駆者的キャラです

 

一方鬼太郎の方は

 

なんだかとっても羨ましいものが見えました

目玉おやじのお風呂用ですね、それにしても羨ましい

 

4話感想でも書きましたが、私は無類の温泉好きです

今年のGWもアニメ感想書く合間に、近場ですが2回温泉旅行してきました

草津は一度行ったきりですが、今みたいに某大陸の人で埋め尽くされる前に行っておいてよかったと思ってます

 

目玉おやじ「おい、鬼太郎、気にならんか」

鬼太郎「なにがですか?」

目玉おやじ「ねずみ男じゃよ」

子泣き爺「そういや最近姿を見かけんなあ」

声や性格だけじゃなく、やってることも渋い鬼太郎

子泣き爺と将棋を指しています

 

子泣き爺、今回は割とまともな見せ場がありました

そして彼が将棋の「金将」を動かす音とともにねずみ男が金を動かしているという描写が入るのが実に巧い

 

鬼太郎「ねずみ男のことが気になって集中できない。今日はこれでやめとこう」

これは将棋に負けそうになったからねずみ男を言い訳に使っただけなのか、本当に気になってきたら居ても立っても居られなくなったのか

 

本気で、今期の鬼太郎は読めない性格してます

そして後ろの子泣き爺の顔が面白いです

 

やっぱり悪巧みしているねずみ男

 

ねずみ男「かみなりが作った電気を格安で売りーの、工場や企業をこの街に誘致しーの」

なんかとてつもなく生々しいです、この話

 

「格安の電気」とか、めっちゃ震災後の東電思い出しますし、田んぼと民家の真ん中に工場がでかでかと作られてるところとか非常にリアルです

 

ねずみ男「雨山の旦那には、組長から、市長にジョブチェンジして頂き、帳簿をうまーくいじっていただきーの、と」

「ジョブチェンジ」とか言い出しましたよ

雨山さんいつのまにクリスタルの加護を受けたんですか

 

そしてそして市長が元ヤクザとかなんか生々しい飛び越えて怖い

この内容放映して大丈夫でしょうか

 

利用されているかみなりの方はというと

 

ゆるキャラにされてます

町興しのやり口がおぞましいほどにリアリティがあって怖くなってきました

 

おじさん「電気は格安だし」おばさん「人は大勢来るし」

「「かみなり様様ですわ! だーはっはっはっは!」

こんな風に自分が住んでる地域に活気づいてほしいって思って藁にも縋るようにアニメで村興しやろうとした自治体、山ほどあるんですよね

 

「らきすた」が流行ってた頃、鷲宮に、正確には久喜に転勤になったことがあって、「『らきすた』のために引っ越しまでしたオタ」だと思われたことがあります

 

かみなりは、この状況に腹を立てているのかと思いきや

 

かみなり「見たか! 人間どもがどれだけわしを尊敬しているか!」

ノリノリでした

なんかうまく順応しちゃうタイプの妖怪もいるようですね

 

増長したかみなりはTVに出てアナウンサーに「嫁にしてやる」とか言い出したり、人間社会でどんどん暴走していきます

人間に欲情できるなんて随分平和的な妖怪だと思ったのは私だけでしょうか

 

しかし、こんな怪しげな話にジャーナリズムが食いつくところも現実そっくりで

 

それを察した雨山は元ヤクザのくせに妖怪のかみなりを使ってジャーナリストらしき女性の五十嵐を殺害します

護身用にスタンガン持ってるのもなんかリアルです

 

ここから冒頭のホラーシーンに繋がり

哀れ感電死させられる、貴重な今回の名前あり女性キャラ

まなも猫娘も出てこないので実にむさくるしい回です

 

ドアを叩いていたのは宅配便の配達人でした。ミスリード要員という奴ですね

 

そして新聞社まで買収しておいて情報操作まで気が回らなかったんですかねずみ男は

 

ねずみ男「あんた全然分かってねえんだ! いるんだよ、こういう事件に必ず食いついてくる奴らが」

前から、妖怪ももっと姑息に立ち回れば鬼太郎にやられずに済んだのにと思ったことが何度かありますが

 

ねずみ男はその辺には頭が回っていたようです、さすが半妖怪ですね。両方の世界を知っています

 

やっぱり鬼太郎来ちゃいました

あの女性の感電死が広まれば、名探偵目玉おやじの推理力ならすぐここに行きついたんでしょうね

 

かみなり「貴様らもっとわしを恐れ、敬え!」

かみなりは「妖怪」というよりは元々は「神」のはずだった、「鬼」って感じですね

怖いけど畏怖すべき、「雷」の擬人化とでもいうのか

 

一反木綿「ああ、こげしてもーた」

なんか6期は喋り方と言い、性格といい声といい、一反木綿が本当にいい味出してます

 

かみなりの「重力を操る」能力と「雷を操る」能力に、大ピンチの鬼太郎の元に

それにしても重力を自在に操る稲光とか、どこのパルシのファルシのルシがコクーンでパージですか

 

子泣き爺「カッチカチじゃぞ」

なんて芸人のネタでしたっけこの台詞

比較的新しいネタですよね、10年前くらいでしょうか

 

このままでは勝てないのでいったん退くという目玉おやじ

名探偵なだけでなく、名軍師でもあるようです

 

散々破壊活動を行うかみなりにとうとうねずみ男も掌を返します

 

おじさん「だから俺は最初から安全かどうかもはっきりしない電気に頼るのははなから反対だったんだ!」

おばさん「ありがたがってたくせに!」

人間の醜さ、愚かさ、そして弱さを遠慮なく描く「ゲゲゲの鬼太郎」

 

FFネタばかりで申し訳ないですが、FFⅦのコレル山を思い出しました

 

投げ捨てられるゆるキャラ、ねずみ男の言う通り人間って怖いです

そして策を練っている鬼太郎たち

 

かみなり「決めたぞ! これよりわしは恐怖で人間の尊敬を集める!」

自然現象を、昔の人間は恐れもしたけど、同時に神の罰だと受け止めたりもしたんですよね

今は確かに色んなものが科学で解明され、自然災害は被害としてしか受け止めなくなってるかもしれません

 

それでも私は、相手が神でも自然でも災害で死ぬのは嫌です

 

鬼太郎「お前が裏で糸を引いていたのか」

一度はかみなりを見限ったねずみ男ですが、鬼太郎に見つかったとあって

見上げ入道のときにそうしたようにまた掌を返します

 

まあ、そんなのが通るわけもなく

 

キラーン

ロケット団オチ

 

鬼太郎「いや、お前を倒しに来たんだ」

完全に人間の味方ってわけでもないけど、妖怪がむやみやたらに人間を傷つけるのも嫌だという、最初から持っていた鬼太郎の信念

 

そもそも、それで妖怪ポストなんか設置してるんでしょうしね

 

当然、雷で攻撃するかみなり

しかし、突然ばちが鬼太郎に吸い寄せられます

 

目玉おやじ「お主の電気の力を利用して、鬼太郎が強力な電磁石になったのじゃ」

あの輪っかはコイルだったようですね

でもあんな小さなコイルでそこまでの磁力が発生するとも思えないのですが…

電磁気学は大学の講義で、単位のために勉強して以来、すっかり忘れました。社会に出てからも役に立たない知識でしたし

 

しかし敵もさるもので太鼓で鬼太郎を捕らえ電気を流されます

 

鬼太郎「電気の、攻撃は、お前の、専売特許じゃ、ないぞ」

 

鬼太郎はかみなりから逆に電気を吸い取り

 

鬼太郎「お返しの『体内電気』だぁーーーーー!」

これも3期では鬼太郎が使ってた覚えがない技なんですよね

6期は3話でたんたん坊に使ってました

覚えてないだけで3期も使ってたのかもしれません

 

かみなりを撃退後

 

人間側の方も収拾がつきます

目玉おやじのいうように、悪銭身に付かず、ですね

 

雨山さん面白かったのでまた出てきてほしいです

 

鬼太郎「子泣き爺助かったよ」

子泣き爺「なんのなんの」

子泣き爺、4話の汚名はすすげました

 

さて、ねずみ男はというと、

なんか無駄に凝った作りのわら人形と入れ替わってました

 

忍者ですかこいつは

てか、はるか彼方に飛んで行ったんじゃあ…

 

本物はというと、冒頭の犬にまたお小水をかけられ

この犬はねずみ男に何の恨みがあるんですか…

 

おまけに、なんか唐突な痛車(しかも若葉マーク)に轢かれておしまい

このキャラは「鬼太郎」の中で放映してる萌えアニメのキャラなんでしょうか?

そのうち出てきそうですよね

 

次回 第6話 「厄運のすねこすり」

この話は、年甲斐もなくめっちゃ泣きました

でも、この話で泣く子供がたくさんいるなら、私は嬉しいです

親御さんを大事にしてあげてくださいね

 

そして、まさかのまなも猫娘も2話連続で登場せず

7話もなんか女っ気のない話になりそうですし、あくまで鬼太郎は“萌えアニメ”ではないのですよね

 

では、ここまで

 

Ĝis!