この記事はアニメ ゲゲゲの鬼太郎 6期 第3話「たんたん坊の妖怪城」のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください

 

さて、日曜の楽しみになってきた「ゲゲゲの鬼太郎」6期ももう3話ですよ、早いものですね

 

余談ながら、2話に1話の動画配信者チャラトミが出てるって情報をネットで見ました

やっぱりしっかり観る人は違うなあ。そういう細かいネタまで見つけていけるようになりたいものです

 

第3話にしてようやくまなを友人と認めた鬼太郎でした

1年もののアニメだとするとこのタイミングは早めなんでしょうか? 

 

第3話 「たんたん坊の妖怪城」

 

妖怪バトルアニメとしても、1対1ばかりではなくなり、仲間たちとの連携もあり、ストーリーとしても、敵には敵の主張もあったかなり見ごたえのある回でした

 

冒頭

 

近所の工事に不満をこぼす二人の子供

 

片方がかなり恐怖な連れ去られ方をします

しかも一緒にいた子は携帯から目を外さず、友達の必死の助けを求める声に耳を貸さないとか「あまりに酷くない?」と言いたくなる始まり方

 

この場面、最後まで観た後に観返すと、攫った側のたんたん坊も「ほーら見ろ、やっぱり人間なんてろくなものじゃないじゃないか」と思っていたのでしょうね

 

Lineでやりとりするくらい、まなと仲良くなっている猫娘

しかしまなを「あいつ」と呼び、猫娘と仲良くなっていることにもいい顔をしていない鬼太郎

 

そのまなから冒頭でもあった「子供が行方不明になっている」事件の「噂」が届きます

 

鬼太郎「気にするほどじゃないと思うけど…」

まるで先週の見上げ入道のような反応

元々、これが妖怪の人間に対する自然なありようなのかもしれません

 

目玉おやじ「や、待て鬼太郎、子供の噂というものはこれで案外馬鹿にできないものじゃぞ」

そりゃまあ、妖怪ってそういう人間の恐怖や興味から生じた「噂」から生まれますものね

 

それにしても眼球を直接拭いているさまは観ているだけで痛い

 

鬼太郎「猫姐さん…?」

猫娘「『まな』が勝手にそう呼んでるの! 気にしないで」

すでに名前で呼んでるあたり、君の方からもかなり歩み寄ってると思うんですが

 

スマホを契約したり、ネットしたりと、猫娘はそれなりに人間社会に溶け込んでいるから鬼太郎たちに比べると人間に対する拒絶心が薄いのかも

電話の月額はちゃんと払ってるんでしょうか?

 

どうして子供が消える噂を調べたりしたのかという、目玉おやじの問いに「鬼太郎たちの力になりたい」と告げるまな

 

まな「私も昔は目に見えないものって、全然信じてなかった。でも鬼太郎や猫姐さんに会って、そういう世界もあるんだなってわかって。

だから、鬼太郎たちのお手伝いができたらな、って…」

本当なら、一度関わった後にまた再び会って話すということさえおかしい、人間と妖怪の今の関係

実際3話にも、鬼太郎に助けられたのに、きっと二度と関わらないのであろう少年が出てきます

今までに出会った、のびあがりや見上げ入道のような、人間を糧としてしか見ていない妖怪に出会って、危険な目に遭ってもなおこう言えるまなはすごいです

 

鬼太郎「分かった、気持ちはありがたくもらっておくよ」

最近はあまり使わなくなった言葉「気持ちは受け取っておく」

 

堂々と断ると相手を傷つけるからという、日本人らしい言い回しですが、ようするに「要らない」ってことです

 

ここで鬼太郎が、(おそらくまなの手作りの)クッキーは受け取っているのが、相手を否定したわけではない、完全な拒絶ではない、という意思表示だったのでしょうか

 

鬼太郎「妖怪と人間は、友達にはなれないよ。妖怪の世界に近づこうとすれば、妖怪の方も近づいてきてしまう。でも本来は妖怪の世界と人間の世界は交わらない」

「交わっちゃ、いけないものなんだ。お化けや妖怪は少しくらい遠ざかって、恐れるくらいがちょうどいいのさ」

 

まなに心を許しかけている猫娘も、そして目玉おやじさえも口を挟まない、鬼太郎の「人間と妖怪の関係」に対する持論

まるで自分に言い聞かせているかのような台詞でした

 

鬼太郎に、恩があるから今回は調べるが二度と関わるなと言われ、ぎゅっと自分を抱きしめるまな

たぶん、心の中に鬼太郎たちまで含めた「妖怪を恐れる自分もいる」、だからこうやって自分を大事にする気持ちが出たのでしょう

そして、それこそが鬼太郎の願いでもあるのですが、まだ上手に想いやれない鬼太郎

 

それにしても、まなは元々猫が好きなようですね。猫娘に会いに来る服装にまたこのシャツを選んだところにもそれが表れています

 

約束通り義理を果たすべく、十二人もの子供が行方不明になっている「人間」の事件を調べる鬼太郎たち

たしかに私も「これは人間の警察の仕事だろう」と思わなくもないです

 

目玉おやじ「待て鬼太郎、今まで来た場所には一つの共通点があるぞ」

名探偵目玉おやじ発動!

誘拐現場では近くに工事現場があるという共通点、凄い洞察です

なんか6期の目玉おやじはかなり頭脳派になっている気がします

 

そしてさっそくネットで裏を取る猫娘

鬼太郎はああ言ってましたが、少なくとも彼女に限って言えばもう充分人間の世界に交わってると思います

 

鬼太郎の拒絶から立ち直らない気分のまま、社会科見学と思しき状況で建設中のグラウンドに怪しげな柱を見つけるまな

後で気づいたんですが、2話の最後にマントの奴がなんかしてた場所ですねここ

 

他の人間たちには視えないものを視てしまい、鬼太郎たちに連絡を取る前にちゃんと裏を取ろうと動きます

それにしても、まなの方から鬼太郎たちに迷惑かけたことより、助けになった回数の方がずっと多いような

 

子供を攫おうと、夕方に堂々と登場する今週の妖怪、たんたん坊

こいつも佐渡島の妖怪だそうです

その名の通り、たんが武器で、目玉おやじの言うように石を操るような能力はありません

 

鬼太郎「さらった子供を返せ」

たんたん坊「できぬ! 我らの目的のためには十三本の人柱が必要なのだ!」

「我ら」と、自分たちが集団であること、すでに12人いなくなっているので目的達成間近であることをホイホイ話すたんたん坊

見上げ入道もそうですが、もう少し慎重に賢く立ち回れば計画がうまく行ったのでは…

 

こういうことを考えたとき、「自分は今、普段と違う昔見てたような子供向けアニメを観てるんだな」って思ってしまいました

 

鬼太郎はたんを食らい、石化してしまいました

かに思えましたが、間一髪地面に潜ってかわしてました

ちなみに、石化したくらいで負けてたら鬼太郎じゃありません

きっとこれからもっともっと変なものに変えられては元に戻ります

 

目玉おやじ「奴は昔、二口女やかまいたちとともに、妖怪城もろとも岩に封じられていたはずなんじゃ」

昔の日本には妖怪が悪さするたびに都度封印する仕事の人がいたようです

陰陽師とか、巫女とかそういうのがおおっぴらに妖怪と戦ってたんでしょうか

 

一方、人目に触れない時間にあの柱を確認に来たまな

十二本の柱の中から子供の声が聞こえます

文字通りの、「生き埋め」ですね

鬼太郎が捕まらなかったことからやはり「人間」の子供でないと「人柱」にはできないようです

 

しかし、夜は妖怪の時間

触手プレイ…、にはなりません、妖怪が本気出すとあんな生易しい光景では済みません

 

二口女「おやおや、こんなところに小娘が一人。ふくふくしてて旨そうだ、食っちまおうかねえ」

今までの敵妖怪からすればかなり見栄えのする妖怪が出てきました

 

ただし、食う、は性的な意味ではなく文字通りバリバリムシャムシャです

二口女は、声優さんが特撮「手裏剣戦隊ニンニンジャー」で同じようなキャラを演じてらしたそうで、名前通りの妖怪です

かまいたちはかなり有名な妖怪ですね、風を操って身を裂くあれです

 

私は週刊少年ジャンプで「地獄先生ぬ~べ~」を読んでいた世代なので、大体の妖怪の知識があの漫画からになってます

もしかしたら今この「鬼太郎」を見ている子たちが将来妖怪ものの漫画やアニメを観たときに同じような気持ちになるのかもしれませんね

 

見つかってしまったまなの必死の抵抗

 

まな「(鬼太郎…!)」

後の逆転にも繋がる場面なんですが、妖怪が写真に普通に写っていることの方がびっくりしました

これ、妖怪を信じていない人間には見えない画像になるんでしょうか?

あるいは、こういう写真がいわゆる「心霊写真」になるのかもしれません

 

まなを十三人目の人柱にし、とうとう出現してしまった妖怪城

少なくともまなは、まだ「子供」と言っていい年頃のようです

私は勝手に13、4歳だと思ってます

 

ところで、「13」を忌み数とする考えは例えば先週そうだった「13日の金曜日」とか、冥界の十三仏、とか不思議と和洋問わず古今東西にあります

“調和のとれた『12』という数を崩す数だから不吉とする”説もあり、今回の話は13本目の柱が生えた場所からして、これでしょうかね

 

目玉おやじ「妖怪城は人の手で見る影もなくなっておる。コンクリートはセメントに砂利を混ぜた物じゃ。セメントは“石灰岩”、砂利は山の岩を崩して作られておる」

「その材料の中に、妖怪城を封じた岩が混ざり、結果奴らの欠片を含んだコンクリートがあちこちの建物の建設に使われた。だから欠片を含んだ場所ならどこでも出入りができたし、操ることができたのじゃ」

 

ダム建設とか、ゴルフ場とかが祟りの原因なのは妖怪ものでよく見ますが、ここまで複雑かつ、厄介かつ、納得がいき、かつ、面白い妖怪の封印の解け方の話は初めて見ました

 

そして目玉おやじの推理力というか頭脳(?)がすごい

すでに脳もない身で、どうやって考えてるんでしょうね

 

最後の力を振り絞ってまなが猫娘に届けたメッセージ

 

鬼太郎「ッ…!」

暗い表情で鬼太郎が思うのは、もっと強く止めればよかったという自責か、忠告を聞かなかったまなへの怒りか

私はまなをまた危険に巻き込んだ悪い妖怪への怒りだと思います

 

目玉おやじ「いい子じゃなあ…」

鬼太郎「…はい」

 

鬼太郎は本当に父さん相手だと素直ですよね

 

「おーい!」

子泣き爺「助けに良くのじゃろう? 手伝うぞ」

砂かけ婆「あの子にはお前を助けてもらった恩もあるしのう」

ぬりかべ「ぬ~り~か~べ~」

 

駆けつけてくれた仲間たち

個人的に、ぬりかべの声に凄く優しさが溢れていたように思えました

 

一反木綿「あぶなか! なんばすっとね!」

やっぱり九州弁の一反木綿

今回はセクハラキャラでも手フェチでもなくちゃんと空中戦で活躍してくれました

 

子泣き爺「降りられるならなんでもするぞい! おぎゃあ、おぎゃあ」

また「なんでもする」って台詞が出たし

 

石化して硬化しての降下で壁を崩した子泣き爺に続き、体当たりで壁を壊すぬりかべ

 

砂かけ婆「でかした! あとでチューしてやるぞ!」

何回も聞き直したんですが、間違いなくこう言ってますね…この熟女

あんまりご褒美にならないこと言いながらぬりかべを踏みつけて進みます

 

ぬりかべ「できれば猫娘がいいなあ…」

 

それにしても「チュー」とかやっぱりこのアニメなんかいちいち古い

 

猫娘「んにゃあああおおお!!」

第2話より幾分か人間っぽい顔立ちの戦闘モード猫娘も二口女と戦います

 

一反木綿にかまいたちの相手を任せ、鬼太郎は妖怪城にダイナミックお邪魔します!

 

砂かけ婆「痺れ砂じゃ!」

こんなことできたのか、って技を二口女にかます砂かけ婆

 

頭の後ろにも口があることが仇となり猫娘に真っ二つにされる二口女

フリーザのようなやられ方…

 

どちらかというと、縦に真っ二つにされてもぴんぴんしてるディオでした

 

妖怪城がある限り不死身の敵に苦戦する鬼太郎たち

そもそも、なぜこんなことをすると問う鬼太郎に対し、たんたん坊たちは

 

たんたん坊「封印による、長き眠りから目覚めてみれば、この世は人間の欲しいままに汚されゆがめられ、傷つけられていた」

 

人の愚かさ、身勝手さを説き

 

「人間を滅ぼすことがこの世界のため」と言います

彼らの意見、正直、そう思うこともあります

 

鬼太郎「今の傲慢な人間たちには、たしかに腹が立つこともあるさ」

鬼太郎さえ、たんたん坊に反論しません

 

ある種の人間に対し、「こんな奴ら生かしておく価値があるのか?」

「殺した方がみんな幸せになるじゃないか?」

そんな感情、私自身も持ったことがあります、ですが

 

鬼太郎「でも、そのやり口を真似て滅ぼそうとした時点で、お前らは人間と同等、いやそれ以下だ!」

 

そう、“これ”です

軽蔑する相手と同じレベルに堕ちてはいけない

堕ちたらそれこそ、その軽蔑する相手への「敗北」なのです

 

鬼太郎「僕は、自分と異なる者を認められない奴が、大嫌いだ!!」

盲目的に人間の擁護をするわけでもなく、

たんたん坊たちの言うことを否定するわけでもなく、

彼の信念として、「自分と違うからという理由での否定を許さない」

 

なんてかっこいいんでしょう

なんという身勝手、そしてなんというわがままな正義

 

相手が自分と違うから倒す、のではなく考え方が嫌いだから倒す

どこまで行っても子供の理屈、でもそれが鬼太郎なんでしょう

 

鬼太郎「体内電気!!」

「霊毛ちゃんちゃんこ!」

 

目玉おやじ「やったか!?」

いや、おっさんが年甲斐もなくアニメで現実重ねて感動してるのに、お決まりのネタで笑い取らないでくださいよ、親父さん

 

それ言ったら完全に相手の生存フラグじゃないですかー

妖怪城がある限り、どれほどの信念をぶつけても不死身のたんたん坊たち

 

そこに逆転の策を思いつく鬼太郎

 

鬼太郎「猫娘! あの子の電話に!」

父譲りの機転で、猫娘に策を伝える鬼太郎

 

鬼太郎「そーこーかぁーー!!」

足元からかすかに聞こえる呼び出し音に、ちゃんちゃんこパンチで地面を砕く鬼太郎

 

本当に鬼太郎の、いえ作中で最強の武器にして防具ですね、霊毛ちゃんちゃんこ

 

鬼太郎「しっかりしろ!」

柱を砕き、マナを受け止めます

 

まな「鬼太郎…やっぱり、来てくれた」

ずっと信じてたんだなぁ…

正直、前回で猫娘と仲良くなり過ぎないか心配してたんですが、まなはずっと鬼太郎を想って待ってました

 

二口女「よくもーーー」

猫娘「それはこっちの台詞よ」

一閃!

 

“一反木綿パチンコ”で子泣き爺を飛ばし、かまいたちも撃破!

パチンコって今の子、知ってるかなぁ?って思ったけど「ワンピース」のウソップが使ってるから知ってますよね

 

実物見たことや、そして撃ったことはあまりないかもしれませんが

私は子供の頃、作って石を撃ったことあります。蜘蛛とか、虫を撃って喜んでました

 

鬼太郎「指鉄砲!」

敵リーダーのたんたん坊も

 

たんたん坊「馬鹿な…我らがやられる…だ、と?」

その野望も、不死身っぷりも、そして断末魔まで、いい悪役でした

 

まな「ごめんなさい! 鬼太郎の言う通りだった、私勝手に首を突っ込んで…結局迷惑をかけちゃった」

猫娘「待って、謝る必要ある? まながいたから倒せたのは間違いないわよね」

思ったことをまーんま猫娘が言ってくれました

もし取り込まれたのがまなじゃなかったら、この戦いどうなっていたことやら

 

目玉おやじがまるで道徳の授業のようなことを言いましたが、私昔はこういう綺麗ごとが大嫌いでした

道徳の授業だけ寝ていて職員室に呼ばれて教師に説教されました

 

でも今は目玉おやじの言うそういう綺麗ごとも心の片隅に持ってないと誰かを不幸にする本当に不幸な人間になる、そんな風に思います

 

まな「あのっ! 私、もっと妖怪のことも鬼太郎のことも知りたいの! だから、こんな私だけどちゃんとお友達になってください!」

いつか鬼太郎にこんな日が来てほしかった、そんな表情の目玉おやじ

 

鬼太郎「仕方ない、目を離すと君はどんどん危険なところに行きそうだからね」

素直じゃない言い方ながら、まなを友人と認め手を繋いだ鬼太郎

 

鬼太郎「まな」

あまりに嬉しかったんで冒頭で貼った画像だけど、もう一回貼りましょう

 

この物語は、鬼太郎という「子供」の成長物語

そんな感じがしました

 

全体的な感想としては、さっきちらっと書いたように第2話でまなと猫娘が仲良くなりすぎてたので、妖怪と人間の垣根があっさり崩れそうでなんだかなぁと心配してたんですが、その辺かなり深くやってくれました

 

そして、たんたん坊たちのような主張をする妖怪は、これからもいっぱい出てきて、1980年代とはまた違った「妖怪の言い分」にも期待したいところです

 

このキャラも不気味な暗躍を続けそうですし

単なる勧善懲悪じゃない、子供も楽しめつつ、自分みたいな大人も深読みしまくりで楽しめるアニメです、「ゲゲゲの鬼太郎」

正直、感想書いててすごく楽しいアニメだと思ってます

 

次回 第4話「不思議の森の禁忌」

1話で出てきた、お祖母ちゃんから鬼太郎の話を聞いたあの男の子が鬼太郎の住んでいる森に来るようですね

たしか「裕太」くん、でしたっけ名前は

 

では、ここまで!

 

せっかくなので、「マナ」という言葉を含めた「また来週」という挨拶で締めます

hasta la proxima semana!